鳩山首相は2日、次期総選挙には立候補しない意向を表明した。
鳩山首相は2日、次期総選挙には立候補しない意向を表明した。
宮崎・口蹄疫 農水職員 心ない報告 補償交渉 現地から本省に 「川南町長はしつこくゴネる」 2010年6月2日 06:36 カテゴリー:九州 > 宮崎 内野宮正英町長(左から2番目)と面会する山田正彦農水副大臣(右)。日報はこの時に書かれた=5月18日、宮崎県川南町役場 宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、山田正彦農林水産副大臣に被害農家への補償を求めた同県川南(かわみなみ)町の内野宮正英町長について、現地対策本部の農水省職員が本省に報告する日報に「しつこくゴネる」と記していたことが1日、分かった。 日報は、内野宮町長と現地対策本部長の山田副大臣が5月18日、同町内で協議した内容の記録。家畜の埋却用地確保に伴う補償を副大臣に求める町長の発言部分を「町長 補償を検討するでは現場は動けない。決断して欲(ほ)しい。(…としつこくゴネる。)」と記述していた。かっこ内は同省職員が所
鳩山由紀夫首相の資質・能力については、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる迷走や、母親からの多額の資金供与に関する珍答弁などで「愚か」というイメージがすっかり定着した。とはいえ、首相の言動を注意深く追っていくと、意外に「したたかで姑息」な素顔もうかがえる。 「政治とカネの話はやはり、この政権にとって大変国民の皆さんのお怒りを買った話だ」 首相は1日昼、視察先の宮崎市で記者団にこう強調した。参院民主党で首相退陣論が強まっている中で、あえて「政治とカネ」問題を持ち出すことにより、民主党の小沢一郎幹事長と「一蓮托生」であることを強調し、牽制したとみられる。 前日夕には、小沢氏、輿石東参院議員会長との3者会談を自ら呼びかけ、わずか8分間の会談後、記者団に「(続投は)当然だ」と答えた。退陣論が燃え上がる前に鎮火しようとする素早い動きだった。保身に関しては計算高いのだ。 「私自身の『できる限り県外』という
続投か、退陣か――。鳩山首相の進退を巡る首相と民主党の小沢幹事長らの1日の協議は、結論を2日以降に持ち越した。 首相は政権維持になお意欲を示しているが、参院選を控えて党内の反発は強まっており、予断を許さない情勢だ。 「総理、続投ですか!」 1日夜、国会内で小沢氏らとの会談を終えたばかりの首相に記者団が問いかけると、首相は無言で左手の親指を立て、笑顔を見せた。 「首相はしぶとい。簡単に辞めるタマじゃない」 首相の周辺は「続投」のサインと見てとった。 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で迷走を重ね、内閣支持率の急落と社民党の連立政権離脱を招いた首相に対し、民主党内の批判は強まる一方だ。しかし、当の首相は周辺に「なぜ普天間で辞めなければならないのか」とこぼしているという。沖縄や社民党の反対を押し切ってまで、同盟国・米国と共同声明をまとめあげたではないか、という自負心が働いているようだ。 一時は関
最後のあいさつを終え、一礼する鳩山由紀夫首相。左端は民主党の小沢一郎幹事長=2日午前10時22分、国会内、川村直子撮影首相官邸に入る鳩山由紀夫首相=2日午前8時44分、首相官邸、川村直子撮影鳩山由紀夫首相と会談するため幹事長室を出る民主党の小沢一郎幹事長=1日午後6時1分、国会内、河合博司撮影 鳩山由紀夫首相は2日午前に開かれた民主党の両院議員総会で辞任を表明した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、社民党が連立政権を離脱。7月の参院選での選挙協力に亀裂が入り、参院民主党を中心に「このままでは参院選が戦えない」といった辞任要求が噴出。内閣支持率も10%台に落ち込み、首相はこれ以上の政権運営は不可能だと判断した。同時に、民主党の小沢一郎幹事長にも辞任を促し、了承を得たことも明らかにした。 鳩山首相は、公開で行われた両院議員総会の中で、「引かせていただきたい」と表明。辞任の
鳩山政権の国会運営は厳しさを増している。社民党の連立離脱で、参院(242議席、欠員1)の与党系会派は過半数となる121議席を1議席だけ上回る122議席しかない。自民党など野党側が首相の問責決議案を提出した場合、与党から造反議員が出れば決議案が可決されかねない状況だ。 自民党の谷川秀善参院幹事長は1日の記者会見で問責決議案について「時期とタイミングが大事だ。あとは粛々とやるだけ」と述べた。公明党の漆原良夫国会対策委員長も「時期をいろいろと考えている」と歩調を合わせる。 参院で5議席を持つ社民党からも「内閣不信任決議案と首相問責決議案は賛成の方向で調整している」(党幹部)との声が上がる。参院民主党では首相批判が続いており、党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員もこの日、記者団に「筋の通っている問責ならいい。まず中身を吟味する」と強調。場合によっては賛成もあり得るとの認識を示した。 問責決議案に
8カ月前に政権交代を実現した鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長。半時間の会談を終えた2人の表情は対照的であり、「蜜月」の終焉を思わせた。 首相は会談前から余裕たっぷりだった。宮崎県から帰京後、テレビ各社の解説委員と懇談。日本医師会のパーティーに出席すると「原中勝征会長に『こんな時によく来れたな』」と言われた」と笑いをとり、「命をしっかり守っていこう」と呼びかけた。会談後、記者団に「続投か」と問われると笑みを浮かべ、左手でグッドサインを作った。 一方、小沢氏は衆院議員会館の理容店で整髪し、会談に臨んだが、会談後は無言で国会内の幹事長室に入り、「フーッ」と深いため息をついた。予定された記者会見もキャンセルした。 党内の火種が収まったわけではない。 5月31日、国会内の一室。「鳩山降ろし」の首謀者の一人である高嶋良充参院幹事長は、広告代理店が作成した党首の写真抜きのマニフェストのデザイン案を
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