ロシアと北朝鮮が戦略面での連携を拡大している。国際社会を脅かすような行動は許されない。 ラブロフ露外相が訪朝し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記、崔善姫(チェソニ)外相と会談した。金氏との会談は1時間以上に及んだ。 北京での中露首脳会談に同席した直後の訪朝であり、米国への対抗姿勢を印象づけた。ラブロフ氏は会談後の記者会見で、朝鮮半島周辺での日米韓による「軍事活動の激化」を批判し、中国を含む3カ国で対応する構えを見せた。 露朝外相会談では、朝鮮半島を含む北東アジアに限らず、「さまざまな地域」の問題で共同行動を強めることが確認された。 ロシアによるウクライナ侵攻が念頭にあるとみられる。先月訪露した金氏はプーチン露大統領との会談で侵攻を「正義の偉業」とたたえ、蜜月ぶりを誇示していた。 米国は、北朝鮮からロシアへの武器や軍需品の大量輸送を衛星写真などで確認したと発表した。先月から今月にかけ