今回は予定を変更して、緊急のご報告をさせていただきたい。筆者は10月初旬より「mstmp」というファイル名のウィルスに悩まされていた。このウィルスが発見されてから3週間近くが経過しているにもかかわらず、2010年10月26日現在でインターネット上に情報が公開されているのはトレンドマイクロ社のブログ(該当サイト)のみである(その後、JPCERT/CCによる注意喚起と東京SOCによる報告も公開)。 実は、このウィルスの感染ルートに関する公開されていない最新情報を、筆者および共同で今回の事案に対応した人たちとの間で保有することができた。このウィルス発見の初動から、ウィルスの感染経路を探っていく過程で非常に貴重な体験をした。今回は、その経験と併せて、この新種のウィルスの技術情報をITpro読者と共有していこう。 まずは、今回の事案について判明した事象、そしてその時に筆者がどう考えて何を行動したかを
民主党やホンダなどの大手サイトが、ガンブラーによって次々と改ざんされている。表示しただけでウイルスに感染する可能性があるので、徹底的な対策が必要だ。 特に自分でブログなどを開設している人は警戒したい。(テクニカルライター・三上洋) 民主党、ホンダ、JR東日本など大手サイトが改ざん被害 民主党東京都総支部連合会のウェブサイトも改ざん被害を受けた。12月25日から1月4日にかけて改ざんされた状態にあり、閲覧した人はウイルス感染している可能性がある 前回の記事「ガンブラーウイルスが猛威…JR東サイトも改ざん」でも紹介したように、ガンブラー(Gumblar、別名GENOウイルス)と亜種のウイルスによる被害が急拡大している。昨年12月からの被害だけでも、JR東日本、民主党東京都総支部、本田技研、モロゾフ、ハウス食品、信越放送、ローソン、京王電鉄などの大手企業サイトが改ざんされた。また、検索サイトの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く