ベトナム・クアンガイ省ソンミ(ミライ)村にある虐殺事件の犠牲者の慰霊像(2018年3月15日撮影)。(c)NHAC NGUYEN / AFP 【7月30日 AFP】ベトナム戦争(Vietnam War)中の1968年に起きた「ソンミ(ミライ)村虐殺事件(My Lai massacre)」に関与した将校の中で唯一、軍法会議で有罪判決を受けたウィリアム・カリー(William Calley)元米陸軍中尉がフロリダ州ゲーンズビル(Gainesville)で死去していたことが分かった。80歳。米紙ワシントン・ポストが29日、報じた。 亡くなったのは4月28日で、公文書を調べて明らかになったという。 ソンミ村虐殺事件は米軍史上、最大の暗部の一つとされる。 1968年3月16日、南ベトナム解放民族戦線、通称ベトコン(Viet Cong)の兵士が潜伏しているとの誤報を基に、当時24歳だったカリー中尉は当