プリントアウトした写真をまじまじと見ると、完全に貫禄負けしている。年齢は、ぼくが49歳なのに対して彼女は25歳。ぼくの半分しか生きていないのに、「いいわよ、ついていらっしゃい」とでも言わんばかりのアネゴ的雰囲気に満ち満ちている。 いまや世界ナンバーワン・セレブと言われるレディー・ガガ。来日中の彼女にインタビューするという企画提案が持ち込まれた時、「おもしろい、やってやろうじゃないか」と勢い込んで飛びついたくせに、小心者のぼくは、すぐに不安になった。レディー・ガガって、体に生肉を巻いたりするあの人だよな。歌は耳にしたことはあるけれど、正直、マドンナみたいな歌、程度の認識・・・。インタビュー日程が確定し、近づいてくるにつれ、これは、中年おじさんが最も苦手とするタイプのインタビューではないかと、実はだんだん気が重くなってきた。 こうなったら敵?をよく知るしかない。最新のアルバムを入手し、くり返し