2013年時点の東京23区の樹冠被覆率を示す図(左)。2022年には西部を中心に樹冠被覆率が13年より下がっていることが分かる(右)=白石欣也さん提供 樹木の枝葉で覆われた土地の面積割合を示す「樹冠被覆率」が、東京23区で2013年の9.2%から2022年には7.3%まで減ったことが、東京大の研究チームの調査で明らかになった。日射や路面からの放射熱を減らし「緑の日傘」と呼ばれる樹木が減ることで、都市部の気温が周辺より高くなるヒートアイランド現象の深刻化が懸念される。(押川恵理子)
「ルフィ」を名乗る指示役らがいたとされる一連の広域強盗事件のうち、東京都狛江市で住人の女性=当時(90)=が死亡した事件などの実行犯として、強盗致死罪などに問われた永田陸人被告(23)の裁判員裁判の第3回公判が23日、東京地裁立川支部(菅原暁裁判長)で開かれた。永田被告は弁護側の被告人質問で、死亡した女性は人違いだったと証言した。 証言によると昨年1月、別の実行役3人とともに女性をバールで殴打するなどしたが、女性が現金の保管場所を言わなかったことから、指示役に「本当にカネのありかを知っているんですか。70(歳)は超えていますよ」と通信アプリ「テレグラム」の通話で尋ね、女性の写真を撮って送信。「キム」と名乗る指示役が写真を確認し「あちゃー。人違いですね」と笑いながら答えたという。
八広駅前で、30周年を祝うのぼりを手にする泉さん(左)と、祝賀イベント実行委員会事務局長の本多信悟さん=墨田区で 京成押上線の八広(やひろ)駅(東京都墨田区八広)が今年、誕生から30年を迎えた。「八方末広の願い」を込めた縁起の良い地名にちなむ駅は、前身の「荒川駅」も含め100年以上にわたり地域を見守ってきた。節目を祝おうと、地元の区北部地区町会・自治会連合会は29日に祝賀イベントを開催する。(中山高志)
講談師の神田紅(くれない)(72)=写真=が27日、曳舟文化センター(東京都墨田区)での独演会で、自作の講談「北斎の娘 お栄」をネタ下ろしする。区内在住の紅が、地元ゆかりのお栄の物語に挑む。 「富嶽(ふがく)三十六景」などで知られる江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎。その娘のお栄は、父を支えながら浮世絵師として独自の作品を生み出している。紅は、「北斎の娘という宿命を背負い、もがき苦しみ、がむしゃらに絵筆を握る姿を、お客さまが分かるように語りたい。若い人も聴いてほしい」と意欲を燃やす。 紅は、杉村春子や津田梅子、伊藤野枝ら、多くの女性を講談で描いてきた。女性の芸術家は今回が初めてで、資料を読み込んで創作したという。ほかに師匠の二代目神田山陽が十八番とした古典講談「幕末奇談~青龍刀権次(せいりゅうとうごんじ)」もネタ下ろしする。弟子の紅佳(べにか)も出演。午後6時半開演。4千円。クロスポイント=(電
零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の後継機として試作機が造られ、量産前に終戦を迎えた幻の戦闘機「烈風」の初飛行80周年展が、埼玉県所沢市並木1の所沢航空発祥記念館で開かれている。同館の貴重な所蔵資料のほか、ゼロ戦に続いて設計主務者を務めた堀越二郎氏(1903~82年)の「烈風を語る」と題したインタビューの肉声(57年録音)を会場で流すなど、充実した内容になっている。(加藤木信夫) 烈風は42年、旧日本海軍から「ゼロ戦を一回り大きくし、あらゆる性能を良くするように」との厳しい計画要求を受けたという堀越氏らが設計に取りかかった。44年5月に試作機の飛行が始まり、出力不足のエンジンを交換するなど改良を施した後、同年10月の飛行で極めて優秀な成績を披露したという。 同館の資料によると、烈風はゼロ戦52型と比べて全幅が3メートル、全長は2メートル弱、それぞれスケールアップ。最高速度は時速627・8キロに達し、
立憲民主党の野田佳彦元首相(67)=衆院千葉4区=は29日、党代表選(9月7日告示、23日投開票)への立候補を表明した。千葉県習志野市で報道陣の取材に答えた。代表選への出馬表明は、枝野幸男前代表(60)に続いて2人目。野田氏は「熟慮してきたが、代表選にチャレンジする。再び首相を目指す決意を固めた」と述べた。 野田氏は、立候補に至った経緯について、党内の若手・中堅議員からの要請を踏まえたとした上で「有権者の声が大きかった。街頭に立つことが世論調査。声を受け止めないといけないと改めて思った」と訴えた。
「生涯かけて磨いていける芸能。そこにすごく魅力を感じていますね」という落語の世界に2016年1月、大学3年のときに飛び込んだ。見習い期間をへて、翌年3月に楽屋入り。珍しい“学生前座”として「卒論を書きながら修業をしていましたね」と二つ目の古今亭佑輔(30)は当時を振り返る。 毎朝のランニングに、週に2、3回の筋トレ。「運動神経はほぼないんですけど、体力をつけたくて始めました。疲れちゃうと、お客さまに噺(はなし)が届かない。常にベストな状態にしておかないと」と体調の維持を強く意識する。 噺のけいこも、時間が確保できる日は午前中に3~4時間は必ず。師匠の古今亭志ん輔が身をもって弟子に伝える「ちゃんと今、やりなさいよ、という日々の努力、勤勉さ」を肌に感じ、怠らないことを自分に課す。歌舞伎や舞台、宝塚、映画など多くの芸にも意欲的に触れ、一切を落語に還元しようと試みる。生真面目さは、高座に浮かび上が
昨年7月、旧統一教会の友好団体が共催したイベントで記念撮影した小林鷹之氏(前列右から2人目)=参加者男性提供、画像の一部を加工処理しています 衆院千葉2区(千葉市花見川区、習志野市、八千代市)選出の小林鷹之経済安全保障担当相が昨年七月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が共催したイベントに出席した際、参加者らと記念撮影をした写真を本紙が入手した。小林氏は九日、本紙の取材に対し「写真は他の会であいさつする場合と同様、参加者の依頼に応じて撮影したと思う」と回答した。(加藤豊大) イベントは、二〇二一年七月三十一日、小林氏の地元の八千代市で開会式が行われた「ピースロード2021in千葉」。イベントのウェブサイトなどによると、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合(UPF)」が共催に名を連ねる。若者らが自転車に乗って世界平和と連帯の必要性を訴えるプロジェクトだ。
「北朝鮮が地上の楽園」は偽りと公式認定 韓国の真実和解委員会 日本や赤十字も「人権侵害を容認、傍観した」 【ソウル=木下大資】韓国政府の調査機関「真実・和解のための過去事整理委員会」は7日、1959~84年に約9万3440人の在日朝鮮人らが北朝鮮に渡った「帰還事業」に関する調査結果を発表した。「北朝鮮が差別のない地上の楽園」とする偽りの宣伝が組織的に行われ、だまされた大勢の帰還者やその子孫が人権を侵害されたと公式に認定。北朝鮮の政権と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に「一次的な責任がある」と非難した。 真実・和解のための過去事整理委員会 韓国政府が設置した独立機関。革新系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権期の2005年、真実・和解のための過去事整理基本法に基づき設立され、2010年に第1期の活動を終えた。2020年に第2期委員会が発足。過去の軍事政権による人権弾圧などを調査し、真相究明や被害者の
東京・池袋演芸場で10月31日、落語協会と落語芸術協会(芸協)の新作派の落語家が、協会の垣根を越えた昼夜興行「新作ストロング」を開催する。余一会の企画で、全て演者自作の新作落語だけの寄席興行は初の試みという。 落語協会の弁財亭和泉(48)と芸協の瀧川鯉八(43)が企画。二人会で共演した際、和泉が鯉八に「芸協さんと新作だけの寄席ができたら面白いな。芸協さんの窓口になって」とお願いしたのが始まりという。 昨秋から準備を進め、創作落語集団「SWA」(春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、林家彦いち)にも出演を依頼。昼夜に分かれ、SWAのメンバー全員が高座に上がる。鯉八によると、昇太は「面白そうだね。出るよ」と、二つ返事で快諾してくれたという。
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