岸田首相が新設した人権問題担当の首相補佐官に、自民党の中谷元・元防衛相の起用が決まった。10日の内閣発足に合わせ就任する。香港の民主化やウイグル自治区の状況を巡る中国の問題を念頭に人権啓発を促す狙いだが、そもそも中谷氏自身が危うい人権感覚の持ち主だ。 安保法成立の“A級戦犯” 中谷防衛相の政治資金ズサン使途 「人権問題は議員としてかなり取り組んできたので、適切な助言ができるよう努めたい」――。中谷氏は中国の人権侵害を厳しく批判してきただけに、気合も十分。今年4月に発足した「人権外交を超党派で考える議員連盟」の共同会長を務める一方、日本国憲法が定める人権は嫌っているフシがある。 中谷氏は自民党の憲法改正推進本部副本部長で、国会でも改憲の旗振り役として議論を重ねてきた。中でも2012年6月7日の衆院憲法審査会での中谷発言は人権意識の危うさがにじみ出ている。 ■「個人の権利が強く、日本がまとまら
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