民主党兵庫県連は29日、神戸市長選(10月11日告示)で3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)を単独推薦する方向で党本部との調整に入った。与野党相乗りの現職が大敗した27日投開票の堺市長選を受けて、公明党県本部はすでに矢田氏推薦を見送る方針を固め、自民党県連も同調する見通しだ。ただ、自公とも水面下で矢田氏を支援し、事実上の相乗りになるとみられる。 複数の関係者によると、市議会の民主、自民、公明の各会派幹部と矢田氏が29日に会い、民主以外の推薦を求めないことで合意。その後、民主党県連幹部が矢田氏単独推薦の意向を小沢一郎幹事長に伝えたという。民主党本部は知事選と指定市長選での相乗りを原則禁止している。 矢田氏は過去2回の選挙で民主、自民、公明などの推薦を受け、今回も同様の支援態勢を求めていた。各党も推薦を検討していたが、堺市長選での相乗り批判の強さから方針転換を迫られた。自民党県連幹部は「こ
堺市長選で相乗り批判を展開し、新人初当選の原動力になった橋下徹・大阪府知事(23日午前11時、堺市堺区で)=里見研撮影 相乗りの現職市長が敗れた〈堺ショック〉から一夜明けた28日午前8時、神戸市中央区の公明党兵庫県本部に、市議や県議ら計16人が集まった。 ミナト神戸の顔を決める市長選の告示が10月11日に迫る。過去2回、与野党相乗りで支えた矢田立郎氏(69)が3選を目指す。 市議会は民主、自民、公明3党が矢田氏支援でまとまっていた。しかし、その3党に前夜の堺市長選の結果が重くのしかかる。バンザイしたのは、「相乗り候補」の現職木原敬介氏(69)でなく、橋下徹・大阪府知事が応援した元府政策企画部長竹山修身氏(59)だった。 「自主投票がいい」「矢田氏を評価しているのに自主投票はいかがなものか」。会議では堺で吹き荒れた相乗りへの「逆風」を受け、意見が飛び交った。結局、民主党が矢田氏を単独推薦しな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く