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漢詩に関するarcade00fire01のブックマーク (30)

  • 『王梵志詩集注釈 敦煌出土の仏教詩を読む』 - Cask Strength

    王梵志[おうぼんし]詩集注釈: 敦煌出土の仏教詩を読む 作者: 辰巳正明出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2015/02/02メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 王梵志の詩集は『日国見在書目録』に著録されていることから日への将来が確実な別集であるだけでなく、山上憶良等に影響を与えた可能性が指摘されてきた重要な詩集であるにも関わらず、全体を日語訳したものは今までありませんでした。それが遂に成ったのは喜ばしいことです。巻末の語彙索引も(項楚『王梵志詩校注』等をまだお持ちでなければ)便利。 しかし、書は利用に際して注意を要する、といいますか、問題が少なくない。 書は文校訂と注釈を項楚『王梵志詩校注 増訂』(上海古籍出版社、2010年)にほとんど依拠しています。項楚氏の労作を持っていたら書は(日語訳はありがたいにせよ)不要だと感じる人もきっと少なくないで

    『王梵志詩集注釈 敦煌出土の仏教詩を読む』 - Cask Strength
  • 日本漢文学プロジェクト・国際ワークショップ「幕末漢詩文の”かたち”」(2015年4月10日(金)、大阪大学豊中キャンパス) | 笠間書院

  • 「第1回日本漢文学総合討論」(3/23)パネルディスカッションの要旨です

    パネルディスカッション1 「日漢詩の古典化と近代の文芸批評及び教科書」 日漢詩文のうち、どの作品が、名詩や名文と呼ばれるかは、その時代時代の思潮や教育が大きな影響を与えている。パネルでは、主として江戸時代の漢詩を対象として、明治期以降、どのような過程を経て、名詩となったか、すなわち、古典化されたかについて検討する。明治期以降を通覧した場合、とくに古典形成の動きがとくに顕著な時期として、明治30年代(1900年代頃)と、昭和40年代(1965~74年頃)を挙げることができる。 明治30年代は、1904(明治37)年に国定教科書が採用され、それまで多様な試みがなされていた中学漢文教科書が一定の方向に集約され、掲載される漢文作品の質が統一的になった時期である。と同時に、小説などを通じて、広瀬淡窓「桂林荘雑詠示諸生」などの詩が一層人口に膾炙することとなった時期でもあった。 一方、昭和40年代

  • 菅原道真の末裔歌手 - Cask Strength

    「世界ふしぎ発見!」の今のエンディングを歌っているのが Metis という歌手でして、 菅原道真の末裔にあたるという。家系図は原子爆弾によって焼失しており、祖母が菅原道真の家系であることを明かすまで人も知らなかったという。しかし、現在子孫であるという物証は残っておらず、祖母の発言だけが子孫であるという根拠に過ぎない。 http://ja.wikipedia.org/wiki/Metis だそうです。どうでもいいのですが、当の菅原道真は、音楽は大の苦手だったということはあまり知られていないかもしれません。比較的若い頃の作品である「停習弾琴」(弾琴を習うを停む)詩、 偏信琴書学者資 三余窓下七條糸 専心不利徒尋譜 用手多迷数問師 断峡都無秋水韻 寒烏未有夜啼悲 知音皆道空消日 豈若家風便詠詩 ――音楽読書は学者の助けになるとひたすら信じ、暇があれば(を読むはずの)窓の下で琴の練習。しかし

    菅原道真の末裔歌手 - Cask Strength
  • 『新編 中国名詩選(中)』 - Cask Strength

    新編 中国名詩選(中) (岩波文庫) 作者: 川合康三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/02/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 「沅湘、日夜、東に流れ去る。愁人の為に留まる事、少時もせず」と言へる詩を見侍りしこそ、あはれなりしか。 (『徒然草』第21段。兼好がここで引いているのは、戴叔倫「湘南即事」〈『新編 中国名詩選(中)』435〜436頁〉。旧版でも書でも徒然草における引用については言及していませんが、あっても良かったかもしれない) 先月上巻を紹介したので(『新編 中国名詩選(上)』と旧版との比較 - Cask Strength)中巻に対しても何か一言いわなければいけないような視線を感じます・・・が、初唐の部分と適当にぱらぱらとページをめくった所しかまだ読んでいません。というか、上巻もまだ全体の1/5ほどしか読んでいません。それでいてコメントを

    『新編 中国名詩選(中)』 - Cask Strength
  • 「此の中に深意有り」 - Cask Strength

    先日取り上げた岩波文庫『新編 中国名詩選(上)』(『新編 中国名詩選(上)』と旧版との比較 - Cask Strength)ですが、「南朝」章の冒頭に掲出された図版に目を奪われました。 扉=陶淵明飲酒詩(明の文徴明の書、京都国立博物館蔵)「飲酒二十首」其の五(424頁)。文徴明は明の文人。絵も書もよくし、ことに山水画は南宗画(文人画)の名手。第九句の「此中有真意」をあえて「深意」と改めたのか。 (396頁) たしかに、「深意」になっている(第5行第3〜4字)・・・。龔斌『陶淵明集校箋』(上海古籍出版社)や袁行霈『陶淵明集箋注』(中華書局)といった代表的な注釈書にも言及されていないので、これは知らなかったです。 (『書道大字典 上』1307頁。これは残念ながら当該例から採録したわけではないようですね) そのような異文のあるテクストがかつて存在したのではなく、『新編 中国名詩選(上)』が指摘す

    「此の中に深意有り」 - Cask Strength
  • 『新編 中国名詩選(上)』と旧版との比較 - Cask Strength

    新編 中国名詩選(上) (岩波文庫) 作者: 川合康三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/01/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 日購入しました。旧版(松枝茂夫氏編)は先秦から近代までの漢詩を手軽に鑑賞できる非常に便利なガイドブックでしたので、今回の改訂が楽しみでした。ぱらぱらと拝見しますと、語釈と評釈がだいぶ詳しくなっています。 なお、各冊で扱う範囲が異なります。旧版は毛詩から漢魏まで(上)晋から盛唐(中)中唐から近代(下)でしたが、新版は「上古・『詩経』・『楚辞』・前漢・後漢・魏晋・南朝(東晋・南朝宋・南斉・梁・陳)・北朝」(上)「唐の初唐・盛唐・中唐(柳宗元まで)」(中)「中唐(白居易から)・晩唐・北宗・南宋(金)・元明清」(下)となるそうです。 収録作品にもだいぶ出入りがあります。除外されたもの、新版で新たに加わったものの一覧表を作ろうとしま

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  • 日本漢文学プロジェクト:日本漢詩文における古典形成の研究ならびに研究環境のグローバル化に対応した日本漢文学の通史の検討

    漢文学プロジェクトのシンポジウムなどでの発表・報告中心をに、18篇の論考で構成された雑誌がまもなく刊行されます。古代から近代まで、日漢文学の最新、多様な研究成果がご覧いただけるかたちになっております。お手に取っていただければ、うれしく存じます。 『文化装置としての日漢文学(アジア遊学 229)』(勉誠出版、2019年2月28日〈予定〉) 滝川幸司・中大・福島理子・合山林太郎編 http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100973 目次 Ⅰ 古代・中世漢文学研究の射程 平安朝漢文学の基層―大学寮紀伝道と漢詩人たち 滝川幸司 長安の月、洛陽の花―日古典詩歌の題材となった中国の景観 高兵兵 後宇多院の上丁御会をめぐって 仁木夏実 誰のための「五山文学」か―受容者の視点から見た五山禅林文壇の発

  • 宋之問「苑中遇雪応制」詩 - Cask Strength

    書は書家としても知られる尚育が唐の詩人・宗之問の漢詩を書いたもので、尚育の書には珍しく行書を崩した書体だという。美ら島財団で修復が始まっており、来年度にも公開される。 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231494-storytopic-1.html 「宗之問」はもちろん「宋之問」のことですが、それはさておき、この「苑中遇雪応制」詩の書は国宝級の発見として先日も報道されました。慶賀。尚育王の「書」発見 1838年、国宝級 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース 実はこの記事に第1句・第2句の解釈が示されているのですが・・・ 漢詩は「紫禁仙輿詰旦來 青旗遙倚望春臺」(皇帝のみこし=紫禁の仙輿=は早朝に来る。青い旗がはるかかなたより近づくのが春台=高台=から望める)などとつづっている。 「望春台」を「春台より望む」と解しているようですが、果たしてどう

    宋之問「苑中遇雪応制」詩 - Cask Strength
  • 梅堯臣「月蝕」詩――月蝕の際に鏡を叩くこと - Cask Strength

    この雲の様子だと首都圏で皆既月を見ることはほぼ絶望的なようです。無念・・・ 昨日話題になったことで、月蝕を題材にした和歌とか漢詩というのはあるのかと。ほとんどないという結論でいいと思うのですが、たとえば古いところでは、日蝕や月蝕が不吉だと詠んだ「十月之交」(毛詩・小雅)があって、あるいは詩のなかに月蝕を取り上げた作品はチラホラあるのですけど、月蝕そのものをぶっつけに主題にした作品は思いつきませんでした*1。 ところが、ついさきほど別の件で梅堯臣の詩集を見ていたら、「月蝕」と題する詩が目に飛び込んできまして。これはその珍しい例ということになります。梅堯臣らしいですね。 中国詩人選集二集〈第3巻〉梅堯臣―梅聖兪 (1962年) 作者: 吉川幸次郎,小川環樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1962/08/22メディア: 単行 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る 有

    梅堯臣「月蝕」詩――月蝕の際に鏡を叩くこと - Cask Strength
  • 『全漢三国晋南北朝詩』という化石 - Cask Strength

    世説新語 4 (東洋文庫) 作者: 劉義慶,井波律子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2014/05/09メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 井波氏の訳注、通読ではなくて拾い読みにとどまっているのが大変申し訳ないのですが、最新刊の第4巻を例のように何かあてがあるわけでもなくぱらぱらと拝見していたところ、化石を発掘したような気分に襲われました。 これも郭璞のすぐれた予知能力をテーマとした話である。ここに引かれた詩は「全晋詩」にも収録されておらず、出典は未詳だが(後略) (195頁。「術解」篇第7話の注) なお、「ここに引かれた詩」というのは、 北阜烈烈 巨海混混 塁塁三墳 唯母与昆 (北阜烈烈、巨海混混、塁塁たる三墳、唯だ母と昆とのみ)を指しますが、それはともかく、「「全晋詩」にも収録されておらず」というのが少し驚きました。 「全晋詩」というのは、漢から隋までの詩を

    『全漢三国晋南北朝詩』という化石 - Cask Strength
  • 幕末・明治期における日本漢詩文の研究: 忘却散人ブログ

    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 同僚の合山林太郎氏さん、元々得意な英語を生かした職に就きたかったらしい。大阪大学でOUSSEPという留学生のための英語授業カリキュラムがあり、我々も3年に1度オムニバス形式で担当し、私などは四苦八苦しつつ、結局TAの力を借りてやっとのことで1コマをやっているのだが、合山さんなどは、その英語力を” excellent !” と授業アンケートに書かれるくらいで、前回はコーディネータとして、数回授業を担当されたほどである。実際、英語で留学生の方と会話しているのを聞いたことがある

  • ハマザキカク on Twitter: "【ゆる募】この画像の中国語の意味が分かる人、教えて下さい RT @YusefHashish: @hamazakikaku it is a vase. I'm trying to find out about http://t.co/s4RL3MwGAf"

    arcade00fire01
    arcade00fire01 2014/04/18
    【ゆる募】この画像の中国語の意味が分かる人、教えて下さい
  • TBS NEWS DIG | TBS/JNNのニュースサイト

    能登半島地震 2次避難 避難者全体の約8% 石川県内では、今も1万6000人余りが避難生活を強いられています。県内外への2次避難が進められていますが…

    TBS NEWS DIG | TBS/JNNのニュースサイト
  • 中日新聞:杉田玄白の直筆漢詩2首を発見 :話題のニュース(CHUNICHI Web)

    トップ > 社会 > 話題のニュース一覧 > 記事 【話題のニュース】 杉田玄白の直筆漢詩2首を発見  Tweet mixiチェック 2013年10月20日 02時00分 新たに見つかった杉田玄白の漢詩2首。直筆で1枚の紙に記されていた 医学書「解体新書」の翻訳で知られる江戸時代の蘭方医・杉田玄白(1733~1817年)が晩年に作った漢詩が新たに19日までに見つかった。西洋医学発展の功績が認められ将軍との面会を許される喜びなどを詠んだ2首で、直筆で1枚の紙に記していた。医学への情熱を生涯燃やし続け、長年の苦労が報われた玄白の感激をうかがわせる貴重な史料と言えそうだ。 玄白の漢詩が新たに確認されたのは、1936年に漢詩が書かれた日記を子孫が公開して以来、約80年ぶり。 群馬県高崎市の古書店主の名雲純一さんが今秋、古書市で発見。 (共同) この記事を印刷する PR情報 Ads by Yaho

  • 滝川 幸司 (Takigawa Koji) - マイポータル - researchmap

    『和歌文学大辞典』編集委員会, 島津, 忠夫, 久保木, 哲夫 (担当:分担執筆, 範囲:項目執筆(「空海」「菅原道真」「探韻」「序者」「曲宴和歌」「御会和歌」他))

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    arcade00fire01 2013/10/16
    伏見りんたろう(@Frintarou)の中の人?
  • 『和漢朗詠集 現代語訳付き』 - Cask Strength

    和漢朗詠集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 作者: 三木雅博出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2013/09/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る (底となった伝行成筆粘葉和漢朗詠集。『御即位20年記念特別展 皇室の名宝2』72頁。ちょうどこの「初冬」の部分、後で問題になります) 底の粘葉和漢朗詠集の翻刻・影印→ かな名蹟全集. 第2(1) - 国立国会図書館デジタルコレクション 等4冊。 文化史的に極めて重要なテクストの訳注書が文庫で刊行されることの意義は大きいですね。裏表紙に「編者公任がどのように詩句や和歌を選択・配列し、主題を表現したかという文学作品としての読み方も懇切に示す」とあるように、構成という問題は著者の得意の一つです(参照:http://ci.nii.ac.jp/naid/120004709903)。それぞれの部立に付された解説(

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  • 馬を長城の窟に飲ふ(小杉放菴「飲馬」)  - Cask Strength

    日光市は、市出身の画家・小杉放菴(一八八一〜一九六四年)の初期の代表作「飲馬(いんば)」を、神奈川県の個人所有者から購入した。購入額は千八百五十八万五千円で、市の絵画の購入額としては過去最高。小杉放菴記念日光美術館(同市山内)で二十五日まで展示している。 「飲馬」は、一九一四年に日美術院が主催した再興院展第一回展に出品された油彩画で、縦七十四センチ、横百五十センチ。中国・万里の長城を築城するときの苦役をうたった漢詩「飲馬長城窟行」が題材とされ、水を飲む馬を、座りながらじっと見詰める半裸の少年の姿を描いている。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20130802/CK2013080202000173.html 詩題が「○○行」となっているものはいわゆる「楽府」(がふ)の作品で、後世に新作されたものもありますが、たいていは古いオリジナルの歌詞

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  • ★おすすめ本――『日本漢詩への招待』(鈴木健一、東京堂出版) - 川村裕子の王朝と猫

  • 『詩経 鹿鳴』から 平安貴族はなぜ歌を詠むか

    逆名🌈🕊️🏳️‍🌈🏳️‍⚧️ @sakana6634 はっこれか!? 『2010年10月24日、平城宮跡で行なわれた、古代行事の再現「射礼」から、「大的­式」・「拝舞」の様子です 』【射礼 vol.2】 http://t.co/2e46i6FFz5 @youtubeさんから 2013-04-23 23:15:22

    『詩経 鹿鳴』から 平安貴族はなぜ歌を詠むか