大阪市議会が開会した28日、深夜の本会議で市立学校の行事で教職員に「君が代」の起立斉唱を義務付ける条例案が可決され、成立しました。橋下徹市長が提案していた条例案を「大阪維新の会」と公明党、自民党が一部修正で合意した上で賛成。日本共産党、民主系会派は反対しました。 昨年6月、府議会の「維新」過半数で強行された「君が代」起立強制条例と同様の内容で政令市では初めて。憲法19条で保障された「思想・良心の自由」を侵害する暴挙です。 反対討論で、日本共産党の井上浩市議は、「国旗・国歌」法制定時にも、国民と学校現場への義務付けや強制はしないと確認されていたことを指摘。条例案は憲法の原則に反していると批判しました。 「君が代」斉唱を強制することは、教育関係法令が禁じる「不当な支配」そのものだと指摘しました。 井上氏は、「教育には、政治的中立が求められている」と強調。「市長の立場は教育への政治介入を無理やり