処理代が捻出できず壊れた家電の山。アパートの階段が狭いため、窓からロープで降ろさなければならないが、大野さんの部屋は2階だ 大野忠明さん(仮名・46歳)は、現在、NPO法人のパートスタッフとして働いている。元々、ボランティアとして参加していたが、有給スタッフとして誘われたという。時給は1000円、月収20万円前後で年収は260万円だ。 「連日、昼前から終電まで働いていて、今が人生で最も働いているくらいです。収入が増えるのはありがたいですが、これでは就職活動もできません。就労条件などは詰めていなかったのですが、たまたま忙しい時期が来てしまったうえに、人員も足りないので、とにかくフル回転しています」 時間にも精神的にも余裕がなく、家の管理も放置状態だという。1Kのキッチンには壊れた冷蔵庫のほか、壊れたテレビや壊れたビデオデッキなども積み上がっていた。 「捨てたいのですが、手続きや料金が必要です
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