津波被災の石巻・大川小調査 教師証言メモ、市教委廃棄 東日本大震災の津波で、全校児童の7割に当たる74人が死亡、行方不明になっている宮城県石巻市大川小をめぐり、市教委が生き残った男性教師ら関係者に震災当時の状況を聴取した際の証言メモを廃棄していたことが20日、分かった。「メモを基にした」という報告書はあるが、証言がどう反映されたかを検証できず、調査の信頼性が問われそうだ。 河北新報社が情報公開請求で入手した報告書によると、男性教師への聞き取りは3月25日、市教委の男性職員2人が行った。男性教師は当時学校にいた教職員11人の中で唯一助かったが、現在は休職中。現場の状況を知る数少ない大人の一人だ。 市教委学校教育課によると、聴取は20~30分間行われ、職員は教師の発言をメモ用紙に書き取った。「大川小事故報告並びに聞き取り調査記録」と題した報告書が5月に完成した段階で、メモを全て廃棄したとい
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