業界に衝撃を与えるゲームがリリースされると他社から影響を受けた新作が出るのは世の常だ。2010年代のゲームの一部を挙げても「ダークソウル」シリーズや『The Witcher 3』、『ハースストーン』から『Slay the Spire』、「PUBG」などフォロワーを生み出して一つのジャンルと化したタイトルは数知れない。 ただ、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、BotWと表記)は革新的な傑作として評価されながらもフォロワーが出るまでに時間がかかった。ひとつ目の理由として、オープンワールドを作れる企業が大手や一部のスタジオに限られているため。ふたつ目には「BotWの何が素晴らしくて、何が本質なのか」の解答が人によって全く異なるためだと思われる。 例えば、筆者はBotWが「自分は天才だ!」と感じる”ひらめき”の快感をプレイヤーに与えるゲームだと考えている。そのために「シナリオの束
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