「狼狽」という言葉、よくよく考えると謎ですよね。なんで狼なんでしょうか。狽ってなんなんでしょうか。 「狼狽」の由来が知りたいと思って辞書を引くと、以下のように書かれています。 (「狼」も「狽」もオオカミの一種。「狼」は前足が長く後足は短いが、「狽」はその逆で、常にともに行き、離れれば倒れるので、あわてうろたえるというところから) 思いがけない出来事にあわてふためくこと。どうしてよいか分からず、うろたえ騒ぐこと。(日本大国語辞典) これはエモい。比翼連理といいますか、狼と狽の関係性につい思いを馳せてしまうような、大変エモい説明ですね。日本大国語辞典だけでなく、大辞泉にも同じ記載があります。 この記述の出典を遡ると、唐代の書物である『酉陽雑俎』(ゆうようざっそ)に行き着きます。『酉陽雑俎』には以下のように書かれています。 或言狼狽是兩物,狽前足絶短,毎行常駕於狼腿上,狽失狼則不能動,故世言事乖
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く