東アジアの平和と安定という共通の目標に向け、日米韓の連携を強化していく必要がある。 シンガポールで開かれた国際会議に合わせ、3カ国の防衛相会談が開かれた。北朝鮮が発射したミサイルの情報を即時に共有する仕組みを、年内に稼働させることで一致した。 韓国はミサイル発射直後の状況、日本は自国に近い海域や空域での軌道を把握できる。だが、これまで日韓間の情報のやりとりには時間がかかり、発射されたミサイルの数などの説明が食い違うこともあった。 瞬時に情報共有できるようになれば、こうした問題は解消されるはずだ。全国瞬時警報システム(Jアラート)の発令の迅速化や、精度向上も期待される。 北朝鮮は核・ミサイル開発を加速し、「軍事偵察衛星」の運用にも意欲を示している。脅威が増大する中、日米韓の対処能力の向上は待ったなしだ。 連携強化には日韓の信頼関係の再構築が欠かせない。両国の防衛当局間には、2018年の韓国軍
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