90年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害された事件で無期懲役が確定した菅家利和受刑者(62)の再審請求で、東京高検は4日、女児の衣服に残った体液のDNA型が菅家受刑者の型と不一致だったとする再鑑定結果を検察側が受け入れる方針を明らかにした。菅家受刑者の再審が始まるのはほぼ確定的だ。検察側はあわせて、菅家受刑者について刑の執行を停止する異例の方針を固めた模様だ。 00年の最高裁判決の確定以後9年ぶりに、千葉刑務所から釈放されることになる。
【足利事件】 ――よろしくお願いします。 「はい」 ――足利事件で服役していた菅家さんが今日釈放されました。再審が始まる前の釈放は極めて異例ですが、総理の受け止めをお願いします。 「再審請求に関する、いわゆる司法手続きってのは、今から開始されるんだと思いますけれども、私の知っている範囲で、これは極めて異例って言うけど、前例はないと思いますけどね。まあいずれ、いずれにしても、無実の罪で十…七年? 服役したというのは、こういったようなことはあっちゃいかん、つくづくそう思いますね」 ――総理、似たようなケースがないとは言い切れない中で、日本で再審請求が認められるのは非常にレアケースだと思いますが、総理はどうお考えですか。 「そうですねえ。あのー、今回の場合は、DNAの鑑定っていうのが大きなき、決め手になったんだと思いますけれども、昔のDNA鑑定のいわゆる科学的なレベルと今のレベルとは
トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事 【政治】 自公勝てば「反河村」過半数 名古屋市議港区補選 2009年6月3日 夕刊 名古屋市議会の現職の死去に伴う港選挙区の補欠選挙(被選挙数1)の日程が3日、7月3日告示、同12日投開票と決まった。市長選で民主が推薦した河村たかし市長に、擁立した候補が敗れ野党に転じた自民・公明はあと1議席で市議会の過半数を制する。同補選は今後の河村市長と議会の力関係を決定づける選挙となり、民主、自民、共産とも候補者擁立を急いでいる。 港区選挙区は定数5。先月29日に亡くなった荒川直之氏は1人会派で、残る4議席を民主、自民、公明、共産の主要会派で分け合う。 市議会(定数75)の勢力は、民主26、自民23、公明14、共産8、諸派3。 自・公にさらに1議席加われば、過半数の38議席になり、自公だけで河村市長に“ノー”を突き付けることができ、市政での発
■バラバラは力 5月30日、横浜市で開かれた民主党の次期衆院選候補者の会合。保守系から左派系まで「モザイク模様」と指摘される党内事情に関する出席者の質問に、幹事長の岡田克也は笑みを浮かべてこう答えた。 「最近は開き直った。バラバラで何が悪い。違いが一つにまとまったとき、すごく大きな力になる」 「バラバラ」の一つの典型例が、永住外国人への地方参政権付与問題だ。民主党は昨年6月、前代表の小沢一郎の諮問機関を設置し、参政権付与法案の提出に向け検討を進めた。 民主党では、代表代行の小沢、岡田をはじめ代表の鳩山由起夫、代表代行の菅直人ら主だった幹部はみな、この法案に賛成の立場だ。ところがこれに対し、保守系を中心に51人の党所属議員が「拙速だ」と早急な意見集約に反対する要望書を幹部に突きつけ、結論が見送られた経緯がある。 「日本列島は、日本人だけの所有物じゃない」 鳩山は幹事長当時の今年4月17日、
振り上げた拳どうする?日本郵政社長人事で鳩山総務相が苦悶の日々 (1/2ページ) 2009.6.4 19:26 東京中央郵便局を視察し、建物が既に壊され始めている現状に怒りを表した鳩山邦夫総務相(中央)=3月2日、東京都千代田区、東京中央郵便局 (中鉢久美子撮影) 日本郵政の西川善文社長と鳩山邦夫総務相の対立の波紋が自民党に広がり始めた。首相サイドは29日の株主総会まで冷却期間を置き、西川、鳩山両氏のメンツを保つ形で「手打ち」にする方策を練っているが、鳩山氏は「正義か不正義の問題だ」と閣僚辞任をほのめかしてしまっただけに、拳を降ろすタイミングが見つからない。自民党では「これ以上揉めれば次期衆院選にマイナスだ」(中堅)と批判の声が高まりつつあり、鳩山氏の苦悶の日々はなお続きそうだ。 シャンシャンと議事が進んでいた4日昼の自民党代議士会で、唐突に怒声が響いた。1回生の中川泰宏衆院議員だった
自民党の杉村太蔵衆院議員は4日、党本部で記者会見し、次期衆院選に出馬しないことを表明した。杉村氏は「自民党の勝利に尽くしたい」と語り、不出馬の意向を菅義偉選対副委員長に伝えたことを明らかにした。 杉村氏は「いずれひと回りもふた回りも大きくなって、この場に挑戦したい。捲土重来を期したい」と述べ、将来、国政へ再び挑戦する考えを示した。 杉村氏は先の衆院選は比例代表南関東ブロックで当選し、次期衆院選は北海道1区からの出馬を希望していた。だが、自民党は昨年7月、同1区の公認候補に「YOSAKOIソーラン祭り」創設者の会社役員、長谷川岳氏を決定。同1区からの出馬にこだわる杉村氏が反発し、動向が注目されていた。
民主、共産、社民、国民新の野党4党は4日、今年4月に全廃された生活保護の母子加算を復活させる生活保護法改正案を衆議院に議員立法で提出した。 母子加算は、生活保護を受けているひとり親世帯へ加給する。都市部では、子供1人の場合、約2万3000円が支給されていた。だが、母子加算を含めた生活保護費が、一般の母子家庭世帯の消費支出額を上回っているとの調査をもとに、厚生労働省は05年度以降、段階的に減額し、今年度全廃された。 法案は、今年10月以降、当分の間、減額前の04年度以前に戻すよう生活保護法の付則に追加する内容。 母子加算廃止の根拠となった調査に対し、「比較する家庭の消費水準が低い」などの指摘もあるため、今回の法案は「当面の措置」とし、その間に改めて調査するよう求めている。【鈴木直】
6月1日、改正薬事法が施行され、風邪薬や頭痛薬、妊娠検査薬など一般用医薬品の約7割がインターネットなどを通じて販売できなくなった。 「なんでやねん。意味が分からない」と楽天の三木谷浩史社長が吠えれば、民主党の鈴木寛参院議員が「憲法と民主主義に対する蹂躙だ」と息巻く。ネットで医薬品の通信販売を手がけるケンコーコムはついに国を相手にした訴訟に踏み切った。厚生労働省が国民に意見を求めたパブリックコメントでは97%が規制に反対する意見だった。 にもかかわらず、厚生労働省は「副作用等の安全性を考えると、医薬品は対面販売を原則とするべき」との見解を最後まで曲げず、ほぼ、当初の目論見通り、ネットなどでの通信販売を規制する「省令」を押し切った。 なぜ、医薬品の通信販売は禁止されたのか。これまで、あまり語られてこなかった政治の側面から検証する。 6月1日、改正薬事法が施行された。大きな変更点は、薬剤師でなく
次期衆院選をにらんで、大阪府の橋下徹知事に自民、民主両党が接近している。橋下知事は4日、東京・永田町で自民党の若手や重鎮の国会議員に招かれた勉強会をはしごし、17日には大阪市内で民主党大阪府連のシンポジウムに参加する。与野党ともに、〈橋下人気〉を引き寄せたいとの思惑が見え隠れする。 4日午前、自民党本部で若手議員ら約15人が勉強会を開いた。大きな拍手で迎えられた橋下知事は「このまま総選挙になったら自民・公明は確実に負ける」と切り出し、「国民は変化を求めており、霞が関を変えるという期待は民主党にある。国民が民主党に感じている可能性をひっくり返すくらいの政策を打ち出してもらいたい」と訴えた。 呼びかけ人の一人、松浪健太衆院議員(大阪10区)は「自民党が知事と同じスタンスで地方分権を推進することをアピールできる」と満足そう。選挙目当てとの憶測は否定するが、「選挙ポスターは、橋下知事とツーショット
小泉チルドレン・杉村太蔵議員、次期衆院選不出馬を表明 (6月4日 17:58) 解散近し!橋下人気引っ張りだこ…与野党ともあやかり作戦 (6月4日 15:31) 補正予算3法案が衆院通過 (6月4日 13:38) 北海道活性化を目指す「中核都市会議」創設、札幌など6市 (6月4日 07:43) 官僚の政策根回しを禁止…民主・菅氏が政権構想私案 (6月4日 03:11) 「総理の休日よりもいい」麻生さん、若田さんをうらやむ (6月4日 00:56) 総務相「西川氏続投認可しない」…郵政社長人事 (6月3日 22:29) 政府の財政再建目標、GDPに対する債務残高比率に切り替え (6月3日 21:10) 衆院選投票、8月9日避けて…長崎・広島両市長が首相に文書 (6月3日 19:38) 日本郵政社長の続投問題「信念曲げない」…総務相が辞任示唆 (6月3日 10:23)
平野博文総務委員長代理(役員室担当)は4日、細田自由民主党幹事長の質問状への回答を送付した(下記PDF参照)。 この中で平野総務委員長代理は「党首討論はあくまで国会の正式な常任委員会である国家基本政策委員会における党首同士のもの」として、「党首同士の国会討論の後に、代理の方から不躾に質問状をいただいたこと」には戸惑いを禁じえないと指摘。 そのうえで「党利党略による一方的なペーパーの発信を繰り返すのではなく、延長の必要性と理由を国民に対して十分に説明したうえで、国会に議席を占める政党として、開かれた国会の場で大いに論戦を行うべき」との見解を示している。
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治> 日本郵政の西川善文社長の再任を巡る問題で、鳩山邦夫総務相が3日、「(麻生太郎首相が社長続投を容認した場合でも)認可権限を行使して認可しない」と語り、同社の取締役人事に対する総務相の認可権限をたてに、あくまで続投阻止を貫く姿勢を強調した。首相官邸は、衆院の解散・総選挙を控えて政局の混乱を避けたい思惑もあり、西川社長の再任支持の方向で調整が始まっているが、孤立感を深めている総務相は、妥協案なしの強硬姿勢で社長更迭を迫る。麻生首相は事態をどう収束させるのか。長引く人事問題に、官邸の調整力不足も指摘されている。【望月麻紀、坂口裕彦】 鳩山総務相は3日朝、自宅前に集まった報道陣に、西川社長が続投した場合は総務相辞任もあり得るとの考えを示した。 だが、同日午後には東京都千代田区で「社長の続投が決まれば辞任するつもりか」と改めて質問されると、「私が(西
本日も若手ホープSくんと福知山をまわってきました。やっぱりSくんはホープです!(ご本人からホープっていうんをやめてくれ・・・と言われていますが。すみません。)勤務仕事明けのお疲れのところ日本をかえるため、平成維新のために時間と労力を惜しまない若者の存在は、今のこの時代にかけがえない存在です。 Sくんに続いて、若者が動き出せば必ず世の中は変わりますね(^^)「もう(今の世の中に)だまっていられない!」という同志、何ができるか分からないけど手伝ってみたいという方、是非ご連絡ください。 これからの世代は、真面目に働いて税金をおさめても年金がもらえない、将来どうなるか分からないという不安にさいなまれ、夢や希望を描きにくくなっています。 10~30代の自殺率は上昇傾向にあります。非常に悲しいことです。 私に最近届いた市府民税16万7千円。 去年の確定申告の結果です。昨年は収入がありましたが今年に至っ
日本郵政の西川善文社長の続投をめぐる政府・与党内の暗闘が泥沼化してきた。「かんぽの宿」譲渡問題などで西川氏と対立を深めている鳩山邦夫総務相は3日、「西川氏が辞めるのは当然だ。正義のために続投を認めない」と述べ、6月29日の株主総会で西川氏が再任されても認可しない考えを表明、自らの閣僚辞任をほのめかした。 一方、政府・与党では「西川氏に辞任の意思がない限り、交代させるべきではない」との声が大勢を占めており、鳩山氏が強権を発動すれば、大混乱に陥りかねない。麻生太郎首相は河村建夫官房長官らに鳩山氏の説得を指示し、事態収拾に乗り出したが、調整は難航している。鳩山氏、西川氏のどちらを立てても遺恨を残す。首相の最終決断の時は刻一刻と迫っている。(石橋文登、酒井充) 「政治家の言葉は重い。私は信念を曲げることはしない。察してください。まあ、深刻な問題ほど明るくいこう。明るく…」 3日朝、鳩山氏は東京都文
【09首都決戦 都議の正体】(上)3つの報酬 厚遇、辞められない (1/3ページ) 2009.6.3 22:34 「都議会議員選挙の期間中(7月3~11日)の公用車の配車は原則として行いません」 今月1日に開会した現職都議にとって最後となる都議会定例会。7月12日投開票の都議選を前に都議会局は部長名で、全都議に注意文書をファクスした。かつて、選挙活動に公用車を使用した都議が問題になったことがあったためだ。 「(公用車の)経費はあくまでも都税ですので、中には危ない使い方をする先生もちらほらいて、少し気をつけてほしいということで…」(関係者) 都議は庁有車と借り上げのハイヤーがほぼ自由に使える「特権」がある。都によると、所有する公用車は現在21台。うち議長、副議長のほか、自民、民主、公明の主要3会派の幹事長には専用の公用車が配車される。さらに自民3台、民主と公明に各2台が割り当てられ、役職に
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方
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