東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発で、政府や東電は21日、送電線が外部と20日につながった2号機で原発の運転を監視する中央制御室の復旧作業を進めた。経済産業省原子力安全・保安院によると、電気系統で交換や修理が必要な部品などがあり、冷却機能の回復までには数日かかる可能性がある。また、3号機で21日午後4時ごろ、使用済み核燃料プール付近から「黒煙が上がっている」と保安院に通報があった。周辺の作業員は屋内退避し、電源回復のための復旧作業が中断した。保安院によると、原因は不明だが周辺の放射線量に変化はないという。2号機でも午後、白い煙が確認された。【足立旬子、日野行介、河内敏康】 2号機については、原発の運転を監視する中央制御室の通電を目指し、機器や配線に故障や漏電がないか点検が進められた。 東電などによると、2号機周辺は放射線量が高いが、外部電源の接続で中央制御室の空調が作動すれば、フィ
3号機の煙「問題ある状況ではない」 枝野官房長官2011年3月21日20時16分 印刷 Check 21日午後4時10分ごろ、福島第一原子力発電所の3号機で、一時、灰色の煙が上がった=東京電力提供 枝野幸男官房長官は21日夕の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所3号機から灰色がかった煙が出ていると東電が発表したことについて、「様々なモニターの数値には悪い数字は出てきていない。原子炉、放射能という観点から、今のところ問題がある状況は認められない」と述べた。 煙の原因については、枝野氏は「(3号機の)建屋の中には様々な可燃性のものがあるので、そうしたところが出火した可能性も含め、しっかりと状況把握に、現地において努めてもらっている」と語り、調査中だと説明した。 アサヒ・コムトップへ
支援したいが…自民「野党に限界ある」民主「国会に来てもやることない」 東日本大震災で、政府入りしていない与野党議員は、それぞれ独自に被災者支援に取り組んでいる。街頭募金や物資の手配など、可能な範囲での救援活動を展開中だ。被災地ではいまだに物資不足が指摘されており、政府対応を見守りつつも、「歯がゆさ」を抱える議員も多い。 自民党は15日、被災地を除く各県連に、計約1100の募金箱を送付。受け取った各議員がそれぞれ、街頭に立っている。 長期政権で培った独自の人脈を活用するケースもある。大島理森副総裁は16日、日本経団連の米倉弘昌会長を訪ね、被災県の災害対策本部から必要な支援物資の要請を受ける「ホットライン」の開設を要請。米倉氏が即決し、政府を通さず、被災地と経団連を直接結ぶルートが開けた。 ただ閣僚経験者の一人は「アイデアを出しても、野党にできることには限界がある」とも語る。 民主党
福島第1原子力発電所での放水作業を指揮した東京消防庁の緊急消防援助隊の警防部長は「海からの取水場所を探すのに苦労した」と記者会見で明らかにした。原発施設の浜側は津波が押し上げた泥などで一面が覆われ、作業が困難だったらしい。福島第1原発はいま、眼前にある海から切り離されてしまっている。海に依存するという日本独特の原発のありようが、今回の大事故の根っこにある構造的要因だ。欧米の多くの原発で、外観
(英エコノミスト誌 2011年3月19日号) 自然災害が歴史を変えることがある。日本の津波はその一例になるかもしれない。 「ツナミ」という言葉が世界中で使われる数少ない日本語の1つになっていることは、日本にとって自然災害が身近な存在であることを示唆している。 だが、痛みに満ちた日本の歴史に照らして見ても、今現在の苦境は悲惨なものだ。 広島型原爆3万個分のエネルギーに相当するマグニチュード9という日本史上最大規模の地震に続き、津波がいくつもの町を丸ごと消滅させた。被災した沿岸部の町から断片的に伝えられる報道で、恐怖の全容が少しずつ見えてきている。 冷たい大波が破壊された町の残骸を数キロ先の内陸まで押し流し、高台に緊急避難できなかった高齢者や逃げ遅れた人々の大半の命を奪った。この記事を執筆している時点で5429人という公式発表の死亡者数は、今後間違いなく増えるだろう。いくつかの町では、人口の半
政府・民主党は20日、東日本巨大地震の被災地復興などに取り組む「復興庁」を創設する方向で検討に入った。 複数府省にまたがる復興事業を統括し、迅速に復興を進める狙いがある。専任の担当閣僚を置き、内閣法改正で増員を検討している閣僚の1人を充てる方針だ。 「復興庁」は、関東大震災後に首相直属機関として設置され、大規模な復興計画を立案した「帝都復興院」を念頭に置いたものだ。東日本巨大地震では、復興予算の規模が阪神大震災を大きく上回る10兆円超に及ぶとの見方もあるため、政府・民主党は新たな統括組織が必要と判断した。 現時点では内閣府の外局とする案が有力だが、独立組織とする案もあり、今後、具体的な議論を進め、必要な法改正も行う方針だ。
今回の東日本大震災とちょうど同じ頃、来日してコンサートツアーを行っていた 歌手のシンディ・ローパーさんが、多くのライブやイベント、公演等が中止になる中、 あえて16日からの東京公演を決行。日本のファンに向けて募金と節電を呼びかけたとのことです。 今回の被災者たちに対し、世界中の様々な方が励ましや慰め、応援の言葉をかけてくれていますが、 我々から見て最も印象的だったのは、日本のマスコミのインタビューに答えた彼女の次の言葉でした。 「日本は、これまで世界中の困っている人を助けてきた。だから今回はみんなで日本を助けたい」 ご存知の通り、今回の大震災は海外でも大きく報道され、現時点で実に116もの国と28もの国際機関から 支援の申し出が日本政府のもとに来ています。これは阪神大震災のときの倍以上の数であり、 最近の世界的大災害の中でも突出した数字とのことです。 「大災害が起こった時には国際的に支援す
タレントのビートたけしさんが、震災被災地での犯罪行為や、パフォーマンス的に振る舞う政治家を強く批判し、ネットで「よく言ってくれた」と話題になっている。 たけしさんの発言は、レギュラー出演しているTBS系情報番組「情報7days ニュースキャスター」(2011年3月19日放送)でのものだ。 政治家の作業着「何の役に立つの」 毎回冒頭で、1週間の出来事をたけしさんが司会の安住紳一郎アナと振り返るのだが、いつもは冗談をまじえて笑わせるたけしさんの様子がこの日は違った。 まず、大地震直後に、無人のコンビニなどで発生していたとされる盗難について、「日本人はいつからこんなにマヌケ、せこくなったのか。死体から何かとったり空き巣に入ったりさ、ああいうの撃ち殺していい」とキツイ一発。たけしさんにしてみれば、それくらい非道な行為に思えるということなのだろう。 次に、震災対応にあたる政治家の姿勢にホコ先を向ける
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