菅直人新首相と鳩山由紀夫首相の2人の「首相」が4〜8日の5日間にわたって存在し、かつ政権中枢が“真空状態”となる異常事態に陥っている。小沢一郎幹事長らが描いたこの政権交代スケジュールは、民主党がいかに国の統治システムや危機管理に疎いかを如実に示している。 鳩山氏は5日、都内の東京工業大で講演し、こう語った。 「こんにちは。内閣総理大臣と紹介され、恥ずかしい思いで聞きましたが、正確に言うとまだ総理です。菅君が首班に指名されましたが、天皇陛下の任命式があって初めて正式な総理大臣になる。その間は国家の一大事があれば私が仕事をしなければならない」 憲法の規定により、新内閣が発足するまでは総辞職した内閣が職務を執行する。万一、大規模災害・事故が起きたり、外国が侵略する事態が起きれば、自衛隊の最高司令官は鳩山氏となる。鳩山氏はこれを説明したかったようだが、すでに4日の閣議で全閣僚の辞表を取りまとめ、花
菅新首相を海外がどう見ているかの一端は、「フィナンシャルタイムズ曰く、恐るべき失望の民主党にだって希望はある、たぶん: 極東ブログ」(参照)にも記したが、他の報道を見ていると一様に「ポピュリスト(大衆主義者)」という枕詞がついている。populistは「大衆迎合主義」とも訳されるが、市民主義と訳してもそうハズレということでもない。 表題にポピュリストを冠しているのがCSモニター「Populist Naoto Kan promises to 'rebuild' Japan as new PM(ポピュリストの菅直人は新首相として日本再生を約束した)」(参照)である。 The first PM in more than a decade not to hail from a political dynasty, the populist Naoto Kan hopes to boost his
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