いまはなき広告批評の別冊、 「佐藤雅彦全仕事」を再読。 現在はCMプランナーの肩書き もなく、多方面で活躍されて いる佐藤さんですが、 96年に出たこの本は今見ても 新鮮だ。 たくさんの作品が出ているが、 この本でいちばん面白いのは、 後半に掲載されている、ご本 人によって書かれた「ルール ・・・僕の表現方法」という コラムです。 自分の方法論をルールと呼び、 それはCMの大量生産を可能に してくれたものだという。 クリストファー・ロイドを起用 したかつてのフジテレビの名作 「ルール」も、ここから生まれ た。90年のADCグランプリです。 その90年は佐藤さんが電通で営業 からクリエーティブに転局し営業 兼務が解けた翌年だったそうで、 やっぱり天才はちがうのかな。 岡さん、多田さん、佐々木さん そして佐藤さんと、電通出身の 優秀なクリエーターは、みんな 営業からの「転局」なんですね。 ぼく
![『佐藤さん』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/878c9b8779175d31c47b1805f1d1c8cbc4e84d15/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.ameba.jp%2Fuser_images%2F20091105%2F02%2Fsatussy%2Fe1%2F56%2Fj%2Fo0375050010296946399.jpg)