「岡田外相がルース駐日米大使に現行計画の主要部分を受け入れる意向を伝えた」とする24日付の米紙ワシントン・ポストの報道は、25日に沖縄で県内移設に反対する大規模な大会が開かれる直前のタイミングだった。 地元の反発は一層高まっており、政府関係者は24日、「米国は鳩山政権に何度も煮え湯を飲まされている。鳩山政権と交渉するつもりはない、というメッセージで、情報が流れたのではないか」との見方を示した。 報道は、外相と大使の会談が23日に行われた直後で、日米関係でこのレベルの会談を米紙が速報するのは異例だ。岡田外相は24日、長崎県佐世保市内で記者団に対し、「(県民大会を)控えて極めて遺憾だ」と不快感を示した。