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ブックマーク / gomadintime.hatenadiary.org (7)

  • "Waltz with Bashir" - AztecCabal

    友だちに話したら知らないと言われたのでちょっと書いておく。 "Waltz with Bashir"はイスラエルの監督アリ・フォルマンによるレバノン侵攻を扱ったアニメ・ドキュメンタリー。このあいだのカンヌに出品され、下馬評はかなり高かったが、残念ながら賞は受賞できなかった。 1982年6月、イスラエル国防軍はレバノンに侵攻。南レバノンにあるPLOの軍事拠点を破壊し、イスラエル北部への砲撃を不可能にするのが当初の作戦の目的だった。だが、当時の国防相アリエル・シャロンを中心とした作戦の主導者らの目論見通り、戦線は拡大。イスラエル軍はベイルートへ到達すると、PLOの指導部が置かれていた西ベイルートを包囲、爆撃し、PLOの軍事・政治部門はレバノンから追放された。 ついでイスラエルは、同盟関係にあるマロン派キリスト教徒をレバノンの権力の座に就けようと工作。結果、キリスト教政党であるファランヘ党の民兵組

    "Waltz with Bashir" - AztecCabal
  • ワシリー・グロスマン(1905-1964) - AztecCabal

    適当にまとめていたら長くなりすぎたので、別エントリにした。『人生と運命』の内容についてもっと書くべきだろうが、自分はまだ読んでいないので、人の言うことを鵜呑みにして書くのもどうかなと思って。 ワシリー・グロスマン(1905-1964) ワシリー・グロスマン(1905-1964)。ヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティの1つがあったウクライナのベルジーチェフでユダヤ人の両親のもとに生まれる。大学では化学を修め、卒業後は鉱山技師として働く。 1934年、短編「ベルジーチェフの街で」と、鉱山労働者の生活を描いた小説『グリュックアウフ』を出版。前者はマクシム・ゴーリキー、ミハイル・ブルガーコフ、イサーク・バーベリに激賞される。グロスマンは37年、ソヴィエト作家連盟に迎えられ、次作の『ステパン・コルチャギン』はスターリン賞にノミネートされている(が、スターリンはこの作品を嫌い、リストから外した)。 大

    ワシリー・グロスマン(1905-1964) - AztecCabal
    ashigaru
    ashigaru 2011/11/29
    グロスマンはきちんと読まなきゃなぁ・・・本買う金がないよ
  • ティム・スパイサーの世界 - AztecCabal

    代表的な民間軍事会社サンドライン*1の元CEOで、現在別の民間軍事会社イージス・ディフェンス・サーヴィス(Aegis Defence Services)のCEOであるティム・スパイサーの名が、再びニュースに浮上してきた。 Sunday Telegraphの記事によると、イージスと関係があるとされるサイト*2に、民間軍事会社社員がイラクの民間人の車を射撃しているビデオがアップされていたという。この関係サイトとイージス社の関係はいまひとつ不明。サイトはイージス社の所有ではなく、「カンパニー(中隊/社)の心と魂である戦場の男たち」*3が所有していると書かれている。 ビデオはバグダッドの西部や、空港に続く道で、車の後部座席に後ろに向けて設置されたカメラから撮影されたもの。車は道路を走りながら、近づいてくる乗用車に向けて銃を発射している。1台の車が銃撃を受け、ハンドル操作を誤り駐車していた別の車に激

    ティム・スパイサーの世界 - AztecCabal
    ashigaru
    ashigaru 2011/08/21
  • "Can't Win with Them, Can't Go to War without Them" - AztecCabal

    このあいだのブラックウォーターの事件に関して、『戦争請負会社』著者のピーター・ウォレン・シンガーのレポート。サマリーから一部引用すると── The use of private military contractors appears to have harmed, rather than helped the counterinsurgency efforts of the U.S. mission in Iraq. Even worse, it has created a dependency syndrome on the private marketplace that not merely creates critical vulnerabilities, but shows all the signs of the last downward spirals of an add

    "Can't Win with Them, Can't Go to War without Them" - AztecCabal
    ashigaru
    ashigaru 2007/09/28
    ピーターシンガー先生がPMCについてコメント
  • マット・タイッビ「9/11陰謀論の望みゼロのバカさ加減」 - AztecCabal

    けっこう前に翻訳は終わっていたが、「9/11陰謀(自作自演)論なんてもう下火だろし、趣味がいいとは言えない内容なのでしまっておこう」と考えていた。しかし、kikulog - 11th of Septemberでもこの記事について何度か触れられており、出すこともそれなりに意味がありそうなのでアップする。上で書いたようにけっこうどぎつい内容なので、9/11をこうしたネタにされると不快な人は見ないほうがいいかもしれない。 タイッビの理屈は陰謀論の原理的な否定ではない(それは不可能だ)が、普通の人間にとってはこれで十分のはずだ。他方で「科学的」検証の方向だってあるが、素人はもちろんのこと、物理学者らにとっても片手間で扱えるような内容ではない。陰謀論者はこの点を理解していないように思う。 また、言うまでもないが、9/11調査報告書やNIST、FEMAの報告書を批判することは陰謀論の肯定を意味しない。

    マット・タイッビ「9/11陰謀論の望みゼロのバカさ加減」 - AztecCabal
  • トニー・ジャット ─ ブッシュの“有用な間抜け” - AztecCabal

    教えられるところ実に大なエッセイで、ちょうど自分が考えていたことに関連した点をびしびしついてくるので、読んでて仰け反った。例えば── いわゆるリベラル・ホークについて。俺もトーマス・フリードマンが嫌いだ。 ソ連の反体制派だったナタン・シャランスキーがなぜイスラエルの右派政治家になるのか。 冷戦史の重鎮ギャディスの(最新著書における)ネオコン的転回と、一方のバイナートのリベラル的書き換え。どちらも結論は変わらないようにみえる。つまり道徳的明晰さを堅持した対決姿勢で冷戦の勝利は得られた、というわけ。 ダルフールの記事を読みにいって驚愕させられた、伝統的にリベラル誌だった〈ニュー・リパブリック〉の右傾化(ネオリベ化というべきか)。 なぜ民主党は外交政策を共和党と差別化できないか。 というわけで訳してみたが、一般的に言うとそんなに面白くないかもしれない。 追記。注を追加したが、クリストファー・ヒッ

    トニー・ジャット ─ ブッシュの“有用な間抜け” - AztecCabal
  • 2007-03-02

    サマンサ・パワーの"A Problem from Hell"の翻訳出版がもう1年近く遅れており、友人がブツブツ文句を言っているので、「イグナティエフでも読んでみたら」と勧めてみた。イグナティエフをハーバード・ケネディ行政大学院のカー人権政策センター(the Carr Center of Human Rights Policy)に招聘したのはパワーだった。ともあれ、イグナティエフとパワーの親近性はそうしたトリヴィアルな点に留まらない。両者は“人道的介入主義者”という点で共通している。 冷戦終結後の世界では、各地で内戦や紛争が噴きだし、“人道的危機”が頻発した。国連や西側の新しい役割を模索していた知識人たちは、人道的危機に際しては国連、場合によってはアメリカ・ヨーロッパなどのリベラル・デモクラシーが軍事的に介入し、重大な人権侵害から住民を守るべきだとする人道的介入論を展開した。「ブッシュの“有

    2007-03-02
    ashigaru
    ashigaru 2007/03/03
    マイケル・イグナティエフ、人道的介入主義者
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