「多摩26市の間に分断と格差が生じる」。1月下旬、多摩地域の市長が集まる市長会。都が本年度から給食無償化の半額補助制度を始めることに、町田市の石阪丈一市長が懸念を示した。他にも同様の発言をした市長がいたという。 無償化には億単位の恒久財源が必要となるため、財政力で劣る自治体にはハードルが高い。多摩30市町村のうち、4月時点で無償化できたのは14市町村。4市が6月議会で無償化の予算案が可決されて実施に動くが、残る12市町に具体的な予定はない。
アベノミクスの10年、労働者にツケ…「意外。教科書にはなかった」 元首相の指南役・浜田宏一氏インタビュー 大規模な金融緩和を中心とした安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の指南役として、当時内閣官房参与を務めた浜田宏一米エール大学名誉教授(87)が本紙のインタビューに応じた。浜田氏はアベノミクスの10年間について、大企業で利益が出ても中小企業や労働者に恩恵が波及しなかったことに「意外で、いびつな状況」との見解を示した。主なやりとりは次の通り。(原田晋也)
【ソウル=木下大資】通信アプリLINE(ライン)を運営するLINEヤフーに対し、総務省が韓国IT大手ネイバーとの資本関係見直しを求めたことに、韓国メディアが一斉に批判的な報道を展開している。自国企業の育てたサービスが日本に「強奪される」との受け止めが広がり、野党の一部では過去の植民地支配と重ねて日本への反感をあおる動きもある。 最大野党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)代表は11日、自身の交流サイト(SNS)で松本剛明総務相が伊藤博文の子孫だと指摘する報道を引用し、「韓国のサイバー領土・LINEの侵奪」などと書き込んで尹錫悦(ユンソンニョル)政権の対応が消極的だと批判した。伊藤博文は初代韓国統監を務め、韓国では否定的なイメージが強い。祖国革新党の曺国(チョグク)代表は13日、LINE問題に抗議するとして島根県竹島(韓国名・独島=トクト)を訪問した。 この問題では昨年、LINE利用者らの
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にあった朝鮮人労働者追悼碑が県の行政代執行で撤去されたのを受け、管理していた市民団体「追悼碑を守る会」は11日、前橋市の県教育会館で総会を開き、会の解散を決めた。また、県から撤去費用として2062万円を請求され、県側に同日付で送付した解散通知書の中で「支払い能力がない」と回答した。 総会では、追悼碑の再建を目指して後日、新団体を立ち上げる方針も確認。請求金のうち撤去費は248万円、残りは目隠しの囲いや警備の費用といい、「現場にも立ち会わせず、県の都合で行ったことで納得しがたい」と活動報告した。 総会に先立ち、撤去後初めての追悼集会が開かれ、碑に設置していたプレート3枚が披露された。宮川邦雄共同代表らが「県の代執行は稚拙な暴挙。反省と友好親善の重要性を改めて共有したい」とあいさつ。約200人の参加者はプレートに向けて献花した。
「国が殿さま、自治体は家来」に戻っちゃう 玉城デニー知事・保坂展人区長・岸本聡子区長…LIN-Net詳報 地域主権主義に根差した政治を目指す「ローカル・イニシアティブ・ネットワーク」(LIN-Net)は4月20日に東京都内で、7回目の集会を開いた。沖縄県の玉城(たまき)デニー知事が、国が県の事務を代行して進める辺野古(へのこ)新基地建設の問題点を特別報告した。 続くシンポジウムでは、地方自治体への国の指示権を拡大する地方自治法改正案の問題点を中心に、いずれもLIN-Netの世話人で世田谷区の保坂展人区長、杉並区の岸本聡子区長、政治分野のジェンダー平等を目指す団体の能條(のうじょう)桃子代表、政治学者で東京工業大の中島岳志教授が、玉城氏を交えて話し合った。(関口克己、山口哲人)
昨年4月の東京都江東区長選を巡り、柿沢未途元衆院議員(53)=公選法違反罪で有罪確定=と共謀し区議らに現金を配るなどしたとして、同法違反(買収)罪に問われた元私設秘書後藤周被告(38)の公判が1日、東京地裁であった。後藤被告は被告人質問で、柿沢元議員が逮捕後に買収の趣旨を認めたことを「ないことをあると認め、ばかだと思った」と痛烈な言葉で批判した。 後藤被告は弁護側の質問に、自らもいったんは買収を認めた理由について、柿沢元議員が買収を認めたのに否認を続ければ起訴されて勾留が続くと不安を抱いたため、と話した。東京簡裁から略式命令を受けた後、正式裁判を請求したのは「(現金を)受け取った区議3人が在宅起訴され、しのびなかったから」と話した。現金は区長選と同日実施の区議選への「陣中見舞い」と改めて主張した。 裁判官から「お金を受け取らなかった区議は、区長選と関連があると感じたと言うが、どう思うか」と
レトロな下町風景が残りながらも、新店が続々オープンしている曳舟。今回は絶品魯肉飯×ビカクシダのコアなお店「貯水葉」、クセになって通ってしまうと話題の「ラーメン中毒」、ボリューム満点のおいしい中華が味わえる「上海菜館」をご紹介します。 曳舟のココが見どころ 曳舟とは、曳舟駅と京成曳舟駅一帯を指す通称で、曳舟という地名はすでになく、今このあたりは東向島となっています。曳舟という名の由来となったとされる曳舟川は墨田区から葛飾区にかけてあった川筋で、江戸時代初期には飲料水の用水路として利用されていました。昭和30年代を中心に埋め立てられ、今は存在しないものの、墨田区北部(向島地区)のほぼ中央を南北に走る区道として、曳舟川通りの愛称で親しまれています。 東京スカイツリーの開業によって駅周辺の再開発が進み、住民が増えて街が活性化。一方で、東京大空襲で戦火を免れることができた数少ない街の一つでもあり、築
浅草や両国に挟まれ、東側に隅田川が流れる蔵前。近年ではリノベーションされた古い倉庫やビルにクリエイターが集まる「ものづくりの街」として知られていることから、「東京のブルックリン」とも呼ばれるようになりました。街の至るところに江戸文化が息づき、おもちゃや文房具、造花の問屋が多いことも特徴のひとつ。おしゃれなカフェや雑貨屋が立ち並ぶエリアにも注目です。
尻の突き出しは禁止、TバックはOK…? 公営プールでの水着撮影会、なぜ醜悪ルールまでつくって認めるのか 埼玉県営プールで業者が開く水着女性の撮影会について、県公園緑地協会が定めた新ルールが物議を醸している。過激なポーズや水着での撮影が行われていたことを受け、NG項目を列挙したために全国でも例のない事細かな内容になった。識者からは「ここまで規制が必要なのであれば、そもそも公共施設で認めるべきなのか」と声が上がる。(出田阿生) 埼玉県営プールの水着撮影会 民間業者が県営プールを借り、水着姿の若い女性モデルを不特定多数の参加者に有料で撮影させるイベントで昨年6月、未成年モデルの出演や過激な露出・ポーズがあったと判明。協会は一時、全事業者に中止を要請したが、3つあるプールで統一した貸し出しルールがなかったことから大野元裕知事は「一律の中止は適切ではない」と表明。協会は一部の要請を撤回し、有識者検討
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く