衆院選(10日公示、22日投開票)で、小沢一郎自由党代表(75)=岩手3区=の無所属での立候補がささやかれている。新党「希望の党」に合流する民進党の前原誠司代表が「私は無所属で出る」と宣言したのがきっかけだ。同様に新党合流を検討している自由だが、小沢氏の場合は自ら仕掛けた野党共闘を壊したくない思いが見え隠れする。 ◎民進の希望合流契機/共産の側面支援期待 「希望に入るか、自由のままか、それとも無所属か。三つのケースで早急に態勢を整える」。自由岩手県連は選挙準備を進めつつ、小沢氏の決断を待つ。 衆院が解散された9月28日、小沢氏は自由も希望に合流する可能性に言及。この発言から、前原氏と足並みをそろえるのではないかとの説が浮上した。 無所属となれば政見放送に出られず、チラシやはがきも制限される。不利な選挙戦を強いられるが、小沢氏陣営には別の計算が働いている。 岩手県で民進、共産、自由、社民の野