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bookに関するakihiko810のブックマーク (512)

  • 言語と貨幣が持つ問題 | プレタポルテ by 夜間飛行 - Part 2

    「ない」ものをあたかも「ある」かのように 記号が実体を持ったモノのように振る舞うという点に関して私が思い出しますのは、南直哉さんの「十二支縁起の『無明』とは言語のことではないか」という発言です。十二支縁起とは「苦」が生じる過程を「無明‐行‐識‐名色‐六処‐触‐受‐愛‐取‐有‐生‐老死」の12の項目の関係のあり方に求めるものであり、この考え方が「縁起」であると南氏は説明された後、十二支縁起の根である無明とは言語のことではないか、と仰います。 私は、人間の実存を考える論理モデルとして、十二支縁起を考えている。十二支縁起の最初は「無明」。私は「無明」とは、龍樹が『中論』で述べている「ことばの虚構」(戯論)、すなわち「言語に拘束されていること」だと思う。その根は「言語機能」であって、「ことばで言い切ってしまえる世界を信じたらまちがうぞ」ということではないか。 ……私は、仏教でいう「苦」は認識の

    言語と貨幣が持つ問題 | プレタポルテ by 夜間飛行 - Part 2
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/13
    『賭ける仏教』>仏教でいう「苦」は認識のことだ、と思っている。いわゆる苦痛ではなく「無明である」ことだ。「無明」は「言語機能」だが、さらにいえば「言語の働きによって縁起や無常がわからないこと」
  • 『21世紀の資本』訳者解説――ピケティは何を語っているのか/山形浩生×飯田泰之 - SYNODOS

    700ページ以上の大作、さらに経済専門書にも関わらず、世界各国で100万部以上を売り上げた『21世紀の資』。現在、空前の「ピケティーブーム」だ。なぜ、こんなにも注目が集まっているのか。そして、ピケティはいったい『21世紀の資』で何を語っているのか。訳者・山形浩生と、経済学者の飯田泰之が語る。紀伊國屋ホールで行われた「ピケティ『21世紀の資』刊行記念 山形浩生×飯田泰之トークショー  訳者解説プラス」より抄録。(構成/山菜々子) 飯田 日は、『21世紀の資』訳者・山形浩生さんにお話を伺います。ピケティ大流行ですね! 米国では50万部売れたそうですが、現在、日ではどのくらい売れているのですか。 山形 7刷か8刷で、13万部売れていると聞いています。 飯田 単価を考えると今世紀でいちばん売り上げた経済専門書になるのではないでしょうか。 山形 そうですよね。僕のところに翻訳しろという

    『21世紀の資本』訳者解説――ピケティは何を語っているのか/山形浩生×飯田泰之 - SYNODOS
  • 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』から : どーか誰にも見つかりませんようにブログ

    増田俊也著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮文庫)の感想で、文庫化を待ってから読みましたが、なんという力作であるかという感想が先ず一つ。 文章量そのものも膨大で、上巻で515頁、下巻で616頁。しかし、退屈はしません。そればかりか日プロレス及び総合格闘技史に係る重要事項の殆んどが語り尽されてしまったかのような、最早、資料的価値として評価しなければいけないほどの内容になっており、とてもとても語り尽せない膨大にして緻密な内容でした。 これは個人的にも非常にスカッとしました。単純に、力道山対木村政彦という日人対決が実現し、そこで発生した力道山によるブック破り(プロレスの筋書を無視して木村をリング上で失神に追い込んだ)という事実を決定的なものとし、尚且つ、「真剣勝負で木村政彦が応じれば、力道山なんて叩きのめすことが出来たのだろうに、なぜ、あのようなブザマな負け方になったのか?」

    『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』から : どーか誰にも見つかりませんようにブログ
  • http://www.mammo.tv/interview/archives/no335.html

    http://www.mammo.tv/interview/archives/no335.html
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/10
    『生き心地の良い町』
  • 『みんなの寺のつくり方』 - 一条真也の新ハートフル・ブログ

    一条真也です。 『みんなの寺のつくり方』天野和公著(雷鳥社)を読みました。 著者は青森県十和田市生まれ、東北大文学部(宗教学)卒。仙台市内の葬儀社で勤務したこともそうですが、現在は宗教法人「みんなの寺」の坊守(自称・寺嫁)をされています。「みんなの寺」は浄土真宗の単立寺院で、住職は著者の夫である天野雅亮氏。天野夫ともに実家はお寺ではないにもかかわらず、檀家、コネ、スポンサー、土地建物など、すべてありませんでした。それでも、四苦八苦の末に寺院を立ち上げられたのです。その情熱と行動力に感服します。 「仏教交流シンポジウム」のようす わたしは、ブログ「仏教交流シンポジウム」で紹介したパネル・ディスカッションで著者と共演させていただきました。 飛行機のトラブルで到着が大幅に遅れ、著者の参加は第2部からになりましたが、著者はミャンマー仏教の魅力を大いに語って下さいました。パネル・ディスカッションの

    『みんなの寺のつくり方』 - 一条真也の新ハートフル・ブログ
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/09
    寺院経営 >檀家300件、葬儀が年間15回でほぼ維持できるギリギリのライン
  • 古市憲寿・國分功一郎『社会の抜け道』(2) | つぶやきコミューン

    2.地図作成の行程 第1章 IKEAとコストコへ行ってみたは消費社会のあり方をめぐる対話である。その場の感想、経験された諸外国の実情との比較の中で、浮かび上がってくる現在の日の社会における消費を、郊外にできた巨大ショッピングモールを目にしながら語ろうとする。ショッピングモールを訪れる目的は、二つあり、一つはものを買うという消費のため、もう一つは経験のためである。こうしたショッピングモールとは、ある意味「公共」の場を提供しているものではないか。國分氏は、消費と浪費の区別にこだわる。消費とは、つくり上げられた記号によって駆り立てられる行為であり、そこから逸脱した浪費とは異なるものである。安さも記号であり、一種の消費である。北欧では、消費社会が提供するようなエンターテイメントはほとんど存在せず、自然の中でのピクニックや事を楽しむのが主流である。フランスは理性の国であり、大人になれという同調圧

  • 國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』(1) | つぶやきコミューン

    JUGEMテーマ:自分が読んだ 文中敬称略 國分功一郎の『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)は、この国で出版されたドゥルーズに関する著作の中で最も優れた包括的論考である。 それが優れているのは、単にドゥルーズを哲学の一つの様式としてとらえるのではなく、哲学における思考そのもののあり方を問うからである。同時に、ドゥルーズを理解することが単なる学問的な議論に終わることなく、われわれの置かれた社会とのかかわりを定義しなおす行為へとつながっているからである。きわめて精緻な國分功一郎の知の営みは、哲学の力を密室に閉じ込め奪うのではなく、外気の中へと、都市へあるいは森の中へと、解放する営みでもあると言えるだろう。 1.ドゥルーズの哲学を語る上で最も重要なのは、そこで語っているのは誰かという語る主体の賓位の問題である。第Ⅰ章の「自由間接法ビジョン」において、國分はアラン・パディウの問いを取り上げる

  • プチ鹿島推薦図書 プロレス少女伝説と井田真木子 著作撰集

    マキタスポーツさんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』、推薦図書論の中で『井田真木子 著作撰集』と『プロレス少女伝説』を紹介していました。 (サンキュータツオ)じゃあ、もう一巡しましょうか。まず。じゃあ、PK(プチ鹿島)さん、お願いします。 (プチ鹿島)僕はね、じゃあ背景いっていうお話が出ましたけども。自分の人生の背景いという。不思議なことがあるんだな、なんて去年思ったをご紹介いたしましょう。これが、『井田真木子 著作撰集』っていう。これ、分厚いなんです。 (マキタスポーツ)うん。 (サンキュータツオ)すごい分厚いよね。 (プチ鹿島)そうなんです。出しているところが里山社というところ。 (サンキュータツオ)知らない。 (プチ鹿島)実は、版元をおこして、初めてのです。里山さんという方がどうしても井田真木子さんの作品を全集にしたいということで、もう、いの一番にこのを出されたという。こ

    プチ鹿島推薦図書 プロレス少女伝説と井田真木子 著作撰集
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/03
    ライター井田真木子『プロレス少女伝説』(90)大宅壮一ノンフィクション賞を受賞 http://is.gd/vm088V
  • 南直哉著「語る禅僧」 慈しみと縁

    P69 ”こう考えると、私が何であるかは、自分が自分以外の「他のもの」と、どのような関係をつくり出していくのか、によることになる。その実践の結果ではなく過程を、私は「主体性」と呼びたい。 われわれの存在とはわれわれの関係である。よって、その存在の充実はその関係の充実である。そして関係の充実とは、すなわち「他者」とのかかわりの対等性と多様性をできうる限り求めていくことである。ならば、われわれの豊かな生とは、関係が実際にはお互いの異なりとして成り立つがゆえに、その異なりに耐え、そしてそれを受け容れ合って、ついにはともに楽しめることである、と私は思う。” ◇ P113 ある禅寺に仲の良い兄弟弟子がいた。あるとき、弟弟子のほうが兄弟子の部屋に遊びにいくと、兄弟子がお茶をたてている。 「誰のためにお茶をたてているんですか」 「飲みたいという人がいるんだよ」 「だったら、その人にたてさせればいいじゃな

    akihiko810
    akihiko810 2015/02/22
    その矛盾と摩擦こそが我々の存在の実相だと断言するのが、仏教の縁起。摩擦があってもなお関わり続け、互いに異なることを怖れず、あえて出会いを求めるには、決意と想像力が必要だろう。これを仏教は「慈悲」
  • 哲学的な自殺  自死という生き方 覚悟して逝った哲学者(須原一秀)

    1 自殺した哲学者が、自ら自殺する理由についてについて書き、読者にも自殺を勧めたがある。 そのの新聞広告には、「晴朗で健全で、そして平常心で決行された自死」とあったので、その「自死という生き方」というを読んでみたら、全編、中年以降の年配者に自殺を勧めるだった。 著者が自殺を勧めるのは、老化による精神の衰弱と自然死による肉体の苦しみを回避するためなのだ。自然死(普通の老齢による死)については、眠るような死というイメージがあるけれども、実際はそんなものでないと著者は指摘する。 「ベストセラーになり、全米図書賞を受賞した『人間らしい死にかた』(ヌーランド著、河出文庫)というがある。そこには「自然死」について、特に「病院における自然死」についての事例が大量に収集され、克明に分析されている。専門家としてヌーランドは、『はじめに』の所で『私自身、人が死に行く過程で尊厳を感じた例に出会ったこと

  • おじさんはなぜ時代小説が好きか - 本と奇妙な煙

    青春小説は書けないから、時代小説にする 『小僧の神様』と山周五郎 難解さと西洋哲学の直訳詞を排除しながら発想した新しいジャンル それぞれの武蔵 日映画と時代小説 司馬遼太郎の小説の方法 ユートピア小説『蝉しぐれ』 鴎外の歴史小説 おじさんはなぜ時代小説が好きか (集英社文庫) 作者:関川夏央 発売日: 2014/10/03 メディア: Kindle版 青春小説は書けないから、時代小説にする 近代小説ではやれなかったことを時代小説はやるのだということを知っておいてください。たとえば、近代文学的センスでは恥ずかしくて青春小説は書けないから、時代小説にするのです。 もうひとつ注目したいのは、司馬遼太郎や山田風太郎が「ほんとうは純文学が書きたいんだが」などと最初から思わなかったことです。小説によって生活を立てるという決意があったのはたしかですが、それを「世をしのぶ仮の姿」などとは考えていません

    おじさんはなぜ時代小説が好きか - 本と奇妙な煙
    akihiko810
    akihiko810 2015/02/18
    関川夏央『おじさんはなぜ時代小説が好きか』http://9oo.jp/cfqvxN
  • 「21世紀の資本」を6つの図で簡単図解した週刊現代の記事がとてもわかりやすい - ひそかブログ

    2015-02-12 「21世紀の資」を6つの図で簡単図解した週刊現代の記事がとてもわかりやすい 最近思ったこと 何かと話題のトマ・ピケティ氏による「21世紀の資」 週刊現代2015年2月21日号には「21世紀の資」を直感的に理解できるよう、6つの図で簡単図解した記事がのっていました。とてもわかりやすい図解と記事だったので、こちらで引用させていただきます。 ポイント②(図の2番目)とポイント⑤(図の5番目)について書かれた部分を、記事から引用します。 ポイント② 財産の成長率は、労働によって得られる賃金の成長率を上回る 株や不動産、債権などに投資することで財産は増えていく。こうした財産の成長率は、給与所得者の賃金が上がる率よりも、常に高くなる。これがピケティ教授の理論の核心である。では、財産の成長率が賃金の成長率を上回ると何が問題なのか。 主に資産運用によって財産を築いている

    「21世紀の資本」を6つの図で簡単図解した週刊現代の記事がとてもわかりやすい - ひそかブログ
  • (本)中島義道「働くことがイヤな人のための本」|イケハヤ大学【ブログ版】

    中島義道氏のにハマっています。こちらもとてもいい内容でした、読書メモをご共有。 働くのがイヤ ・どうせどんなに真剣に生きても、数十年後には死んでしまうんだ。どんなに努力しても、能力の差はあるんだ。どんなにがんばっても、人生とは偶然が左右するのだ。こうした叫び声ががんがん耳に響いてくるにちがいない。だが、こうした恐ろしいほどの真理をどんなに語っても、誰も相手にしてくれない。こう語る人に向かって、世の中の鈍感で善良な、つまり嘘で固めた欺瞞的人生を送っている奴らは「そんなこと考えてもしかたないや」「とにかく努力してみろよ。いつか報われるときがあるから」「おまえ、負け犬でいいのか」「人生どうなるかわかったもんじゃない。塞翁が馬だよ」とかとかの何も真剣に考えていない、世間で垢まみれになった小汚い言葉を投げつける。おまけに善良な市民特有の「優しい」軽蔑的視線を投げつける。こうした手に掛かって、多くの

    (本)中島義道「働くことがイヤな人のための本」|イケハヤ大学【ブログ版】
  • 本を読むことの暗黒面/ショウペンハウエル『読書について』を読む - 学者たちを駁して

    はじめに 世の中のほとんどの読書論は「は読まないよりも読んだ方がいい」、「を読んだ方が教養が身につき考えも深く豊かになっていく」という考え方、言わば読書に対するある種の性善説を前提にしてきました。 僕もそういう考え方に従い、今までそれなりにたくさんのを読んできました。「を読むことで、いつかは自分も世間一般の人があまり考え着かないようなことを考え着くことができるようになるはずだ」。「いつかは自分も…」そう自分に言い聞かせながら自分なりの読書道を歩んできました。けれども、そういう考えに対して真正面から直滑降で向かってくる影があります。これは身構える必要がありそうです。 ショーペンハウエルの『読書について』は、読書が持つ昼の顔、つまり読書の効用については正面からは何一つ述べようとはしません。むしろ著者がこのの中で何よりもまず読者の注意をうながそうとしているのは、を読むことの暗黒面、読

    本を読むことの暗黒面/ショウペンハウエル『読書について』を読む - 学者たちを駁して
  • 【書評】アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 - 好きなことを、好きなだけ。

    Amazon.co.jp: アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読 (星海社新書): 舛 和也: 今期の『SHIROBAKO』が非常に面白く、アニメ制作進行という職種に興味を持ったため、購入しました。 著者は『天元突破グレンラガン』に関わり、現在はトリガーにて 『キルラキル』、『リトルウィッチアカデミア』等を制作を手掛けた舛和也さん。 制作進行の工程・関わる人そして"暗黙の実務"に焦点を当てて説明されていて、制作工程を疑似体験できるでした。 書を読んで分かった制作進行という仕事とその今後について、思うところを書いてみます。 ※実際のアニメ制作の現場を経験している訳ではないので的外れなこと書いてたらすみません。 ①制作進行という仕事について 現在、私はシステムインテグレーション(SI)業界でシステムエンジニア(SE)の仕事をしています。SEは、各工程に関わり、関係者と密に

    【書評】アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 - 好きなことを、好きなだけ。
    akihiko810
    akihiko810 2015/01/08
    著:舛本和也(制作会社トリガー『キルラキル』)/ http://is.gd/JArAPK 1話あたり1200万から1800万円 3年後の業界滞在率は10%~20%
  • 刺激と不幸を求めてしまうのはなぜ? 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 - チェコ好きの日記

    「なんとなく退屈だ」。 これは最近の私の感想でも地方の若者の感想でも東京のOLや女子大生の感想でもなく、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーが「退屈の第三形式」として提示した、最も深い「退屈」の形態です。しかしそう難しく考えなくても、「なんとなく退屈だ」、この思いを人生で一度も抱いたことのない人なんていないでしょう。毎日が充実していないわけじゃない、楽しいことがないわけじゃない、友達がいないわけじゃない、それなのに「なんとなく退屈だ」。気晴らししようにもどうも気分が晴れない。 人間はなぜ「退屈」するのか、「退屈」はどこから生まれるのか、「退屈」から逃れる方法はあるのか? そんなことを考えるのに役立つのが、國分功一郎『暇と退屈の倫理学』です。このすごく面白かったので、今回はこれの感想文を書きます。 暇と退屈の倫理学 作者: 國分功一郎出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2011/10/

    刺激と不幸を求めてしまうのはなぜ? 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 - チェコ好きの日記
    akihiko810
    akihiko810 2015/01/06
    サブカル人には多い。はてなで自殺したメンヘラ神という女性はたぶんこれ /「刺激を求める態度」がキツくなったら、潔く撤退して「色々あったけどやっぱ普通が一番だよねー」と言って、般若心経読むといい
  • 『ニッポンの音楽』が描く“Jポップ葬送の「物語」”とは? 栗原裕一郎が佐々木敦新刊を読む

    「史観」という言葉がある。「唯物史観」であるとか「自虐史観」であるとか、音楽の場合だと「はっぴいえんど史観」であるとか、歴史に対するときに採られる見方や立場、価値判断のことだ。これが極端に偏ると、捏造に基づく偽史や、悪い意味での歴史修正主義に陥ったりするわけだが、無数にある史実のどれを選び、どう評価するかということだけでも、史観は自動的に生じてきてしまうものではある。学校の歴史教科書にも史観はあるし、たとえば、あらん限りの資料を渉猟し、できうる限りそれらをそのまま提示して、1968年という「政治の季節」を実証的に丸ごと描き出そうとした小熊英二の『1968』にだって史観は存在している。 結局、人それぞれに史観はあり、史観の数だけ歴史はあるわけで、主観と客観は史観の強弱のグラデーションでしかないということもできるだろう。 歴史を描こうとする者は、このグラデーションの幅のどこかに自分を置くことに

    『ニッポンの音楽』が描く“Jポップ葬送の「物語」”とは? 栗原裕一郎が佐々木敦新刊を読む
  • 「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著 | Kousyoublog

    ずっと読みたいと思っていた。1932年に描かれた作はディストピア小説の傑作として、オーウェルの「一九八四年」と並び称されることも多い。その理由は読めばわかる。 西暦2540年、世界は自動車王フォードを神格化し、高度な効率化に基づく高福祉の実現によって安定社会を築き上げていた。人間は工場で生産され、条件付け教育に基づいて欲望は抑えられ、フリーセックスの奨励とソーマと呼ばれる快楽薬はストレスを解消し、遺伝子操作に基づき生まれながらにして定められた階級の中であるべき人生を歩む。共同性(コミュニティ)、同一性(アイデンティティ)、安定性(スタビリティ)をモットーとする「すばらしい新世界」だ。 この作品世界は著者ハクスリーの未来予測に基づいて構築されている。1932年、彼は未来をどのように予測したか、書に収められた1946年の「著者による新版への前書き」で詳しく語られているが、この前書きは実に鋭

    「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著 | Kousyoublog
  • 『21世紀の資本』がバカ売れするワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン

    電話帳ほど分厚い経済専門書が、欧米で飛ぶように売れている。フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資論』だ。各国の税務統計など、20以上の国の所得と資産のデータを300年の超長期にわたり遡って分析した書は、富める者はますます富み、そうでない者との格差がジリジリと広がっていく……資主義の暗な未来を予言する。格差の拡大は資主義に根源的に内在するメカニズム、というピケティの指摘は、これまでの経済学の常識を覆すものだが、彼は膨大なデータから実証してみせたのだ。 発売されたばかりの日語版『21世紀の資』(みすず書房)の翻訳を手掛けた、大手シンクタンク・コンサルタントで評論家の山形浩生氏は、異例のヒットの理由をこう説明する。 「国フランスよりアメリカで人気を博しているのは、もともとアメリカでは格差の問題が大きくクローズアップされており、『今も不当なやり口で格差は広がっている』と主

    『21世紀の資本』がバカ売れするワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン
    akihiko810
    akihiko810 2014/12/19
    フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本論』 >20世紀後半だけが格差なきよき時代だった
  • 「放送禁止映像大全」 ば○こう○ちの納得いかないコーナー

    akihiko810
    akihiko810 2014/12/18
    「放送禁止映像大全」天野ミチヒロ http://is.gd/E6n9wX