アフガニスタンで用水路建設を指導するなど、人道支援を続けてきた医師の中村哲さん(当時73)が、武装集団に殺害されて3年余になる。その志を引き継いだ現地の「PMS・ぺシャワール会」の活動を紹介する写真展が、青森市本町2丁目の「青森まちかど歴史の庵(いおり) 奏海(かなみ)」で開かれている。29日まで。 中村さんは1984年、パキスタンのペシャワールに渡り、医療支援を始めた。2000年からは干ばつに苦しむアフガンの人たちのため、「命を救うにはまず水だ」と井戸を掘った。 翌年、米同時多発テロが発生し、米軍はアフガンへの空爆を開始。危険が迫るなかでも、中村さんは現地の人たちと活動を続け、総延長27キロの用水路を完成させたが、19年12月に何者かに銃撃され亡くなった。 ペシャワール会によると、現地はいま、タリバン政権に対する国際社会の経済制裁に加え、悪化の一途をたどる干ばつ、地震や洪水に見舞われ、住
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