「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記のための工作機関」。21日、大阪府警に詐欺容疑で逮捕された男(41)が指令を受けていたとされる北朝鮮の対外工作機関「偵察総局」は、正恩氏の後継者内定とともに発足し、韓国に数々の工作を仕掛けてきた。男以外にも脱北者を装い、日本に潜入していた工作員がいるとの情報もある。スパイ行為を直接摘発する法律のない日本が「北の工作天国」となっている実態が浮かぶ。5つの顔使い分け 「あなたの団体に怪しい男がいる。危害を加える恐れがある」。関係者によると、北朝鮮情報を取り扱う民間団体が昨年4月、日韓の捜査当局側からこんな“警告”を受けた。 「怪しい男」こそ、大阪府警外事課が21日、兵庫県から融資金約1千万円をだまし取ったとして逮捕した運送会社社長、吉田誠一容疑者だ。日韓捜査当局は、吉田容疑者と偵察総局関係者との接触を把握し、マークしていたのだ。 同団体に昨年3月に採用され、
アスベスト除去を行うと偽り、兵庫県の融資金1千万円を詐取したとされる事件で、大阪府警に逮捕された吉田誠一容疑者(41)が現役の神戸大院生で、朝鮮半島情勢を研究するゼミに所属していたことが22日、分かった。北朝鮮の指示で情報収集を担っていた疑いも浮上している吉田容疑者だが、入学動機は「中立的な立場で勉強したい」とし目立った工作活動はみられなかった。しかし、酒の席では「(故金正日総書記の長男の)金正男氏とサッカーをした」などと、北との緊密な関係を示唆する発言もしていた。 大学関係者によると、吉田容疑者は平成17年秋、社会人枠を利用して神戸大大学院国際協力研究科の博士課程前期課程を受験した。現在は日本国籍を取得しているが、当時は朝鮮籍だった。 面接試験では「北朝鮮による拉致問題が発覚して自分の人生に疑問を持つようになった」と志望動機を説明。「中立的な立場から北朝鮮をめぐる問題を勉強したい」と訴え
【ソウル=門間順平】北朝鮮が同国に残された戦前の日本人の遺骨返還問題を日本側に提起していることが19日、明らかになった。 人道問題を前面に出し、拉致問題で行き詰まっている日朝関係を動かして日本からの支援に結びつけたい思惑とみられる。 関係者によると、日本政府は拉致問題での進展が先決だとして、対応を保留している。 遺骨は戦前、現在の北朝鮮内で暮らし、同地で亡くなった日本人や、終戦直後に旧ソ連抑留後、北朝鮮に移送されて死亡した旧日本兵らのもの。関係者によると、4月の金日成(キムイルソン)主席生誕100年記念行事に参加した訪朝団に対し、北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)日朝交渉担当大使が、この問題に言及した。 宋大使は、平壌の工事現場などで多数の日本人の遺骨が見つかっているとし、「要望があれば、墓参を受け入れる用意がある」などと日本側に伝えた。
北朝鮮が外資誘致を名分に、中国に居住する中国人や外国人事業家に北朝鮮女性との国際結婚を奨励する動きを見せている。 「美人計」を前面に出した国際結婚を国家的な事業として推進しているのだ。 12日のNK知識人連帯によると、北朝鮮の美女との結婚を望む人は、北朝鮮に結婚承認のための費用を前払いしなければならない。 金額は中国人民元で約30万元(約370万円)だ。 これを入金すれば、北朝鮮国家レベルで選抜されて教育を受けた美女と結婚できる。 中国国籍の事業家や外国人の事業家が北朝鮮女性と姻戚関係になれば、北朝鮮政府は美女を前面に出しながら大小の事業の提案をする。 事業名目の投資がない場合、100万ドル(約11億ウォン)の追加金額を追徴するという。 北朝鮮と中国の国境地域を行き来しながら国際結婚業を担当しているある関係者は「国際結婚をする北朝鮮女性は国と党レベルで選抜される」とし「主に労働党5課、中央
北朝鮮に関するマスコミ報道には、いつも独特の言い回しがついてまわる。 まるで、「北朝鮮」という言葉には枕詞がつくことになっているかのようだ。 先日平壌市内で見つかった、終戦直後の残留日本人のものと見られる遺骨に関する記事をサンプルとして、その実例を見てみよう。 東京新聞(4/20): 北朝鮮大使「残留邦人遺骨返還も」 平壌に多数 日本揺さぶりか 北朝鮮の平壌市内などで、終戦前後の混乱で残留した日本人のものとみられる多くの遺骨が見つかったと北朝鮮当局者が話していることが十九日分かった。十五日の金日成主席生誕百年の記念行事に合わせ北朝鮮入りした日本からの訪朝団に宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が伝え、日本側から収集や返還の要請があれば応じる考えを示した。複数の関係者が明らかにした。 長距離弾道ミサイル発射で国際社会での孤立が深まる中、遺骨返還を持ち出し、日本側を揺さぶる狙いがあ
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