【1月10日 AFP】強気で遠慮のない物言いで知られる中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官が同職を退任し、国境海洋事務局の副局長に就任すると、政府が9日にウェブサイトを通じて発表した。 2020年に報道官に就任した趙氏は、中国政府の西側諸国に対する「戦狼」外交を象徴する人物だった。 趙氏は、米軍が新型コロナウイルスを中国に持ち込んだなどと陰謀論を吹聴することもあった。 また、オーストラリア兵が血の着いたナイフを子どもの喉に突き付けている加工画像をソーシャルメディアに投稿し、同国政府の怒りを買ったこともある。 習近平(Xi Jinping)政権下でより好戦的な外交が展開される中、趙氏は頭角を現した。中国の好戦的な姿勢は衰えを知らず、先月には西側に批判的なことで知られる秦剛(Qin Gang)駐米大使が外相に任命された。(c)AFP