1日に死去した漫画家鳥山明さんは、集英社「週刊少年ジャンプ」に「Dr.スランプ」で連載デビューし、世界的な人気漫画となった「ドランゴンボール」でジャンプの絶頂期を支えました。鳥山さんの才能を見出し、作品を世に送り出したジャンプの元編集者、鳥嶋和彦さんの2017年のインタビューを再掲します。後半では、紙面には収まりきらなかったエピソードもあったインタビューを一問一答形式で紹介します。(記事は2017年10月1日東京新聞朝刊掲載、年齢・肩書はいずれも当時)
8月31日からネットフリックスで配信がスタートした実写版『ONE PIECE』。それに先駆けて、本作の製作総指揮も務めた原作者の尾田栄一郎に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビュー。『ONE PIECE』キャラクターの成り立ちや主人公ルフィのキャスティング、実写化を受け入れるきっかけとなった作品などについて聞いた。 ──『ONE PIECE』という、社会現象となるほどの大人気マンガ・アニメシリーズを実写化するにあたり、何が大事だと思われますか? マンガの実写化は、原作を逐一再現していけばいいというものではないんです。原作のファンが、キャラクターやそれぞれの関係性の何を愛しているのか。これを真剣に考えて、ファンの愛する要素に忠実であることがとても大切です。 優れた実写化作品は、ストーリーをそれほど変える必要がないんです。原作の読者が納得するような形で、役者がキャラクターを再現できるのが
『ハコヅメ』の泰三子による新連載『だんドーン』がスタートした。日本の近代警察を作った男・川路利良の目を通して幕末から明治を描いていく。 この記事は、いわゆる“新連載開始にあたっての著者インタビュー”ではない。昨年10月から連載開始予定だった『だんドーン』がおよそ8ヵ月遅れた理由を、著者の泰が自らの言葉で語りたい、と提案して生まれた記事だ。 理由となった突然の悲しい出来事について、家族について、日々の生活について、気持ちの変化について──泰がどこまでも正直に、正確に言葉にしていくうちに、作家としての姿勢、また本作にかける熱い思いが見えてくる。 (取材・文 門倉紫麻) 読者の方に、誠意を持って お話ししたかった 「連載開始が遅れた理由について説明する場を持たせていただきたいです、と私から編集部にお願いしました」 この記事は、『だんドーン』の内容や描くきっかけを語る、いわゆる新連載インタビューで
実話BUNKAタブー2023年7月号 5/16発売 通常毎月16日コンビニ・書店で発売 特別定価670円(税込) ▼性を売る女子と性を買うおっさんと性を売らせるホスト 歌舞伎町とSEX▼ジャニーズのメディア支配を崩壊させた文春の戦略▼いい人キャラHIKAKINは本当に聖人なのか▼秋篠宮家が国民から反感を買っている理由▼朝ドラ美女たちの性欲らんまん私生活▼日本がイジメ社会になったのはダウンタウンのせい▼山上徹也を英雄視したせいで岸田首相襲撃が起きたというデタラメを鈴木エイトが斬る▼売春相場の真相2023▼少子化対策の子育て世帯支援は無駄金なので今すぐ止めるべき▼任天堂VSソニー 圧倒的にソニーの勝ち▼ラーメンチェーン激マズ店決定戦▼富裕オタク暇空茜に直撃インタビュー ほか ●連載中『ロマン優光の好かれない力』は「田村淳と室井佑月が攻撃的すぎて心配」 実話BUNKA超タブー2023年5月号 コ
プリンスが急逝してから早5年――今もなお、世界中のアーティストやリスナーを虜にしている孤高の天才が、2010年にレコーディングしたものの、お蔵入りにしていた“幻のアルバム”『ウェルカム・2・アメリカ』が、11年の時を経てリリースされた。そこには、彼が長年頭を悩ませてきたマスメディアによる情報のコントロールや人種差別、偏見に対するメッセージが込められており、今私たちが直面している問題を再度見つめ直すきっかけを与えている。 プリンスを愛し、彼から受けた影響を自身の作品に色濃く投影させているのが、『ジョジョの奇妙な冒険』の漫画家・荒木飛呂彦だ。プリンスの大ファンで知られる荒木は『ウルトラジャンプ』で2011年6月号から連載が始まった第8部『ジョジョリオン』の歴史に幕を下ろしたばかり。現在『ジョジョ』ロスが全国で広がっているが、そんな彼にプリンス愛を語ってもらおうと取材をオファーしたところ、「プリ
『初代ポケモン』マサラタウンのジオラマを画用紙で作ってみた! ストップモーションで描かれる表現に「立体なのがなんか感動する」「わくわくする」の声 海外でバズり中のボカロ曲「ヤババイナ」楽曲配信開始!初音ミク、ずんだもん、重音テトの破茶滅茶なMV映像に「中毒性やばい」「何度も聞きにきたくなる」の声 久米田康治先生のマンガは、最終回に衝撃的な「どんでん返し」が起こるという特徴がある。 『かってに改蔵』の連載終了当時、数年に渡るギャグ展開を全てひっくり返すような突然のシリアス最終回が波紋を呼び、話題となった。 『さよなら絶望先生』はショックを受けるほどの暗いラストに、久米田先生が「最終回は連載開始前から決めていた」と語ったのも相まって、筆者もリアルタイムで読んでいて背筋が凍ったのをよく覚えている。 そして、先日に完結した最新作『かくしごと』は、最終回で作品全体に仕掛けた大きな伏線を回収するという
『黒博物館 ゴースト アンド レディ』藤田和日郎インタビュー 青年誌では情報量を制限している!? 「少年誌の巨匠」が見た「青年誌の世界」 2016ランクイン作家インタビューモーニング藤田和日郎黒博物館 ゴースト アンド レディ 2016/04/16 人気漫画家のみなさんに“あの”マンガの製作秘話や、デビュー秘話などをインタビューする「このマンガがすごい!WEB」の大人気コーナー。 今回お話をうかがったのは、藤田和日郎先生! 人気作『黒博物館 スプリンガルド』連載終了から7年ぶりに発表された『黒博物館 ゴースト アンド レディ』。『このマンガがすごい!2016』第3位にランクインし、今回、藤田和日郎先生にインタビューする機会を得た! 前回、「『このマンガがすごい!』は不愉快!」という話から始まる波乱に満ちたインタビューと、第2弾では『黒博物館 ゴースト アンド レディ』の主人公「ナイチンゲー
日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します 〝麻雀漫画〟。スポーツ漫画やグルメ漫画に比べると、作品数は多くない。理由は明瞭。マージャン自体に興味がない人や知らない人は、読まないため。しかし漫画は、そういった人への導入にも最適な日本が誇る表現方法である。その麻雀漫画の中で、数々のヒット作を世に送り出してきた漫画家・片山まさゆき先生に仕事論を聞いた。 片山まさゆき(かたやま・まさゆき)プロフィール 1959年、千葉県生まれ。B型、牡牛座。明治大学文学部中退。漫画家。《ぎゅわんぶらあ自己中心派》《打姫オバカミーコ》他著書多数。好きな役は混一色とリーチと七対子。 麻雀を始めたきっかけ 愛くるしいキャラクターを紡ぎ出し、麻雀漫画というジャンルに斬新な風を吹き込み続ける片山先生。漫画家であると同時に《
コミックナタリー Power Push - 大月悠祐子「ど根性ガエルの娘」 国民的人気作品の影で起きた家庭崩壊 実の娘が描く、父の苦悩と再生への道 老若男女を問わず幅広い世代に知られる、国民的人気作品「ど根性ガエル」。その作者・吉沢やすみがマンガを描くことに追い詰められ荒れていく様を、実の娘・大月悠祐子が描く「ど根性ガエルの娘」が話題を呼んでいる。 コミックナタリーでは単行本1巻発売のタイミングに合わせて、この衝撃作を描くに至った経緯を大月に取材した。また家族からのメッセージと、マンガ家として活躍する夫・大井昌和の視点から描く舞台裏マンガ「ど根性ガエルの娘の夫」も併せて掲載する。 取材・文 / 淵上龍一 現実が落ち着かないことには、マンガもオチがつかない ──「ど根性ガエルの娘」では、借金、家庭内暴力、ギャンブル依存症に失踪と、お父さんとご家族の間に起きた実際の話を描かれています。発表する
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』! 記念すべき50回目の今回は、講談社「ヤングマガジン」で、『砂の栄冠』を連載中の三田紀房さんが登場してくれました。 『砂の栄冠』は、の爽やかなイメージの裏側に隠された本当の姿に焦点を当て、そのイメージを利用しながらしたたかに甲子園を目指すという、これまでにはなかった野球漫画。 今回は三田さんが本作の取材で知ったの裏側や、『砂の栄冠』の今後など、気になるテーマについてたっぷりお話を伺いました。 野球ファン、野球漫画ファン、必見のインタビューです。 ■の監督に人格者が少ない理由 ―今回は、三田さんが現在、講談社「ヤングマガジン」で連載している『砂の栄冠』についてお話を伺えればと思います。この作品は「そこそこの成績を残せればいい」と思っていたのキャプテンが、支援者から1000万円という現金を託されたことで、本気で甲子園を目指すとい
群雄割拠の漫画界で、異色の存在感を放つ山田芳裕『へうげもの』(講談社『モーニング』連載中)。武勲はイマイチな武将・古田織部(1544〜1615)がやきものと茶の湯に魅せられ、破格の「へうげる=ふざける / おどける」感性で独自の価値観を極める物語だ。笑いも涙も野望も抱え込んでの熱いドラマが繰り広げられる中、クラブ界の大御所DJ・小林径との乙なコラボ盤『Kei Kobayashi×へうげもの=数奇國』が発売された。山田からのリクエストに対し、ジャンルを越境する手さばきで、小林が『へうげもの』ワールドを大胆解釈した一枚だ。 実は小林径、現代アート好きから始まり、無類の茶の湯・やきもの好きでもある。そこで今回は、アルバム誕生の背景はもちろん、DJと茶の湯の共通点(!)、『へうげもの』の舞台である安土桃山時代から今の日本を眺める視点で語ってもらった。さらにインタビューのフォロー役として、『へうげも
コミックナタリー PowerPush - 謝男 シャーマン 「俺はいつも、強さとは何かを描いてきた」土下座哲学を打ち立てるまでの経緯を語る 板垣恵介の最新作「謝男 シャーマン」の1巻が発売された。新任教師が生徒のトラブルや悩みを土下座(座礼)で解決していくという、異色の学園ドラマだ。 しかし板垣が「土下座マンガ」を手がけるのはこれが初めてではない。企画・全面協力が板垣、作・画がRINという複雑なクレジットで立ち上げた「どげせん」という作品があり、それを終了させて仕切り直したのが、この「謝男 シャーマン」。「バキ」シリーズを終え土下座マンガに全力を注ぎ込む板垣の仕事場を訪れ、ここまでの経緯と作品に込められた哲学について語ってもらった。 取材・文/井上潤哉 編集・撮影/唐木元 「どげせん」騒動とは何だったのか ──きょうお聞きしたいことは主にふたつです。ひとつは「バキ」の板垣さんがなぜいま土下
週プレNEWS TOP > ニュース > エンタメ > 『ミスター味っ子』!『将太の寿司』!! グルメ漫画の人気作家・寺沢大介「官能に訴え、生理的な快感を描く」 『ミスター味っ子』で“グル漫”(=グルメ漫画)の歴史にひとつの王道をつくった寺沢大介氏。作品の裏側にある“食の表現”に対する並々ならぬこだわりをとくと見よ! ■最初は料理漫画の描き方がわからず…… ―まず、漫画家になったきっかけから教えてください。 寺沢 もともと漫画は好きで大学時代から出版社に持ち込みをしてました。賞にも引っ掛かりはするんだけど、結局佳作止まりで……。「漫画家はダメかな」と思って、単純に絵を描くイラストレーターの仕事を始めたんです。でも26歳のときに突然体を壊して……。田舎に帰ったら仕事がこなくなっちゃった。親には「ちゃんと就職してくれ」と泣かれるし。じゃあ、もう一回だけ漫画をやってみようと『週刊少年マガジン』の
都条例で「不健全図書」指定を受けた 『堀田』(太田出版)の3巻 (前編はこちら) ――前編は、誰もがいつ踏み外してもおかしくない「日常」についてお話いただきましたが、『堀田』【1】はかなり日常を踏み外している感じがしますよね。 山本 『堀田』は、どこまでデタラメができるのかを実験してみたんです。でも、なかなか難しいですね。人はあまり無意味には耐えられないと思いました。 ――2巻から3巻にかけて描かれる、高校生同士のエスカレートする性行為を読んでいると、山本先生は“物語の人”なんだなあと感じました。 山本 そうですね。大学時代、授業はだいたいつまらなかったけれど、宗教研究という授業だけは面白かったんです。田島照久さんという、中世のキリスト教神秘主義【註1】の研究をしている先生で、錬金術【註2】やタロットやカバラについて、歴史的視点で教えてくれました。例えば、心理学者のユングも錬金術について書
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スマッシュヒットした「のだめカンタービレ」の作者である二ノ宮知子さん。彼女が次回作として出したテーマがオーバークロックという話を聞いたとき、正直耳を疑った。「天才ファミリーカンパニー」や「GREEN~農家のヨメになりたい~」など、ずっと少女マンガのフィールドで活動を続けていた作家が少年誌に移り、彼女は何を描こうとしているのか。ASCII.jpとしても、テーマが自作PCということで、ぜひとも話を聞いてみたいと思った。 今回のインタビューでは、作者の二ノ宮知子さんとともに、作品の監修を務めているduck氏にも同席を願い、この作品に込めるテーマを伺った。duck氏はオーバークロックの世界では誰でも知っている有名人。ASCII.jpでも何回かオーバークロックデモの様子をお伝えしたことがある。まずはなぜこのオーバークロックというものを作品のテーマとして選んでいったとのかということからお話を伺っていこ
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
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