21日投開票の参院選をきっかけに、宮城県女川町の団体職員堀みのりさん(29)が、投票所入場券の性別表記の撤廃、投票所での性別確認の不実施などを求め、ウェブ上で署名を募っている。県内では自治体ごとに対応が分かれており、堀さんは「性別が暴露される不安や恐怖で投票所に行けない人は少なくない。安心して投票できる環境にしてほしい」と訴える。 <賛同集まる> 堀さんは出生時の性別と異なる性で暮らすトランスジェンダー。性同一性障害の診断を受けて男性として社会生活を送る。8日にキャンペーン用サイト「change.org」上で署名活動を開始した。9日午後7時時点で1000人以上の賛同が集まっている。 参院選の投票所入場券に性別が表記され、生年月日などとともに封筒の窓部分から見える状態だったのがきっかけだった。 堀さんは戸籍上は女性のまま。投票所の本人確認後に「あの人は女性なのか」などと話す声が耳に入るなど「