気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 9月17日、鳩山由紀夫政権が発足した。国民の関心は今後、新政権がマニフェスト(政権公約)をどこまで実行できるのか、という点に移っていく。その陰で、置き去りにされていく議論がある。選挙の在り方は今のままでよいのか、という問題だ。 この連載の目的は、世襲議員の数が増えていく中で「地盤」「看板」「かばん」を持たない代議士や候補者に焦点を当て、彼らの衆院選に向けた活動を追い、現在の政治システムが抱える課題を浮き彫りにしていくことにあった。 1年近くに及んだ取材期間の中では、彼らの実像にできるだけ近づくために、運動員への同行取材も何度も実施した。自転車に乗っての遊説、ポスター貼りやビラ配りも“体験”した。選挙を当事者側の立場から見ることで、現在の選挙活