「鳩山政権3カ月。日米同盟にかかわる話以外は、外交はうまくいっている」。岡田克也外相は16日、日本経団連との懇談会で自虐的にこう語り、会場の笑いを誘った。沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で米側との交渉の矢面に立つ岡田氏は、年内決着を主張してきただけに結論の先送りに危機感が募るようだ。 岡田氏は「中国との関係も韓国との関係もいい」と評価。一方で、米国との関係については「早くしっかりと前向きな、いかに日米同盟を深めていくかという議論ができる状況をつくらないといけない」と、普天間問題の早期決着が必要だとの思いを強調した。