『メディア クリティーク』1月31日号でもお伝えしたKADOKAWAの「300人リストラ問題」がここにきて急展開を見せている。さる2月19日、同社社内にある3労組の一つである「角川映画労働組合」(旧大映労組)の上部団体、映画演劇労働組合連合会(映演労連)の幹部より本誌(岩本太郎記者)あてに「とうとう会社が社員に退職強要を始めた!」との一報が寄せられたのだ。 その後2月24日、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が開催した春闘決起集会で、映演労連は「映演労連・臨時ニュース 2015.2.24」として「あのKADOKAWAで『4月以降にあなたの居場所はない』『リストラではない』と言いながら、悪質な退職強要相次ぐ!」というタイトルのビラを配布した。問題の発端からの流れも含めてわかりやすくまとめられた内容なので、以下に全文をそのまま引用しておこう。 《2013年10月に角川グループ10社が大合併