※予想以上の反響でして、下のほうで随時追記しております。 ※(2015/11/22 16:39追記)「秋の行政事業レビュー続編:「研究成果」と「科学の成果」は全く別物であることがわかった件。」を新たに書きました。 2015年11月11日、12日、13日と3日間で秋の行政事業レビューが行われました。政府の行政改革推進本部が、国の事業の検証をするやつです。 超大雑把にいうと、昔話題になった「事業仕分け」的なやつです。 その2日目、12日にはスパコンに関するレビューがありました。私はライブ配信を見ていたわけではなく、後から情報を集めたのですが、どうも引っかかることがあったので書き留めておきます。 まぁ、タイトルの通りなのですが、心臓シミュレータUT-Heartの可視化CGを「ろう人形館」のような「ものまね」だと慶應教授に批判されました。 こちらの映像をご覧下さい。4分24秒からが該当する発言です
宇宙飛行士は、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。 NASA は120億ドルの開発費をかけて、無重力でも書けるボールペンを開発した。 ロシアは鉛筆を使った。 定番の科学ジョークだけれど、大事だと思う。 Mig-25 のハイテク 1970年代最速のジェット戦闘機、Mig-25は、正体が分かってしまえば、 ありふれた技術で作られた、時代遅れの戦闘機だった。 ベレンコ中尉が北海道に亡命してきた昔、あのときはまだ、Mig-25 といえば「正体不明の究極戦闘機」 であって、小学校の頃に読んだ図鑑にも、なんだか秘密兵器みたいに描かれていた。 分解調査された実物は、たいしたことがなかったのだそうだ。 チタニウムの合金だろうなんて言われていた機体は、ありきたりなニッケル鋼で作られていた 基本的に「まっすぐ飛ぶ」ことしかできない飛行機で、格闘戦の性能は悪く、燃費も極端に悪かった すごいエン
お手伝いロボット話の続き。 「便利」を目指して道具が進歩していく過程において、恐らくは最初のうちは、 道具に投じられた技術だとか、複雑さに比例して、ユーザーは便利を実感する。 ところが投じられた複雑さが、ある一定の閾値を超えると、今度はたぶん、 道具が複雑になるほどに、ユーザーの生活は不便になっていく。 ゴールは見えているのに、そこに到達する手前に「谷」があって、技術はしばしば、 不便の谷に落ち込んでしまう。 ゴールは人間に回帰する そもそも人権なんて言葉がなかった昔、当時の家政婦さんという存在は、 たぶん「人間」というよりは、今で言う「電化製品」みたいな立場であったのだと思う。 「人間という製品」は、掃除から洗濯、食事の世話から庭掃除まで、もちろん人間だから万能であって、 大昔の、人種差別ありありの上流階級の人が、ハイテク電化製品に囲まれた現代人の暮らしを見ても、 「どうしてメイドにやら
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