文=村尾泰郎、写真=映画『マニアの受難』©2006 MediaCraft/White Noise Production はっぴいえんどに代表されるように、日本のロックは欧米のロックから影響を受けながらオリジナリティを生み出してきた。そんな日本のロックのあり方を、半世紀近く体現してきたバンドがムーンライダーズだ。彼らは1975年にデビュー以来、ブリティッシュ・ロック、プログレ、AOR、ニュー・ウェイヴなど、常に最新の洋楽を自分たちのサウンドに取り入れて変化し続けた。その唯一無二のサウンドで熱狂的なファンを持ちながら、なぜ彼らはマニアックな存在であり続けたのか。 CSホームドラマチャンネルでは、「【連続企画】ムーンライダーズセレクション」と題して、彼らの魅力を紐解く番組が3カ月連続で放送される。放送される作品のなかで、バンドの唯一のドキュメンタリー映画であり、彼らのことを知るうえで必見なのが『
![ムーンライダーズの執念やエネルギーは半端じゃない! 『マニアの受難』に刻まれた“情熱”](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1c200616e7e1f01bd1dee30b39e0be698073e842/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frealsound.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F07%2F20240704-mania-02.jpeg)