自民党は、新しい国立競技場の整備費が大幅に膨らんだことに批判が相次いでいることについて、15日、文部科学省から経緯などの報告を受けたうえで、国民に分かりやすく説明するよう求めました。 これを受けて、自民党の谷垣幹事長ら党幹部は、15日、国会内に丹羽文部科学副大臣を呼び、経緯などの報告を受け、党側からは「慎重に判断すべきだという国民の意見を踏まえて検討する必要がある」などの指摘が出されました。 そして、文部科学省に対し、国民の理解を得られるよう分かりやすく説明することや、建設に向けた進捗(しんちょく)状況を党に報告することなどを求めました。 このあと、二階総務会長は記者団に対し、「国民の尊い税金に関わることで、看過できない。立派な大会を実現するという国民の一致した考えと、費用がかかりすぎだという声との調和を図ることが重要だ」と述べました。