8月29日の日韓併合100年に向けた首相談話について、菅直人首相と仙谷由人官房長官は「慎重に検討する」との答弁を繰り返している。国民に中身を知らせず、議論も尽くさないままの談話発表は許されない。 日韓併合をめぐる両国間の大きな対立点は、100年前の明治43(1910)年に結ばれた併合条約の法的効力をめぐる争いだ。 昭和40(1965)年の日韓基本条約で、第2条の「もはや無効である」との解釈をめぐり、日本側は「併合条約そのものは有効に結ばれた」と主張した。これに対し、韓国側は「日本の不当な圧力によるもので、締結時から無効だった」と主張した。 この対立は現在も尾を引いている。3月に発表された第2期日韓歴史共同研究の報告書でも、「明治政府の強制はあったが、日韓併合条約は有効だった」とする日本側学者の見方と、「大韓帝国の皇帝(高宗)の署名がなく、無効」とする韓国側の主張は、ほとんどかみ合っていない
日本のヤフーが米グーグルと提携することになるようだ。 驚くべきニュースだ。驚天動地の出来事と申し上げても良い。 が、誰も驚いていない。 私もだ。 まったく予想外だったにもかかわらず、ニュースを知った5秒後には、そんな気がしていたような気持ちになっている。現在では、「予想通り」だったというニセの感慨を抱くに至っている。即席コメンテーターの安心立命術。なんという欺瞞。食べていないぶどうが酸っぱいとか、そういう予防線のレベルではない。口中にある梅干しが甘いと言い張る域に到達している。哀れですらある。 この分野(インターネット関連)について、私は、もう何年も前から、予測や展望を放棄している。 「よぐわがんね」 といったあたりを公式な態度として事態を乗り切っているわけだ。 そのくせ、(あるいは、だからこそ)、「どうせ驚くべきことが起こるのさ」という点についてだけは、強い確信を抱いている。おかげで、何
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