同僚が担当先についてブツブツ小言を言っていた。 どうやら破産した担当先についてらしい。 話を聞いてみると、その会社の代表者は倒産歴があるとの事。 つまり二度目の倒産というわけである。 「倒産歴のある社長に何で金を貸すのかね」というのが、彼の疑問であった。 難しいところだ。 アメリカでは、倒産歴はむしろ歓迎されると聞いた。 一度失敗しているから、経験を積んで学んでいるとプラス評価されるらしい。 だが、日本では否定的に捕える風潮が強いと思う。 そう言えば、先日社内で回覧されてきた帝国ニュースだったかの記事にも、同じような趣旨の記事が載っていた。 趣旨としてはやはり否定的で、一度倒産を経験すると、二度目の抵抗がなくなるというものだった。 つまり二度目は失うものがないから、簡単に倒産させてしまうという論旨だ。 どちらの言い分ももっともだと思う。 どちらが正しいとも言い難い。 例えば起業した若者が、