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本と所変わればに関するHebiのブックマーク (15)

  • 藤原正彦『国家の品格』

    藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日はこれが廃れてしまった。 日はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす

  • 日々雑感 ローマ人の物語

    史学雑誌「回顧と展望」に、おっ、と思うところがあったので採り上げてみる。歴史学の研究抜きに歴史を語る例のささやかな事例のひとつかもしれない。これをどうこう批判するよりも、歴史学はどうあるべきか、立ち止まって考えてしまう今日このごろ。自分たちこそ正統だ!では済まされない何かがあるような。 塩野七生『ローマ人の物語』(新潮社)について一言しておきたい。多くの研究者のこのに対する態度は、「あれは小説だからエンターテインメントとして読まれるぶんには結構」というものだろうが、書店や図書館ではこの歴史の棚に碗べられ、学生や市民講座の受講者から聞いたところでも、歴史書として読まれているようである。評者は既刊の全巻を通読してみたが、誤りや根拠のない断定が目に付き、ときには「聞き捨てならない」発言もある。こののもつ影響力の大きさを考えれば、「あれは小説だから」で済ませてしまうのではなく、一度きちんと

    Hebi
    Hebi 2006/12/27
    階段を上るための本の不在。「物語」の力をうまく生かした入門書が作れないものかという/歴史が解釈の問題でしかないなら、そのしばりの中でどういう手続きで信用性を担保しているかを面白く読ませて欲しいんだけど
  • セブン&アイの総合通販サイト|オムニ7

    Hebi
    Hebi 2006/07/18
    >各種の伝統文化、宗教活動、さらには障害者などの「弱者」などについて「うまいしくみ」を作るには、「経済学」を使うのが一番だ! 社会を見る目が一変する本。
  • 漫画イ・ユジュン 原作イ・ヒョンソク『軍バリ!』 - 紙屋研究所

    漫画イ・ユジュン 原作イ・ヒョンソク『軍バリ!』 うむ、面白かった。 ルポとしての面白さだ。 甲斐性なしのダメヲタクの韓国青年が、「国民皆兵」である韓国の徴兵制によって軍隊に入る話だ。 漫画としての手法はいたって単純で、日を追って体験することを順番に描いていく。これが功を奏している。日の読者は、主人公キム・ジンの入隊を少し高い上空から観察するように、韓国の徴兵制というものを理解していくことになる。非常にわかりやすい。 入隊におびえてネションベンをするキム・ジン。水着のキャラのフィギュアを「わーっかわいい」と愛でた直後に「クソー! 女のコはいいなぁ 軍隊に行かなくていいんだもん! 父さん 何で僕を男に作ったんだよ!!」と泣き崩れるキム・ジンの様子は、「もしもいま日に徴兵制がしかれたら……」という設定にほとんど近いものがある。この段階で、日の読者は「まったくの異国の話」という気がしなくな

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    Hebi 2006/05/16
    ?>彼は軍隊を体験することで「ミリタリーマニア」として夢想する戦争と、現実の「軍隊」のギャップを痛感し、「違うな!」と思ったという。宮台がそれをフォローして、そのリアリズムが過激な国粋主義を防止してい
  • Amazon.co.jp: 読み書き障害の克服―ディスレクシア入門: Bev´e Hornsby (著), 直行,苧阪 (翻訳), 久子,藤原 (翻訳), 満里子,苧阪 (翻訳): 本

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    Hebi 2006/04/12
    英語と日本語では事情が異なるという指摘が
  • メディアのなかで自分を見失う料理 - ザ大衆食つまみぐい

    気どるな、力強くめしをくえ!「大衆堂の詩人」といわれた、後期高齢ステージ4癌男、エンテツこと遠藤哲夫のブログ。 江原恵さんの著書に『辰巳浜子 家庭料理を究める』がある。リブロポート、シリーズ民間日学者の28、1990年刊行。江原さんは、辰巳浜子の娘さんの芳子さんにも取材して、これを書いている。辰巳浜子さんは、かつて1960年前後からNHKの「きょうの料理」などで活躍した人だが、当時は料理学校やプロの料理人が「料理の先生」であったなかで、めずらしく主婦から「料理研究家」になった人だ。 このの脇のおもしろさは、ただの一人の主婦がメディアに登場しを出版するようになるにしたがい、変わっていくところだ。 辰巳浜子さんの出版デビュー作である1960年『手しおにかけた私の料理』と、それから10年以上過ぎた1973年『料理歳時記』を、江原さんらしく詳細に比較検討している。そして「しかし料理家として

    メディアのなかで自分を見失う料理 - ザ大衆食つまみぐい
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    Hebi 2006/03/28
    必ずしも悪いとは思わないけど、こういう視点は面白いなぁ。/「これこれこういう事を扱う際はこのくらいの視線の高さが適当」という規範が各人のなかにあるって事になる。
  • 杉浦由美子『オタク女子研究』

    杉浦由美子『オタク女子研究』 副題に「腐女子思想大系」とあるように、腐女子の「思想」「生態」「日常」について書いたものである。 このサイトを読んでいるような廃人すばらしい人たちの中には「腐女子」とは何か知らない人はいないと思うが、念のために言っておくと、「やおい」や「ボーイズラブ」を愛好する女性オタクの自嘲的自称のことだ。 「やおい」は、すでにある漫画やアニメなどの著作物などを男性同士の恋愛に変換した「パロディ」(翻案もの)のことで、「ボーイズラブ」は、男性同士の恋愛を描いた創作のことである(もちろんこれとちがう定義もありうるが)。 「腐女子の生態」の章では、男オタクにとっての聖地であるアキバにたいし、腐女子の聖地であり「やおい」や「ボーイズラブ」が大量販売されている東池袋の状況とそこに集まる人々の「生態」をルポする。 つづく「腐女子の思想」の章では、腐女子が愛好している「やおい」「ボーイ

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    Hebi 2006/03/27
    オタクだって腐女子だって色々いるに決まっているんだから、「それはちがう!」って思った人はどんどん反論すればいい。/パブリックイメージの確立を巡って権力闘争と化す可能性はあるにせよ。
  • オンライン書店ビーケーワン - 受け・攻め・萌えで世界を語れ!『オタク女子研究 腐女子思想大系』の著者・杉浦由美子氏に聞く

    Hebi
    Hebi 2006/03/19
    たしかにこのあっけらかんとした開き直りっぷりは似ている>裏コンセプトは「『負け犬の遠吠え』を『腐女子』でやる」/中島梓あたりと比べると隔世の感が
  • 僕の考えるブログ文章術 第8回:きみの世界とぼくの世界は同じじゃない - mhkのブログ

    米光一成さんの連載「ブログ文章術」:http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/979930/ バックナンバー: 第1回:あなたのいるべきばしょはブログじゃない 第2回:正しいブログのやめかた 第3回:べつにmixiはパーティーじゃない/ブログという場は存外厳しい 第4回:叩かれると痛い 第5回:誤読は止められない 第6回:向上心が低い 第7回:他人の過去を掘り起こさない 前回のエントリ内で、id:manameさんを、namameさんと誤表記しておりました(現在は訂正済みです)。謹んでお詫び申し上げます。ウェブ拍手にてご指摘くださった方に感謝。 他人の目 「いや。信じてくれたまえ、スミルノフ。あれはそれ以上のものだ。ちがった目で見た世界はもうおなじ世界ですらないかもしれんぞ。ぼくはこう考えている。われわれが一つと見なしているものは、実は数十億のちがった宇宙で、ど

    Hebi
    Hebi 2006/03/14
    『九百人のお祖母さん』は面白そうだ。/この感覚がよく分からない>3~4年前ならばウェブで書けた内容を推敲なしで載せているのがmixi日記というのが現在の個人的な感覚
  • ハリーポッターと「ポリティカルコレクト」の差別性 - umeten's blog

    さすがにこれはどうするかな、と思って少し興味津々でいたのだが、なんとも意味深なオチになった。 ハリーポッター第六巻のタイトルの話である。 原題『Harry Potter and the Half-Blood Prince』 直訳すると、『ハリーポッターと混血のプリンス』。 仮題の時点ではこのままだったので、もしやと思ったが、やはり、決定稿では、「ちきゅうにやさしい」もとい「政治的に正しい」配慮が施されたようだ。 超訳『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 「混血」という単語にその表現の差別性を見取っての、主要読者層に対する「教育的配慮」であったのかも知れないが、ところがどうして原題ではそのまま「Half-Blood」となっているのだ。 なぜわざわざ、不要にも思える改変が加えられたのだろうか。 大人好みのイマドキの神話たるグローバルスタンダードとは、あくまで経済活動の面にのみ適用されるべきもので

    ハリーポッターと「ポリティカルコレクト」の差別性 - umeten's blog
  • 人生の夕映え - 愚智提衡而立治之至也

    新版『図書館の発見』を特徴付ける3つの志向として,先ほども挙げた宗教的な信念,党派的な発言,そして自説への妄執を指摘しておく. 「宗教的な信念」とは,公共図書館および書籍を物神化し,読書(もしくはその背景としての教養主義)を絶対善とし無謬なものとする姿勢を指す.例えば,次のような箇所.「図書館へ入ったとき,誰でも,に囲まれた空間のすがすがしい空気に,背筋の伸びる思いがするのではないだろうか」(14頁)僕はこの箇所まで読み進んで,思わずを放り出して読むのをやめようかと思ったくらい恥ずかしかったことを告白する.ここにあるのは,もはや読書を絶対的な「善」とし,その価値を煽動する宗教指導者の姿に他ならない. あまりにも「人」に寄りかかりすぎている司書への評価にしても,同様である.前川の言(105頁以降)に従えば,目録も分類もインターネットも知らなくても,専門職としての「図書館司書」は成立し,務

    人生の夕映え - 愚智提衡而立治之至也
    Hebi
    Hebi 2006/02/06
    ○○学と党派性は不可分なのかなぁ…純技術的な領域はともかく人文的要素が入ったとたんに専門知識はいきぐるしい人間関係抜きでは語れなくなる。
  • http://smartwoman.nikkei.co.jp/toukou/apps/s_cforum/topic_list.cfm?TYPE=DISPLAY&ForumID=788&TopicID=11124&Page=6

  • 「ふつうの人」と「2.0な人」の違い | 九十九式

    先日、はてなブックマークはおかしい!という意見がありました。はてなブックマークユーザーの行動は、ソーシャルブックマークの利用者として適切ではない、という論旨です。ここでははてなブックマークの是非自体については触れないんですが、その言及周りで『趣味WEB』徳保さんが 「自分」からみて「つまらない」ものが人気上位に登場すると、即座に「このランキングはおかしい」と断定する人が出てくる。そして「ランキングをおかしくしているのは**だ!」みたいな犯人探しが始まる。ReadMe! でも何でもそうなんですけど。(はてなブックマークはここがすばらしい!) と仰っています。この辺にちょっと反応するんですが、これって以外とふつうの反応なんですよね。例えばテレビで嫌いな芸能人が出てきた時だって、「何であんなやつに人気があるのかわからん!」と怒る人はよくいます。徳保さんのように達観できる人は、実はそれほど多くない

    Hebi
    Hebi 2005/12/30
    まんま『チーズはどこへ消えた?』じゃないですか。/『バターはどこへ溶けた?』とか『ひまわりの種は誰が食べた?』的な人も共存できてこそロングテールの面目躍如なんでは。
  • 研究者のメディア活動について

    はじめに 私は、東京大学に教員として籍を置き、専門論文以外の一般書を上梓しています。研究以外のこうした活動は「副業(または趣味)」ですから、皆さまからしばしば叱責いただきます。機会あるたびに私は立ち位置を明確にしてきましたが、その過程で、類似した叱責(ときに励まし)を繰り返しいただくことに気付きまして、ページにまとめることにしました。 まず申し上げるべきことは、私は研究中心の生活を大切にしていることです。なぜなら、私は 1.なにより研究が好きである 2.大学に雇用されている立場である 3.国家から研究費を委託され、科学を遂行(代行)している立場である からです。 こうした理由から、私は 1.テレビやラジオへの出演や企画・監修は限られたものだけにしています 2.や寄稿の大半は基的に自分では書いておりません (ほとんどの場合、講義・対談・取材を文章化したものです) なぜなら、できるだけ多

    Hebi
    Hebi 2005/11/13
    ここで言ってるのは『進化しすぎた脳』とか『海馬』の事?『最新脳科学が教える高校生の勉強法』とかは?
  • 2005-02-22

    テレワークがオタクのドキュメンタリーを作るらしいという話をメモしたところ、 ゲームセンターに明日はあるの? 憤懣やるかたないとはこういう事か。 http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20050220#p1 Hayashidaさんという人が、この件に触れている人たちは「日テレワーク」がどういう会社かをわかってないので書いているのではないか、歴史感覚が無いといって怒っていた。 絶叫機械+絶望中止 オタク歴史認識 http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20050222#p1 こちらでも話題にされていたので反応してみる。 日テレワークを野田昌宏の会社だというのは知っているけど(辞めたのはHayashidaさんの指摘で知った。Wikipediaの解説を見たら、まだ社長となっていたので修正)、オタクドキュメンタリーが企画されていると

    2005-02-22
    Hebi
    Hebi 2005/02/22
    世論とネットはたいてい乖離してるのに、そのなかで世論にまで達するものの違いが気になる。
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