きょうは「こどもの日」です。すべての子どもが自分らしく、幸せになることを願う日です。 この願いを実現するための「こども基本法」が先月、施行(しこう)されました。子ども本位の政策を作るよう定めています。 元になっているのは国連の「子どもの権利条約」です。日本は30年近く前に条約を受け入れましたが、その内容をまとめて反映させた法律はありませんでした。 基本法で大事にすべき考え方として最初に掲げられたのは、すべての子どもが大切にされ、人権を守られることです。子どもが意見を言う機会を確保することも求めています。 そうした考え方は、日々の生活とどのように関わってくるのでしょうか。 自分たちで作った校則 埼玉県神川(かみかわ)町の神川中学校の取り組みを紹介しましょう。 生徒会は一昨年、全校生徒にアンケートを実施し、髪形や衣類の色などについて厳しく定めていた校則への不満が多いことを知りました。 先生たち
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