山東省で公演された抗日舞台劇「一馬三司令」(2019年10月26日撮影、資料写真)。(c)CNS/董乃徳 【7月29日 東方新報】中国政府が「トンデモ抗日ドラマ」の禁止を放送業界に通達したことが、中国で話題を呼んでいる。この十年来、中国の市民が「抗日神劇(ありえない抗日ドラマ)」と名付ける作品が増えて問題になっているが、今年の夏が抗日戦争勝利(第2次世界大戦終結)75周年の節目を迎えることから、あらためて通達を出した。 中国の映画・ドラマなどを管轄する国家広播総局は7月16日付で「抗日戦争、朝鮮戦争、新型コロナウイルスとの戦いをテーマにした作品」などについて通達を出した。終戦75周年を迎える抗日戦争、今年で戦争勃発から70周年となり中国も参戦した朝鮮戦争、そして今年の最大の出来事である新型コロナウイルスについて、「市民の精神を高揚する」作品を制作するよう求めると同時に、抗日ドラマについては
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