内戦が続くシリアの首都ダマスカスの近郊で、過激派組織IS=イスラミックステートが難民キャンプを拠点にシリア軍と戦闘していることについて、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は「難民キャンプは死の収容所の様相を見せている」と述べ、強い懸念を示しました。 国連によりますと、キャンプには子ども3500人を含む1万8000人の住民がとどまっていて、国連などによる人道支援が一切受け取れず、水も食料もない状況に置かれているということです。 これについて国連のパン・ギムン事務総長は9日、記者団に対し「難民キャンプは今や死の収容所の様相を見せている。住民は人間の盾にされ、キャンプの中にいる武装勢力と外にいる政府軍の双方の脅威にさらされている」と強い懸念を示しました。 そのうえで、「住民がいるキャンプに総攻撃がかけられるという情報もある。事実であれば許されない戦争犯罪だ」と述べ、シリア軍がISを掃討するため
シリアの首都ダマスカス南部にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ(2012年12月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/CAROLE ALFARAH 【4月2日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)南部で1日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」がヤルムーク(Yarmuk)・パレスチナ難民キャンプに侵攻し、その大部分を制圧した。 パレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organization、PLO)のアンワル・アブデル・ハディ(Anwar Abdel Hadi)・ダマスカス政治局長は、ISが難民キャンプの「大半」を制圧し、キャンプ内では激しい衝突が続いていると述べた。 またシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、ISは反バッシャール・アサド(Bashar a
Palestinians Agree to Work With Assad to Oust ISIS From Refugee Camp Published Apr 09, 2015 at 12:53 PM EDT Updated Mar 25, 2016 at 12:15 AM EDT Residents wait to receive food aid distributed by the Al-Wafaa campaign at the besieged al-Yarmouk camp, south of Damascus April 1, 2014. Reuters / Rame Alsayed An agreement has been reached between the Syrian government and Palestinian factions to cooper
(CNN) シリアの首都ダマスカス南部にあるヤルムーク難民キャンプが「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」などの過激派に制圧され、パレスチナ難民が窮状に陥っている。国連機関やパレスチナ解放機構(PLO)は国際社会に支援を呼びかけた。 「シリア人権監視団」(本部・英国)などによると、ヤルムーク難民キャンプの90%はISISと国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」に制圧されているという。 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は5日の声明で、同キャンプで暮らす難民が深刻な脅威にさらされていると述べ、緊急に人道援助を届ける必要があると訴えた。 ヤルムーク難民キャンプは2012年12月からシリア政府軍と反体制派の戦闘に巻き込まれ、推定1万8000人が取り残されているという。UNRWA広報は、「ただでさえ人権がほとんど意味を持たない場所だったが、その状況がさらに悪化している」と危機感を募
茨城県の鹿島灘に面した海岸におよそ160頭のイルカが打ち上げられたのを受けて、海洋生物学の専門家らは11日に現地で調査を行い、大量のイルカが打ち上げられた原因を調べることにしています。 「カズハゴンドウ」はハワイ沖などの暖かい海域に生息するイルカで、大量に打ち上げられた原因はまだ分かっていません。このため、11日に、国立科学博物館など国内各地の海洋生物学の専門家が現地を訪れ、イルカの胃の内容物に寄生虫や環境汚染物質が含まれていないかなど、原因に結びつく要素を調べることにしています。専門家の間では、ここ数日気温が低かったことが影響した可能性や、シャチなどの天敵に追われ迷い込んだ可能性などが指摘されています。
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