都立虫類研究所は、先月北海道で捕獲されたナメクジが、従来のどの種にも属さない新種であったと10日発表した。このナメクジは特殊な体液を分泌することにより、最高時速36kmで高速移動できるという。 先月18日、北海道利尻島に住むナメクジ愛好家の男性が捕獲した。このナメクジは一般的なナメクジと異なる甘いにおいを発していたことから、同研究所に鑑定依頼があった。 研究所では、このナメクジのDNA鑑定を行うとともに、観察を開始。体長や色は普通のナメクジと変わらないが、体表から分泌される体液の成分が全く異なっていることが分かった。さらに分泌液の成分を詳しく調べた結果、地面と体液が接する部分に特殊な潤滑性の液体層ができ、この層の上をアイススケートのようにすべりながら移動することが明らかになった。 実際に水平なプラスチック製の机にこのナメクジを置いて、自由に歩かせたところ、最大秒速10mで移動することを確認
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