酒田市長辞職勧告案、検討求める 市議会第3会派、他会派は同意せず 2014年12月17日 10:41 咽頭腫瘍の手術で声帯を失い、機械を喉元に当てて電子音声で会話している酒田市の本間正巳市長に関し、市議会第3会派「市民の会」は16日の議会運営委員会で、市政への影響が懸念されるなどとし、本間市長の辞職勧告決議案を検討するよう求めた。「声が聞き取りづらい」との論旨で根拠が不明瞭なことから、他会派は同意せず、市議会として提案しないことを確認した。 「市民の会」所属の武田恵子委員が「全国市長会や県との折衝で意思が十分に伝わるのか。市長答弁の趣旨確認や補足説明が必要になる」などと述べ、決議案提出の検討を要望した。これに対し各会派は「今、この問題を取り上げる必要はない」「同意はできない」と回答。後藤仁委員長は「復帰したばかりの市長には粛々と業務をしてほしいとの思い」と総括し、提案を退けた。
民主党岩手県連の高橋幹事長(左)と握手する小沢氏。かつての仲間の支援も力になった=7日午後5時すぎ、岩手県西和賀町 ◎かつての同門が攻防 <遊説に同行> 生活の党の小沢一郎代表(72)に挑んだ自民党陣営に、かつての小沢側近の顔があった。 「私は剛腕の元にしばらくおりました。この辺で、岩手に責任ある政治を取り戻さなくてはならないと覚悟を決めました」 衆院選が公示された2日、岩手4区に立った自民党の藤原崇氏(31)の第一声。元民主党所属で現在は無所属の渡辺幸貫県議がマイクを握った。隣には旧東和町長の小田島峰雄県議。2人は民主時代、自民党と敵対していた小沢軍団の精鋭だ。 2012年の民主党分裂で小沢氏とたもとを分かち、その後離党。「反小沢」で同調したほかの県議3人と共に藤原陣営の応援に入った。 迎え撃つ小沢氏にも、民主時代の同志が急きょ駆け付けた。 「小沢先生には国政で野党結集を果た
◎信条の攻め一転、守勢 <地元に入れ> 「あんたの選挙だ。落ちたら知らないぞ。まず、来てくれ」 衆院選の火ぶたが切られてすぐ、後援会幹部が生活の党の小沢一郎代表(72)に電話を入れた。自民党の藤原崇氏(31)に追い上げられている情勢を踏まえ、早期の岩手4区入りを促すためだ。 地元市議の一人は公示された2日、多くの支持者が不満げだったと打ち明ける。小沢氏は党候補の応援で新潟へ。その行動に「何で地元に来ないの。第一声はこっちが筋だ」との声が上がった。 前回(2012年)、得票を5万も減らし、小沢王国のプライドが揺らいだ。党首といえども、弱小勢力で迎える決戦。高齢化が急速に進む後援会に、かつてない危機感が広がっていた。 「すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした」 <カンフル剤> 6、7日、小沢氏は後援会にせき立てられるように4区に入った。2日間で30カ所の本格遊説は31年
東日本大震災の津波で被災し残されたままのパトカーについて、福島県富岡町は16日、震災の記憶を伝える町の遺構として保存することを決めた。同町は東京電力福島第1原発事故で全町が避難。パトカーには県警双葉署員2人が乗務し、避難誘導中に殉職した。「感謝と哀悼の気持ちを忘れてはいけない」と町民から保存を求める声が上がっていた。 パトカーがあるのは富岡漁港西側の小安橋付近。車体の上部は押しつぶされ、運転席がむき出しになっている。3年9カ月過ぎた今も津波の爪痕を生々しく伝える。 双葉署などによると、増子洋一警視=当時(41)=と、佐藤雄太警部補=同(24)=(ともに2階級特進)が乗務していた。2人は住民に避難を呼び掛けていて、パトカーごと津波にのまれたとみられる。増子さんは沖合で発見されたが、佐藤さんは今も行方不明だ。 町は年明けにも町の中心部の公園内に移動し、保存する方針。パトカーがある土地が除
北星大、元朝日記者の契約継続へ 従軍慰安婦問題報道 (12/17 06:30) 札幌市厚別区の北星学園大に、朝日新聞記者時代に従軍慰安婦問題の報道に携わった非常勤講師の解雇を要求する脅迫状が届いている問題で、同大は16日、来年度も講師の雇用を継続する方針を固めた。 同大は当初、学生や受験生の安全を優先して、雇用を打ち切る方針で検討していた。しかし、大学を運営する学校法人の理事会などで、「雇用打ち切りはキリスト教を基礎とした建学精神に反する」と反対意見が多く出された。 また市民グループ「負けるな北星!の会」が発足し、全国の弁護士380人が脅迫状事件で容疑者不詳のまま札幌地検に告発するなど、支援の動きが国内外に広がった。札幌弁護士会が「民主主義に関わる」として協力を申し出たこともあり、大学は講師の契約更新に必要な安全確保ができると判断したとみられる。<どうしん電子版に全文掲載> 前の記事 次の
本県4小選挙区の投票率が56.23%にとどまり、過去最低だった2012年の前回をさらに下回った今衆院選。野党が政権交代を掲げず、有権者の関心が高まらなかったことに加え、荒れ模様の天候も投票率に影響したといえそうだ。選挙区が今回から変更された山田町は大幅に低下。県全体の有権者の半数近くが棄権した事実は重く、各選管は普段からの継続的な啓発活動が必要だ。 衆院選の最近の投票率は政権選択選挙だった前々回の09年が73・41%。しかし前回は61・68%に急落し、今回は初めて60%を割り込んだ。 小選挙区別は岩手1区53・62%、2区54・76%、3区58・84%、4区57・99%で、1996年の小選挙区比例代表並立制の導入以降の小選挙区別の投票率としても最低。1区は前回に続き、2~4区は初めて50%台に低落した。 全市町村で前回選を下回る中、下げ幅が最大だったのは山田町。選挙区が今回から3区に変更さ
今月14日に投票が行われた衆議院選挙の福島市の開票所の撤去作業中に、候補者の名前などが書かれた小選挙区の福島1区の投票用紙80枚が、票を分類するために使った籠の中から見つかりました。福島市選挙管理委員会は、見つかった80枚が有効票かどうか調べることにしています。 福島市選挙管理委員会によりますと、衆議院選挙の開票所となった民間のイベントホールで16日、撤去作業をしていたところ、票を分類するために使った籠の中から複数の候補者の名前などが書かれた小選挙区福島1区の投票用紙80枚が見つかったということです。福島市は14日の開票の際、投票した有権者の数よりも集計した票の数が80票少なかったため、投票しないで持ち帰った票として扱っていました。 福島市選挙管理委員会は見つかった80枚について、投票用紙に書かれた名前を自動的に読み取る機械で読み取ることができず、本来は開票所の職員が手作業で分類する票だっ
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