トウモロコシなどにつくコウジカビが生成するカビ毒「アフラトキシン」は猛毒として知られる(写真はイメージです/gettyimages) 小林製薬(大阪市)の紅麹(こうじ)サプリメントによって腎障害などの健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省は先月29日、「プベルル酸」という物質が意図せずに含まれていたことを明らかにした。同省によると、プベルル酸は青カビからつくられる天然の化合物だ。だが、まだ不確実な状況で、プベルル酸の名前が挙げられたことを専門家は疑問視する。 【写真】小林製薬の紅麹サプリとプベルル酸について厚生労働省が公表した資料 * * * 「もし、プベルル酸が健康被害の原因だとすると、これまで知られてきた『カビ毒』のなかでも別格の毒性を持つ『アフラトキシン』を上回る驚異的な毒性を持つ物質である可能性があります」 そう衝撃的な見解を示すのは、大阪市立自然史博物館の浜田信夫外来研
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