★(2) 東京や横浜の図書館・書店で、アンネ・フランクの関連書籍が破られる事件について、朝日新聞は「日本社会が右傾化」と題する「排外主義的な動きに詳しい高千穂大の五野井郁夫准教授」のコメントを掲載している(2月28日付)。 「(安倍晋三)首相の靖国参拝が一定の支持を集めるような社会の右傾化が背景にあるのではないか。(中略)その延長線上で、敗戦国が反省すべき象徴とも言えるホロコーストに関する本が狙われたのではないか」とし、安倍政権や支持する人たちが事件の土壌を作ったと言わんばかりだが、飛躍が過ぎやしないか。 安倍首相はもちろん、支持者を含む、普通の日本人には反ユダヤの感情はない。むしろ歴史的にも好意的でさえある。 この点、毎日新聞はまだ健全だ。2月28日付の紙面に「日本は確かにナチスドイツと同盟関係にあったが、ナチスの再三の要求にもかかわらずユダヤ人迫害に同調することはなかった」「日本の歴史