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ブックマーク / mikiki.tokyo.jp (36)

  • tofubeatsに聞くCDとJ-CLUBの時代――レンタル店、特殊パッケージ、自主盤、デモCD-R…… | Mikiki by TOWER RECORDS

    今、じわじわと再注目されつつあるCDという媒体。直撃世代のミュージシャン/ライターであるKotetsu ShoichiroがCDを掘り下げる連載〈CD再生委員会〉の第2回は、Kotetsuの音楽仲間でもあるtofubeatsさんへのインタビューです。 *Mikiki編集部 ★連載〈CD再生委員会〉の記事一覧はこちら CDみたいに傷ついて飛んだ記憶(shing02“殴雨”)……。CDについての連載を始めた所、第1回から各方面より様々なリアクションをいただいております。まるでいつの間にか忘れていた記憶の扉が開いたかのように……! さて今回は、新作EP『NOBODY』をリリースしたばかりのtofubeatsさんをゲストに迎えます! ワタクシと同じく90年生まれのCDど真ん中世代、CDというテーマに絞ったインタビューは珍しくもかなりマニアックな内容になると思います! 新作のテーマだという〈J-CL

    tofubeatsに聞くCDとJ-CLUBの時代――レンタル店、特殊パッケージ、自主盤、デモCD-R…… | Mikiki by TOWER RECORDS
    TZK
    TZK 2024/05/31
  • 音楽家・加藤和彦は知性の人か、感性の人か? 元サディスティック・ミカ・バンドの今井裕が語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    加藤和彦という人は果たして、知性の人なのか、感性の人なのか? 今井裕が語る音楽家・加藤和彦 「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」、「音響ハウス Melody-Go-Round」などのドキュメンタリー作品を手掛けた相原裕美監督の作品、「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」をいち早く見せてもらった。以前から高橋幸宏の提案で、加藤和彦のドキュメンタリーを作っているらしい、ということは聞いていたが、60年代から加藤和彦の音楽作品の数々を聞いてきた人間にとって、あの多才な加藤和彦を映画にまとめるのは至難の業となるだろう、と危惧していた。しかし、完成した作品は、高橋幸宏を筆頭に、北山修、松山猛から、小原礼、高中正義、つのだ☆ひろなどのバンドメンバー、坂龍一、清水信之などのミュージシャン、クリス・トーマスや元マネージャー、レコード会社スタッフなど、各時代の関係者や友人たちの証言をもとに、

    音楽家・加藤和彦は知性の人か、感性の人か? 元サディスティック・ミカ・バンドの今井裕が語る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/05/31
  • 【パノラマ音楽奇談】第12回 六角精児のロックアルバムベスト10を呑みながら決める(前編) | Mikiki by TOWER RECORDS

    北爪「そういやレッド・ツェッペリンはどうです?」 六角「『Physical Graffiti』はよく聴いたな。レッド・ツェッペリンはさ、1曲に収めるには過剰すぎるような曲があるのが不思議で面白いんだよ。曲の途中に入る繋ぎの音とか」 北爪「ツェッペリンってロックンロールやったりブルースやったりブリティッシュフォークやったりして、ちょっと一筋縄ではいかないバンドですよね」

    【パノラマ音楽奇談】第12回 六角精児のロックアルバムベスト10を呑みながら決める(前編) | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/03/29
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】最終回 半世紀以上続く永遠のフレンドシップ | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。第3回に続く最終回は、4人の〈永遠のフレンドシップ〉について。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえんど』

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】最終回 半世紀以上続く永遠のフレンドシップ | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/02/29
  • 細野晴臣『HOSONO HOUSE』を矢野顕子、Cornelius、水原希子らがカバー 第1弾はマック・デマルコの“僕は一寸” | Mikiki by TOWER RECORDS

    細野晴臣が、73年にリリースした1stアルバム『HOSONO HOUSE』。日のみならず世界各地で今もなお大事に聴かれつづけている、ポップミュージック史に残る一枚だ。たとえばグラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞したハリー・スタイルズの『Harry’s House』(2022年)が同作から着想を得た作品であるなど、グローバルな若い世代にも浸透し、評価されている。 そんな名作のリリースから50年を記念したカバーアルバムが、『HOSONO HOUSE COVER』である。作には細野を敬愛する日と世界のクールでホットなアーティストやバンドが収録曲のカバーを提供し、今もなお燦然と輝きつづける『HOSONO HOUSE』に新しい側面の魅力を加えるカバーアルバムになっているという。 『HOSONO HOUSE COVER』は、アメリカのレーベルの中でも屈

    細野晴臣『HOSONO HOUSE』を矢野顕子、Cornelius、水原希子らがカバー 第1弾はマック・デマルコの“僕は一寸” | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/02/22
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第3回 嘘をつけなかった〈素灯り〉のバンドとその解散 | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。第2回に続く今回は、解散と『HAPPY END』の制作などについて。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえ

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第3回 嘘をつけなかった〈素灯り〉のバンドとその解散 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/02/15
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第2回 『風街ろまん』の秘話と〈売れないバンド〉ではなかった実情 | Mikiki by TOWER RECORDS

    〈売れないバンド〉ではなかった 安田「〈『風街ろまん』は、当時にしては結構売れたんだよ〉と細野さんがおっしゃっていました」 松「多分1万枚くらいは売れたと思うよ」 安田「当時、この音楽でそれは、やっぱりすごいことですよね。〈この音楽で〉というのはあえて言いましたけども」 松「宣伝費なしで、口コミだけで広まったんだ」 安田「プレス数自体はもっとあるんじゃないかという説はありますけれども」 松「廃盤になったけど、のちに再発されたりボックスが出たりしているからね。だから、はっぴいえんどは売れないロックバンドではないよね(笑)」 安田「90年代以降は、バンドをやる若い子たちからサウンド面で評価されるようになったという印象が強いですね。それこそサニーデイ・サービスとかから」 松「そうだね。曽我部(恵一)くんがリスペクトしている対象として、はっぴいえんどを知る人も出てきた頃だったと思う。 この

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第2回 『風街ろまん』の秘話と〈売れないバンド〉ではなかった実情 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/01/31
  • 小池玉緒『TAMAO - Complete Yen Years』YENに残した全音源を一挙収録 国産テクノポップを愛する全リスナー必携の決定版 | Mikiki by TOWER RECORDS

    細野晴臣と高橋幸宏が設立したレーベル=YENにおいてアイコニックな存在感を放った歌手、小池玉緒。彼女が同レーベルに残した全音源を収めた一枚が登場です。太田螢一作品への参加楽曲や、スライ“Runnin’ Away”のカヴァーなどCDボックスにのみ収録されていた音源もデモ含めて総ざらい。国産テクノ・ポップを愛する全リスナー必携の決定版でしょう!

    小池玉緒『TAMAO - Complete Yen Years』YENに残した全音源を一挙収録 国産テクノポップを愛する全リスナー必携の決定版 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/01/25
  • YMOのスピリットを受け継ぐQUBITが初アルバムをリリース Daokoと永井聖一が明かす、5人の精鋭による独自の制作過程 | Mikiki by TOWER RECORDS

    YMOのスピリットを受け継ぐ精鋭バンド〈QUBIT〉がポップスの新時代を切り拓く Daoko & 永井聖一 インタヴュー Daoko(ヴォーカル)、永井聖一(ギター)、鈴木正人(ベース)、網守将平(キーボード)、大井一彌(ドラムス)ら世代も音楽的バックグラウンドも異なる5人の敏腕ミュージシャンによって2023年4月に結成されたバンド〈QUBIT(キュービット)〉が、初アルバム『9BIT』を完成させた。 バンド結成の出発点となったのは2019年。YMO結成40周年記念のトリビュート・コンサート〈Yellow Magic Children(YMC)〉で初めて格的なバンド演奏をバックに歌う機会を得たDaokoは「グルーヴ感を初めてステージ上で体感した。生音で歌うのはこんなに楽しいんだ」と感動し、当初はライヴのサポート・メンバーとして上記5人が集まった。だが次第に演奏にまとまりが生まれていき、2

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    TZK 2024/01/23
  • bounceライター陣の選ぶ2023年の〈+1枚〉 | Mikiki by TOWER RECORDS

    結束バンドの衝撃も冷めやらぬなか、声優がリアルバンド活動を行う作品「BanG Dream!」から登場したこの5人組は、青春パンク~叙情系ハードコアを下地にポエトリー要素も採り入れた音楽性、TVアニメの物語とのシンクロ、声優・羊宮妃那の唯一無二な歌唱表現を含め、キャラクターソングの可能性を拡張してくれた。「ラブライブ!」発の蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブや、フランチャイズ化で苺りなはむらも巻き込んでエリアを広げる「電音部」など、キャラソン周辺ではいま、オルタナティヴで刺激的な音楽が続々と生まれている!

    bounceライター陣の選ぶ2023年の〈+1枚〉 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2024/01/04
  • 2023年に亡くなった音楽の巨星たち(邦楽編)――高橋幸宏、坂本龍一、チバユウスケ、恒岡章、櫻井敦司、HEATH…… | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年も残りわずかとなりました。今年は、音楽史に大きな足跡を残したミュージシャンやアーティストが数多く旅立ち、特に大きな衝撃とともに深い悲しみに暮れるような訃報が多かった年だったと言えるのではないでしょうか。そんな2023年の振り返りの一環として、彼らの功績をたたえ、後世に残されたマスターピースを振り返ってみましょう。洋楽編は別の記事で掲載し、こちらでは邦楽編として国内のアーティストを取り上げました。 ★2023年末特別企画の記事一覧はこちら チバユウスケ 68年7月10日生まれ、神奈川県藤沢市出身のミュージシャン。 大学在学中にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを結成。モッズスーツを纏い、70年代のパンクやブルース、R&Bから影響を受けたパブロック/ガレージロックの流れを汲むロックンロールの音楽性で注目を集め、96年にシングル“世界の終わり”でメジャーデビュー。 そ

    2023年に亡くなった音楽の巨星たち(邦楽編)――高橋幸宏、坂本龍一、チバユウスケ、恒岡章、櫻井敦司、HEATH…… | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/12/31
  • チバユウスケについて知っているいくつかの事柄――幾度となく本人に取材したライター長谷川誠がありのままを綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年11月26日、チバユウスケがこの世を去った。今年4月、道がんと診断されたことを受け治療に専念するため休養を発表していたチバだが、最期は家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。 Mikikiでは、長きにわたりチバユウスケに取材を行い、その姿を目にしてきたライターの長谷川誠にチバについてのテキストを寄稿してもらった。読む前に理解しておいてほしいが、これは追悼文ではない。その功績をたたえる記事でもない。あくまで1人の男から見たチバユウスケの姿、ただそれだけが記されている。ぜひ熟読してもらいたい。 *Mikiki編集部 チバユウスケとの出会い チバユウスケは愛をシャウトで表現できる、類まれなミュージシャンだった。なぜ愛を叫び声で表現するかというと、愛とは甘ったるいものでも、たやすく成立するものでもないからだ。自らのすべてを賭け、渾身の力を振り絞り、真摯に対峙することで、初めて

    チバユウスケについて知っているいくつかの事柄――幾度となく本人に取材したライター長谷川誠がありのままを綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/12/20
  • 久保田麻琴が振り返る70年代の日本のロック | Mikiki by TOWER RECORDS

    「同じスタジオを使った理由は、慣れていたからってこと。コストは東京のスタジオよりベター、しかも機材は良かった。スタジオのそばにお化け出るような怪しいアパートを取って、歩いて通った」 ――このアルバムの特色としては、ニューオーリンズ色が濃い目だということが挙げられます。 「76年のあたまに初めてニューオーリンズでマルティグラ体験をしているんだけど、心底ニューオーリンズに惚れ込んじゃって。そのあとサンフランシスコの友達のところに戻ったとき、私、熱出しちゃって、一週間寝込んじゃったんだ。それがあってアルバム・タイトルを『ディキシー・フィーバー』にしたわけ。ヒューイ・スミスの“Rockin’ Pneumonia & The Boogie Woogie Flu”(57年)じゃないけど、いま考えるとあの経験はブギウギ・フルーだったな(笑)」 ――大きいポイントとしては、偶然にもロニー・バロンをレコーデ

    久保田麻琴が振り返る70年代の日本のロック | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/12/16
  • Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈後編〉――『シフクノオト』~『SOUNDTRACKS』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS

    Mr.Childrenが通算21作目のオリジナルアルバム『miss you』をリリースした。全て新曲で埋め尽くされた同アルバムは、デビュー30周年を経て、桜井和寿、田原健一、中川敬輔、鈴木英哉の4人の絆を感じさせるとともに、次なる航海へと挑むバンドの覚悟も刻まれた作品である。 〈国民的バンド〉〈モンスターバンド〉といった言葉で形容されるMr.Childrenは、どんな旅を経て『miss you』に辿り着いたのか。記事では『miss you』にいたるまでの道のりをオリジナルアルバムとともに辿っていく。前編に続く後編では、『シフクノオト』から『SOUNDTRACKS』までの10作品を紹介する。 *Mikiki編集部 『シフクノオト』(2004年) “Replay”がポッキーのCMソングだったり“CROSS ROAD”がドラマ「同窓会」の主題歌だったりと初期からタイアップが多く、そのため90年

    Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈後編〉――『シフクノオト』~『SOUNDTRACKS』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/10/22
  • エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)の提案「身近な芸術品レコードを楽しもう」 アナログ愛をTOWER VINYLで語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    UKダブ/レゲエを象徴する革新的なプロデューサーにしてOn-Uサウンドの主宰者、エイドリアン・シャーウッド。アフリカン・ヘッド・チャージの実に12年ぶりとなる新作『A Trip To Bolgatanga』を手がけたことも大いに話題になった彼が、2023年9月に東京と大阪アフリカン・ヘッド・チャージらとともに〈ADRIAN SHERWOOD presents DUB SESSIONS 2023〉を開催し、3都市で単独公演も実施した。さらに、新たなプロデュース作としてクリエイション・レベルの41年ぶりの新作『Hostile Environment』も発表したばかり。 リリースラッシュと4年ぶりの来日で日を盛り上げたエイドリアン・シャーウッドが、タワーレコード渋谷店6階のTOWER VINYL SHIBUYAに来店。レコードを選盤してもらい、各作とレコード文化への尽きせぬ思いを語ってもらっ

    エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)の提案「身近な芸術品レコードを楽しもう」 アナログ愛をTOWER VINYLで語る | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/10/16
  • Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈前編〉――『EVERYTHING』~『IT’S A WONDERFUL WORLD』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS

    Mr.Childrenが通算21作目のオリジナルアルバム『miss you』をリリースした。全て新曲で埋め尽くされた同アルバムは、デビュー30周年を経て、桜井和寿、田原健一、中川敬輔、鈴木英哉の4人の絆を感じさせるとともに、次なる航海へと挑むバンドの覚悟も刻まれた作品である。 〈国民的バンド〉〈モンスターバンド〉といった言葉で形容されるMr.Childrenは、どんな旅を経て『miss you』に辿り着いたのか。記事では『miss you』にいたるまでの道のりをオリジナルアルバムとともに辿っていく。今回はデビュー作『EVERYTHING』から10周年の節目にリリースされた『IT’S A WONDERFUL WORLD』までの10作品を紹介する。 *Mikiki編集部 『EVERYTHING』(92年) 記念すべきメジャーデビュー作品。7曲入りのミニアルバムだが、ファーストアルバムと位置づ

    Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈前編〉――『EVERYTHING』~『IT’S A WONDERFUL WORLD』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/10/15
  • 川本真琴 × 吉田豪が明かすサブスク問題の真相、歌へのプレッシャー、ソニー時代と新作『ひかり』の秘話 | Mikiki by TOWER RECORDS

    サブスク問題の真相 吉田豪「今日は宣伝色強めのトークをするようにと事前に言われたんですけど、無理ですよね(笑)。川さん、できます?」 川真琴「私、宣伝自体が得意じゃないので(笑)」 吉田「フフフ。わかりました。では探り探りいきましょうか」 川「吉田さんは宣伝、得意ですか?」 吉田「ボクが宣伝を得意なわけないじゃないですか! ボクのインタビューはなるべく宣伝色をなくすのがテーマで、Twitter(X)でも宣伝が苦手なんですよ。感想をリツイートするのがせいぜいで」 川「ホントですか!? そんな2人でトークを始めさせていただきます(笑)」 吉田「では、まずはサブスク問題※について!」 川「いきなり(笑)!?」 吉田「昨日、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)でこのイベントの告知をしてましたけど、えらい怯えてたじゃないですか」 川「何かが起こるんじゃないかってね。吉田さんの記事

    川本真琴 × 吉田豪が明かすサブスク問題の真相、歌へのプレッシャー、ソニー時代と新作『ひかり』の秘話 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/10/09
  • 高橋幸宏、ムーンライダーズら集結した幻の一夜が蘇る――ピエール・バルー(Pierre Barouh)『ル・ポレン~伝説のライヴ1982』 | Mikiki by TOWER RECORDS

    高橋幸宏、ムーンライダーズ、清水靖晃他が参加した伝説のコンサートが40年の時を超えてリリース! 1982年にリリースされたピエール・バルーの『ル・ポレン(花粉)』というアルバムをご存知だろうか? 加藤和彦と高橋幸宏、清水靖晃が書き下ろし曲を提供、高橋、清水、鈴木慶一等が編曲、主にムーンライダーズやマライアが演奏を務めた日制作盤だ。 その『ル・ポレン(花粉)』のリリースから約一ヶ月後の82年10月15日、アルバムの発売を記念したコンサートが東京芝郵便貯金ホールで行われた。このときのライヴ音源はずっと行方不明とされてきたが、このほどアルバムとコンサート両方のプロデューサーである立川直樹の事務所で奇跡的に発見され、『ル・ポレン~伝説のライヴ1982』として初めて陽の目を見ることになった。 ライヴ音源には、アルバムのレコーディング・メンバーであるムーンライダーズ、清水靖晃(サックス等)、大空はる

    高橋幸宏、ムーンライダーズら集結した幻の一夜が蘇る――ピエール・バルー(Pierre Barouh)『ル・ポレン~伝説のライヴ1982』 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/09/21
  • METAFIVEからTESTSETへ――砂原良徳とLEO今井が語る『1STST』という新天地 | Mikiki by TOWER RECORDS

    METAFIVEから新天地へ向かうTESTSETという名の電車 砂原良徳、LEO今井が語る1st『1STST』 正式な結成は2022年だが、TESTSETにはプロトタイプが存在する。いうまでもなく前年のフジロックフェスティバル出演時のことで、彼らはまだMETAFIVEと名乗っていた――。高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、テイ・トウワ、ゴンドウトモヒコ、LEO今井からなるMETAFIVEの活動は2021年夏、中心となる高橋幸宏の病気療養で暗雲がたれこめ、東京五輪に端を発する小山田圭吾のいじめ問題の再燃で暗礁にのりあげつつあった。そこにコロナ禍が追い打ちをかける。2021年7月にリリースを予定していた2作目『METAATEM』は発売を中止(のちに同年11月の無観客ライヴの特典として発表)し、同月末の自主企画ライヴは中止となった。出演が決まっていたフジロックは特別編成で臨むとの周知もあり、META

    METAFIVEからTESTSETへ――砂原良徳とLEO今井が語る『1STST』という新天地 | Mikiki by TOWER RECORDS
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    TZK 2023/07/12
  • レディオヘッド(Radiohead)『Kid A Mnesia』論――不器用な歌詞と音楽的冒険の同居が生んだ〈不機嫌〉なアルバム | Mikiki by TOWER RECORDS

    『Kid A Mnesia』は不眠がもたらす孤独と鋭敏な感覚に似ている 作に漲る緊張は、〈どんなにがんばっても上手くいかない〉という苛立ちの感覚を、極めて繊細に表現している。たとえばその苛立ちは、不眠の状態に似ている。日中どんなに充実した時間を過ごしても、真夜中の不眠は唐突にやってくる。体は疲労しているのに意識は冴えており、なにをしても安らかになれず、苛立ちばかりが渦巻く。冷たい静けさの中で声を荒げることもできず、押し殺した、だれにも向けられない怒りを持て余す。なぜ、人々が無意識の安らぎに包まれているときに、罰を受ける罪人のように一人で不穏な時を過ごさねばならないのか。なぜ、自分の体と意識が一致しないのか。“Everything In Its Right Place”の言葉が、音の快楽と喧嘩している。“Pyramid Song”の険しい美に、ふぞろいな言葉が苛立っている。『Kid A M

    レディオヘッド(Radiohead)『Kid A Mnesia』論――不器用な歌詞と音楽的冒険の同居が生んだ〈不機嫌〉なアルバム | Mikiki by TOWER RECORDS
    TZK
    TZK 2021/12/18