拉致救出議員連盟のメンバーとの会談であいさつする国連北朝鮮人権調査委員会のカービー委員長=28日午後、参院議員会館 北朝鮮の日本人拉致問題を査するため来日した国連北朝鮮人権調査委員会のカービー委員長(オーストラリア)は28日、超党派の国会議員でつくる拉致議連の平沼赳夫会長ら幹部と国会内で会談し、日本人拉致被害者の人数について「ベストな数字を報告したい」と述べ、来年3月にまとめる最終報告書では日本政府が認定している17人から拡大する可能性を示した。 議連側は、日本政府が拉致の可能性があるとしている行方不明者が約860人に上ることなどを説明。カービー氏は「中身のある国連の報告書を作り、どう次のステップを成功に導くかを議論したい」と語った。 これに先立ち、カービー氏らは都内で開催した岸田文雄外相と古屋圭司拉致問題担当相による説明会に出席した。岸田氏は「拉致を含む北朝鮮の劣悪な人権侵害を明らかにし