1989年に中国 北京で起きた天安門事件で失脚した、趙紫陽総書記の秘書を務め、政治改革の必要性を訴え続けた改革派の重鎮、鮑※トウ氏が亡くなりました。90歳でした。 鮑※トウ氏は、1989年の天安門事件で民主化を求めた学生や市民に理解を示し、失脚した趙紫陽総書記の元秘書で、共産党の幹部として政治改革を進めました。 鮑氏は、国家機密を漏えいした罪などで懲役7年の判決を言い渡され、出所したあとも当局の厳しい監視を受けながら、香港や外国のメディアを通じて事件の真相を公表するよう求めるとともに、政治改革の必要性や共産党の一党支配の問題点を訴え続けてきました。 メディアへの締めつけが強まる国内では、その発言が広く伝えられることはありませんでしたが、鮑氏は改革派の重鎮として、言論の自由や民主化などを求める人たちの精神的な支えとなってきました。 家族によりますと、鮑氏は、ことしに入ってから体調を崩し、北京
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