東京オリンピック(五輪)のフェンシング男子エペ団体で、同競技では日本初となる金メダルを獲得した見延和靖(34)が10日、所属するネクサスの本社(群馬県高崎市)で報奨金1億円を贈られた。報告会に出席し、星野敏代表(60)から目録を手渡された。 衝撃の金額のサプライズ贈呈に、見延は「緊張とは違う体の震えを感じている」と仰天。同時に「活躍すると、こんな夢があると後輩に伝えたい」と、今後のフェンシング界への好影響も実感した。24年のパリ五輪に向けても、7月末の一夜明け会見と同様「団体2連覇と個人金メダルの2連覇を目指したい」と意欲を口にした。 「太っ腹」の星野社長もフェンサーだった。法大時代の83年に全日本選手権の男子フルーレで優勝。見延の大学の先輩でもあり、その後は日本協会の会長も務めた。かねて「フェンシングを頑張る人たちに夢を与えたい」と語っていたといい、所属選手としてサポートしてきた見延の、