9月27日の任期満了に伴ういわき市長選で、元衆院議員の宇佐美登氏(54)が立候補の意思を固めた。宇佐美氏は13日、福島民友新聞社の取材に応じ「衆院2期の経験や人脈、実績を生かし、市民一人一人に寄り添う政治をしたい」と語った。 宇佐美氏は、複数の支援者からの出馬要請を受けて決断したといい、近日中に記者会見を開いて正式に表明する。 宇佐美氏は東京都出身、早大理工学部卒。衆院議員は旧東京2区などから出馬、2期務めた。いわき市長選には2017(平成29)年の前回、13年の前々回、いずれも無所属で出馬し、落選した。宇佐美氏の説明によると、父がいわき市出身で、12年から同市在住。 市長選を巡っては、元文部科学省室長で新人の内田広之氏(48)と常磐共同ガス(いわき市)前社長の猪狩謙二氏(58)が立候補を表明。また現職の清水敏男氏(57)=2期=と新人の会社経営渡部(わたのべ)安彦氏(34)が立候補の意思
JR東日本は20日、奥羽線の赤岩駅を3月12日に廃止すると発表した。列車が急斜面を登るため整備された「スイッチバック」があった「秘境駅」として鉄道ファンに人気だったが、現在は通過駅で利用されていなかった。 同社によると、今後の利用客増が見込めないことから廃止を決めたという。廃止決定に合わせ、20日から駅構内を立ち入り禁止とした。同駅は1910(明治43)年10月に開業。利用客が少ないことなどから、2012年12月から冬期間の全列車通過、17年3月からは年間を通して全列車通過の対応となっていた。 赤岩駅と連続する板谷、峠、大沢の4駅はかつて、急斜面のため、列車が前進と後進を繰り返しながらジグザグに進むスイッチバックが行われていた。 山形新幹線の開業などからスイッチバックは行われなくなったが、09年に経済産業省が板谷峠のスイッチバック遺構を近代化産業遺産に認定。遺構の写真を撮って会員制交流サイ
新潟・福島豪雨から9年。2011(平成23)年7月の豪雨では橋りょうが流失し、JR只見線会津川口―只見間(27.6キロ)が不通となった。 復旧工事が行われているが、崩落事故の影響や地質調査で工事は難航している。JR東日本は工程の見直しを進めているが、計画通りに21年度中の全線再開を目指している。 JR東日本仙台支社によると、復旧工事は18年6月に始まった。斜面や盛土の復旧、軌道工事などを行っており、流失した橋りょうのうち、金山町にある第5、6、7の橋りょうの橋脚部分が完成した。第5橋りょうには橋桁が架かった。 ◆3月に崩落事故、地質調査へ しかし、復旧工事が計画通りに進んでいるわけではない。第6橋りょう付近では今年3月、斜面が崩落し、岩の下敷きになった作業員が死亡する事故が起きた。作業は一時中断し、工事は計画よりも遅れている。 加えて、工事現場の地質が想定と異なり、さらなる地質調査が必要な
「感染の危険はすぐ近くに潜んでいる。われわれができることは油断せず、常に予防を徹底することだ」。18日に福島市で確認された福島大の20代の女子学生の新型コロナウイルス感染。市内20例目の感染者発生を発表した記者会見で、市保健所の中川昭生所長はこう語り、厳しい表情を見せた。同市での感染確認は4月30日以来49日ぶりだった。 市保健所によると、女子学生は13日以前の1カ月間は県外に出ておらず、外出時や居酒屋でのアルバイト中はマスクを着用していた。感染対策や店の接客の状況などから、居酒屋の来店者の感染リスクは低いとみている。13~15日に女子学生宅に宿泊した東京都の友人女性が当時、体調変化を訴えていたことから感染源とみる。中川所長は「感染者は皆被害者で、責められない。(移動自粛解除前に)本県を訪れる行動は慎んでほしかったが、友人も反省している」とした。 女子学生は16日に体調変化を感じ、17日に
二本松郵便局では11日にも新型コロナウイルスの感染者が判明し、局内のクラスター(感染者集団)は10人まで拡大した。「ずっと不安な気持ちが続いている。PCR検査を受けさせてほしい」。同局に勤務する男性職員は心境を吐露する。男性は濃厚接触者とされず自宅待機を続けている。 同局には約120人が勤務、7日から営業を休止し全職員が自宅待機中。PCR検査は濃厚接触者の職員を対象に実施され、現時点で男性は対象外という。感染していても症状が出ないケースがあり、男性は健康状態に異変はないが「自分はすでに感染しているかもしれない。この状態で職場復帰すれば、また感染を広げるのではないか」と話す。男性の家族は周囲の目を気にして仕事を休んでいる。家族の一人はPCR検査の仕組みに理解を示しつつ「クラスターが発生したケースはPCR検査を全職員にしてほしい。家族も安心が得られない」と訴える。 同局を巡っては、三保恵一二本
双葉郡ゆかりの中、高校生による交流会「FUTABA 1DAY SUMMER SCHOOL(フタバ・ワンデー・サマースクール)」は1日、広野町のふたば未来学園中・高で開かれた。人気アイドルグループ「欅(けやき)坂46」の平手友梨奈さんら著名人6人を講師に迎え、生徒がダンスや動画制作などを通し、各界で活躍する一流の考えや発想を学んだ。 双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催。町村の垣根を越えて絆を深め、主体性や創造性を養おうと企画し、今年で5回目。「ふたばの教育復興応援団」の作詞家秋元康さんの呼び掛けで、平手さんとプロダンサーTAKAHIROさん、作家林真理子さん、仮想ライブ空間を運営する「SHOWROOM」社長前田裕二さん、テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行さん=いわき市出身、音楽家小室哲哉さんがボランティアで講師を務めた。 双葉郡を中心に生徒約280人が参加し、5クラスに分かれて"夢の授
31日午前5時10分ごろ、福島市の路上で、通行人からイノシシ1頭を目撃したと、110番通報があった。福島署によると、イノシシは体長約1メートル。JR福島駅を挟んで東口側から西口側に同市街地を横断する形で逃げ回った。早朝の中心市街地で繰り広げられた大捕物は約4時間50分後、市による駆除の形で終結した。けが人はいなかった。 「イノシシが歩いている」。市中心部で31日午前、イノシシの追跡劇が繰り広げられた。福島署によると、最初に目撃されたのは、東口側の同署周辺。イノシシは福島駅を中心に半径700メートル圏内を逃げ回った。 イノシシを東北電力福島支店近くで見掛けた男性(30)は「ブタがいる。そう思ったが、よく見るとイノシシ。市街地へ走っていった」と発見時の様子を話す。それから自転車でイノシシを追い掛けた。 間もなく福島署員が駆け付け、パトカーでも追跡。東北線を陸橋を使って渡りきると、同市三河北町の
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