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ブックマーク / bijutsutecho.com (47)

  • 「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる

    「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる兵庫県立美術館で、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の半生を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕。会期は9月1日まで。 文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 展示風景より、左から『機動戦士ガンダム(劇場版)』『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』のポスター Ⓒ創通・サンライズ 兵庫県立美術館で、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の、これまでの仕事を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕した。会期は9月1日まで。 安彦は1947年北海道遠軽町生まれ。66年に弘前大学に入学するも除籍となり上京。アニメーターとして活動し始める。『機

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  • AI生成の写真がコンテストで受賞するも制作者は賞を辞退。その理由とは?

    AI生成の写真がコンテストで受賞するも制作者は賞を辞退。その理由とは?ドイツの写真家ボリス・エルダグセンがAIを使って生成した写真が、今年の「ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード(SWPA)」でクリエイティブ部門賞を受賞。しかし、受賞してから約1ヶ月後にエルダグセンは賞を辞退した。 ボリス・エルダグセン Pseudomnesia: The Electrician 出典=ボリス・エルダグセンのウェブサイトより 人工知能AI)を使って生成され、今年の「ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード(SWPA)」でクリエイティブ部門賞を受賞したある写真が、物議を醸している。 受賞したのは、ドイツの写真家ボリス・エルダグセンによる作品《Pseudomnesia: The Electrician》。今年3月14日に同作の受賞が発表され、エルダグセンは自身のウェブサイトで同作について次のように

    AI生成の写真がコンテストで受賞するも制作者は賞を辞退。その理由とは?
  • 文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表

    文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表25回にわたり続いてきた文化庁メディア芸術祭が、次年度の作品募集を行わないと発表した。 文化庁メディア芸術祭の企画展「AUDIBEL SENSES」(2022、表参道ヒルズ)展示風景より、歴代受賞作品の紹介パネル 今年、第25回の開催をむかえる「文化庁メディア芸術祭」が、次年度の作品募集を行わないと発表した。 アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門でその年の優れた作品を顕彰し、展示等の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合祭として開催されてきた文化庁メディア芸術祭。 1997年度の初開催以来、優れたメディア芸術作品を募集・顕彰するとともに、受賞作品の展示や上映、シンポジウム等の関連イベントを実施してきた祭が、次年度の作品募集を行わないとウェブサイトにて発表した。今後の動向については未発表。 なお、先年度募集の作品

    文化庁メディア芸術祭が今後の作品募集を行わないことを発表
  • デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開

    デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開デュシャンの作品や人生に関連する1万8000点以上の資料や作品を網羅するオンライン・リサーチ・ポータルサイトが、フィラデルフィア美術館、ポンピドゥー・センター、マルセル・デュシャン協会によって共同開設された。 マン・レイが撮ったデュシャンのポートレート 1919頃 Man Ray Trust/Adagp, Paris (C) Centre Pompidou, Mnam-Cci, Paris フィラデルフィア美術館、ポンピドゥー・センター、マルセル・デュシャン協会が、デュシャンのオンライン・リサーチ・ポータルサイトを共同で開設した。 このサイトは、フランスとアメリカの3機関による7年間のパートナーシップから生まれたもの。デュシャンの作品や人生、彼の個人的なネットワーク、そしてキュビスム、ダダ、シュルレアリスムなどの前衛芸術コ

    デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開
    arihoshino
    arihoshino 2022/01/30
    “ジャン・クレールが『偉大な虚構の人』(Le grand fictif)と呼んだ芸術家デュシャンも、友人たちがつくったバーチャルな世界に身を置くことを喜ぶに違いないでしょう”
  • スバルビル解体で《新宿の目》はどうなる? 所有者の小田急は撤去を否定

    スバルビル解体で《新宿の目》はどうなる? 所有者の小田急は撤去を否定東京・西新宿にあるスバルビルの最後のテナントだったマクドナルドが7月21日をもって閉店する。スバルビルの解体が予定されるなか、同ビル地下にある東京を代表するパブリック・アートのひとつ、《新宿の目》の行方に注目が集まっている。 新宿駅西口地下広場にある《新宿の目》 新宿駅の西口地下広場で行き交う人々を見つめてきた巨大な目。東京在住者であれば一度は目にしたことがあるのではないだろうか。 その名も《新宿の目》と題されたこの作品は、1969年に彫刻家・宮下芳子が制作したパブリック・アート。瞳の高さは3.4m、横幅は10mにもおよぶ作品の内部には照明が埋め込まれており、瞳の部分が回転する。新宿という喧噪の中で、強い存在感を放ってきたこの作品に、撤去の可能性が出てきた。 新宿駅西口地下広場にある《新宿の目》 同作が設置されているのは、

    スバルビル解体で《新宿の目》はどうなる? 所有者の小田急は撤去を否定
  • 風間サチコ「ディスリンピアン 2021」(無人島プロダクション)

    風間サチコ ディスリンピアン2021 ©︎ Sachiko Kazama Courtesy of MUJIN-TO Production 無人島プロダクションは、風間サチコ展「ディスリンピアン2021」を開催する。風間が2018年に発表した幅6メートルを超える巨大木版画作品「ディスリンピック2680」から派生した展覧会。 風間は1972年東京都生まれ、96年武蔵野美術学園版画研究科修了。徹底したリサーチに基づき、近現代の社会的事象への関心を起点とした黒一色の木版画は、批判的な視点とコミカルな表現を併せ持つ。 風間による「ディスリンピック2680」とは、優生思想で統制された都市「ディスリンピア」で開催された架空のスポーツ大会の開幕を描いたもの。タイトルの「2680」は日の皇紀2680年、西暦にすると2020年であり、このディスリンピックはTOKYO2020とパラレルワールド的に同時開催され

    風間サチコ「ディスリンピアン 2021」(無人島プロダクション)
  • 被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定

    被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定2019年10月の「令和元年東日台風」によって被災、休館中の川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定した。 休館中の川崎市市民ミュージアム 2019年10月に発生した「令和元年東日台風」によって9つの収蔵庫が浸水、現在も休館が続いている川崎市市民ミュージアム。被災リスクや修繕コストなどの観点から現在の施設での継続は困難とされていた同館だが、その取り壊しが正式に決定した。 川崎市市民ミュージアムは1988年11月に開館。建築は江戸東京博物館や九州国立博物館も手がけた菊竹清訓によるもので、博物館と美術館の複合文化施設として考古、歴史、民俗からポスター、写真、マンガまで多様な展示を開催してきた。 市の担当者によれば、8月30日に開催された川崎市議会文教委員会で取り壊しを正式に発表。取り壊しの時期は未定となっている。

    被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定
  • イケアがダニエル・アーシャムらとコラボ。アートと日用品が調和したアイテムを発表

    イケアがダニエル・アーシャムらとコラボ。アートと日用品が調和したアイテムを発表イケアが2015年より世界中のアーティストとコラボレーションしてきたプロジェクト「IKEA Art Event collection」。第6回目となる今年は、ダニエル・アーシャム、ゲルチョップ、Humans since 1982、サビーヌ・マルセリス、ステファン・マルクスのアーティスト5組とコラボレーションした10点が発売される。 IKEA Art Event collection 2021 イケアはアートと日用品の関係性にフォーカスした「IKEA Art Event collection 2021」プロジェクトを発表した。 イケアは2015年より世界中のアーティストとコラボレーションし、手織りのアートラグやフィギュア、写真、ストリートアート、イラストなど様々なジャンルのコレクションを展開してきた。第6回目となる

    イケアがダニエル・アーシャムらとコラボ。アートと日用品が調和したアイテムを発表
  • 見えない橋を架ける。 椹木野衣が見た「突然、目の前がひらけて」

    見えない橋を架ける。 椹木野衣が見た「突然、目の前がひらけて」壁を隔てて隣接する、武蔵野美術大学と朝鮮大学校。2015年11月13日~11月21日、両校の学生・卒業生がこの壁を乗り越える橋を架けて両校のギャラリースペースをつなぎ、合同企画展「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」を開催しました。武蔵野美術大学で講師を務めていたこともある椹木野衣が、このプロジェクトを語ります。 文=椹木野衣 武蔵野美術大学側から見た橋 撮影=加藤健 椹木野衣 月評第89回 この橋に両端(はし)はあるか 武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」展 武蔵野美術大学には、1990年代初頭からなかば過ぎまで、非常勤講師として講義を一コマ受け持っていたことがある。国分寺からバスに乗り換え、大学の正門に着く直前、道が大きく曲がる角のところに「朝鮮大学校」というバス停があることは、だから当然知っていた。しかしまさか、両

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  • 篠原有司男の作品に酷似。「SHIBUYA BOXING ART」の顛末を追う

    篠原有司男の作品に酷似。「SHIBUYA BOXING ART」の顛末を追う東急株式会社が渋谷の街なかで展開していた「SHIBUYA BOXING ART」が、ニューヨークを拠点にするアーティスト・篠原有司男の作品と酷似しているにも関わらず作家人の広告への理解を得ていなかったことを受け、同社が謝罪。篠原がコメントを発表する事態へと展開した。この出来事の顛末を追う。 街中に掲出された「SHIBUYA BOXING ART」の様子 昨年末、渋谷の街なかに掲出された広告が、あるアーティストの作品に酷似しているのではないかとSNSを賑わせた。 その広告とは、東急株式会社が12月22日から掲出していた「SHIBUYA BOXING ART」だ。これはボクシングを題材とした映画『アンダードッグ』のABEMAプレミアム配信開始にあわせて制作されたもので、「ボクシングアート」と銘打ったポスターを渋谷街頭

    篠原有司男の作品に酷似。「SHIBUYA BOXING ART」の顛末を追う
  • 排除アートと過防備都市の誕生。不寛容をめぐるアートとデザイン

    排除アートと過防備都市の誕生。不寛容をめぐるアートとデザインオリンピックに向けて東京の各所で再開発が進行した10年代。街には公共的で開かれるように、多くのベンチやパブリック・アートと思わしき造形物が登場した。しかしながら、それらの存在は、特定の人々の排除のために作用する「過防備」の一旦を担っているとも言える。これらを「排除アート」としての視点から研究する建築史家の五十嵐太郎が、都市機能としての不寛容さを指摘する。 文=五十嵐太郎(東北大学大学院・教授) 京王井の頭線渋谷駅前のオブジェ 近年、排除アートが増えているというニュースが散見される。路上、あるいは公共空間において、特定の機能を持たない、作品らしきものが、その場所を占拠することによって、ホームレスが滞在できないようにするものだ。もっとも、こうした現象は最近始まったわけではない。16年前、すでに筆者は『過防備都市』(中公新書ラクレ、20

    排除アートと過防備都市の誕生。不寛容をめぐるアートとデザイン
  • ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載

    ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載フィンセント・ファン・ゴッホの作品のみを集めた大規模なデータベース、「Van Gogh Worldwide」がローンチされた。ゴッホ美術館やクレラー=ミュラー美術館などが作品データを提供しており、現時点で1000点以上の作品を閲覧できる。 出典=Van Gogh Worldwideのウェブサイト(https://vangoghworldwide.org) あるようでなかったアーティスト・データベースが誕生した。フィンセント・ファン・ゴッホの作品のみに特化した「Van Gogh Worldwide」だ。 このデータベースは、世界最大のゴッホ・コレクションを誇るオランダのゴッホ美術館と、それに次ぐ規模のコレクションを有するクレラー=ミュラー美術館、そしてオランダ美術史研究所がタッグを組んでローン

    ゴッホの大規模データベース「Van Gogh Worldwide」が誕生。1000点以上の作品を掲載
  • 金沢の新鋭美術館「KAMU kanazawa」でレアンドロ・エルリッヒの新作が完成

    金沢の新鋭美術館「KAMU kanazawa」でレアンドロ・エルリッヒの新作が完成アートコレクター・林田堅太郎が、6月に石川・金沢市にオープンさせた美術館「KAMU kanazawa」。新型コロナウイルスの影響により制作が遅れていた同館のレアンドロ・エルリッヒの新作が7月23日より公開される。 レアンドロ・エルリッヒ INFINITE STAIRCASE 2020 (C)️Leandro Erlich アートコレクター・林田堅太郎が、金沢21世紀美術館から徒歩1分という立地にオープンさせた美術館「KAMU kanazawa」。6月のオープンよりこけら落としとして開催されている展覧会「The power of things」では、レアンドロ・エルリッヒ、桑⽥卓郎、ステファニー・クエールの3作家の作品が展示されている。 KAMU kanazawa 提供=KAMU kanazawa しかしながら

    金沢の新鋭美術館「KAMU kanazawa」でレアンドロ・エルリッヒの新作が完成
  • 「美術館女子」、批判受け公開終了。読売と美連協「改めて検討」

    「美術館女子」、批判受け公開終了。読売と美連協「改めて検討」様々な批判を受けていた読売新聞オンラインと美術館連絡協議会による「美術館女子」のウェブサイトが、公開終了した。 美術館女子のウェブサイトより 読売新聞オンラインと美術館連絡協議会(以下、美連協)が公開し、様々な批判が噴出した「美術館女子」のウェブサイト。その公開が終了した。 同サイトをめぐっては、ジェンダーバランスの公平性や美術館を「映え」の道具として使っている点などに対して批判が噴出(論点整理はこちら)。読売新聞グループ社と美術館連絡協議会事務局は6月15日、連名で「今後のことについては、様々なご意見、ご指摘を重く受け止めて、改めて検討する方針です」としていた。 公開終了となったウェブサイトには、「ページは公開を終了しました。次回以降の連載については、さまざまなご意見、ご指摘を重く受け止めて、改めて検討していきます」との文言

    「美術館女子」、批判受け公開終了。読売と美連協「改めて検討」
  • 「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」美術館連絡協議会と読売新聞オンラインが企画したウェブサイト「美術館女子」がSNS上で大きな批判に晒されている。この企画の問題点を、有識者のコメントとともに分析する。 「美術館女子」のウェブサイト(https://www.yomiuri.co.jp/s/ims/bijyutukanjyoshi01/)より 美術館連絡協議会(以下、美連協)と読売新聞オンラインによる新企画「美術館女子」が、開始早々SNS上で大きな批判に晒されている。 企画は、「読売新聞で『月刊チーム8』を連載中のAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」(公式サイトより)というもの。その第1弾では、小栗有以が東京都現代美術館を訪れる様子を画像メインで伝えている。 この企画に対し、6

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」
  • バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」

    バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」覆面アーティスト・バンクシーが、期間限定のオンラインショップ「Gross Domestic Product™」をオープン。10月28日(イギリス時間)までに購入希望商品1点を選び、情報を登録、質問に回答することで、抽選で作品を購入できる。 Gross Domestic Product™(https://shop.grossdomesticproduct.com/)より 2020年夏、日で展覧会が開催されることも決定した覆面アーティスト・バンクシー。今春には東京で「バンクシー作品らしきネズミの絵」が公開、パリではストリートアートの盗難など、世界各地で話題を集め続けている。 そんなバンクシーが10月17日、期間限定のオンラインショップ「Gross Domestic Product™」を正式オープ

    バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」
  • ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに。映画『ある画家の数奇な運命』がこの秋公開

    ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに。映画『ある画家の数奇な運命』がこの秋公開ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに、ドイツの「歴史の闇」と「芸術の光」に迫る映画『ある画家の数奇な運命』が今秋、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。 『ある画家の数奇な運命』ポスタービジュアル (C)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG ドイツを代表する世界的な画家、ゲルハルト・リヒター。その半生をモデルにした映画『ある画家の数奇な運命』が今秋、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。 作原題は『WERK OHNE AUTOR』(英題は『NEVER LOOK AWAY』)。ゲルハルト・リヒターの半⽣をモデルに祖国 ドイツの“歴史の闇”と“芸術の光”に迫るというもの

    ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに。映画『ある画家の数奇な運命』がこの秋公開
  • ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題今月初め、グッゲンハイム美術館が「Blackout Tuesday」に賛同したことに、ツイッター上で強く反発した人物が注目を集めた。それは同館で昨年ゲスト・キュレーターを務めたチェードリア・ラブビエだった。同館と彼女のあいだに何があったのか。その背景を追ってみる。 文=國上直子 グッゲンハイム美術館 Photo by David Heald (C) Solomon R. Guggenheim Foundation, New York. 美術館における多様性の実情 ミネアポリスの警察官によってジョージ・フロイドが殺害されたことをきっかけに、全米各地で大規模な「Black Lives Matter」を掲げた人種差別への抗議行動が起こっているのを受け、企業や組織などが、相次いでこの動きへの支持を表明している。 美術界もこの流れに

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題
  • 「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展

    「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展アート・ディレクター、デザイナーとして多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した石岡瑛子(1938〜2012)の、世界初となる大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が東京都現代美術館で開催される。会期は11月14日〜2021年2月14日。 石岡瑛子 映画『白雪姫と鏡の女王』(ターセム・シン監督、2012年)衣装デザイン (C)2012-2020 UV RML Films dba Relativity Media. All Rights Reserved. 1992年公開の映画『ドラキュラ』の衣装を手がけ、アカデミー賞を受賞。また2008年の北京五輪では開会式の衣装を担当するなど、世界的デザイナーとして知られる石岡瑛子(1938〜2012)。その世界初となる大規模回顧展が、

    「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展
    arihoshino
    arihoshino 2020/06/11
    凄いタイトル…。 #ターセムシン 監督作の衣装も観られるかな。
  • バンクシー、アメリカの黒人男性殺害に新作で応答。「これは私の問題」

    バンクシー、アメリカの黒人男性殺害に新作で応答。「これは私の問題」バンクシーは、自身のInstagramで新作を発表した。アメリカ・ミネソタ州で起きた黒人男性殺害事件に応答したものだと見られる。 バンクシーのInstagramより バンクシーは6月6日、自身のInstagramアカウントで新作を発表した。 蝋燭の火によって燃えつつあるアメリカ国旗と、その下には黒い人物の肖像。これがバンクシーの新作だ。 バンクシーのInstagramより バンクシーは、この投稿のなかでテキストも残しており、「最初、この問題についてただ沈黙し、黒人の言葉を聞くべきだと考えていた」「しかしこれは彼らの問題ではない。私自身の問題だ」と、暗にジョージ・フロイド殺害事件について言及。 白人がつくった制度をアパートの壊れたパイプに例え、それを白人自身が直さなければ、誰かがやらなければいけないと主張している。 バンクシー

    バンクシー、アメリカの黒人男性殺害に新作で応答。「これは私の問題」